この夏は、映画館で優しい涙を流したい
心をデトックスして、すっきりしよう
暑い日が続くこの夏。いつも忙しくしている大人女子にオススメしたいのが、ズバリ映画館へ足を運ぶことです。
最近、映画を観ている方も、映画館はごぶさたという方も、この夏は映画に触れて、心もカラダもリラックスしませんか?たくさん涙を流せば、それだけで何だか心が軽くなり、すっきりしますよね。心のデトックスになるんです!
セカチュー世代に捧ぐ♡この夏の1本に『キミスイ』を指名
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社
たくさんの作品が公開される中で、今年の夏休み映画として私たち大人女子世代にオススメしたい作品が公開します。
『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』という作品で青春時代に泣いた……という世代に贈る感動作。当時の気持ちを思い出させてくれる映画『キミスイ』の愛称で話題の『君の膵臓をたべたい』です。その魅力&見どころをご紹介します。
泣きたい時に♡『キミスイ』の見どころ4選
① 『セカチュー』『いま会い』『オレンジデイズ』世代へ捧ぐ♡心揺さぶる1本
学生だった頃に、『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』『オレンジデイズ』といった青春ラブストーリーで涙した世代のための映画です。
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社
舞台は小説で描かれている12年後。主人公“僕”を演じる小栗旬さんを中心に話が進みます。“僕”は学生時代に大切な人を失いました。その大人になった“僕”が当時を思い出すところから、物語は始まっていきます。
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社
実は、アラサー世代が青春時代に観た『セカチュー』や『いま会い』も小説から映画化された大ヒット作品です。本作も同じく原作は小説です。いわゆる最近のキュンキュンする少女マンガ原作の映画とは違う、私たち世代の大人女子が観るべき映画と言えそうです。
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社
学生時代に定番だった「スイーツパラダイス」や「パカパカ型の携帯電話」などが登場するのも、まさにあの時代を思い出させてくれます。
② 小説とは異なる“オリジナルストーリー”
泣ける小説として支持されているベストセラーがついに映画化することで話題にもなっている本作。原作では描かれていない、12年後の“現在”が起点になっているので、今の私たち世代の視点から観ることができるんです。
実際に観た人も今の私たち世代だからこそ響くと絶賛しています。一見すると、“青春ラブストーリー”かと思いきや、過去と現在が交錯する、美しい物語が大人女子の心を揺さぶります。また敬遠しがちな“タイトル”も、注目するべきポイントです。
君の膵臓をたべたい――観た人だけがわかる、この言葉に込めた真意を知る時、きっと涙することになるでしょう。この言葉が意味することは?僕と桜良の関係に何の意味があるのか?この言葉で泣かされてしまうほど、大きな意味を持っています。
インパクトの強いタイトルとは裏腹に、とても穏やかで切ない 青春ストーリー。 若い方向けなのかなと 思っていましたが、 私世代にもどんぴしゃな映画でした。
タイトルからでは想像できないほど感動してしまいボロボロ泣いてしまいした。
学園ストーリーは共感ができないと勝手に思い込んで今まで避けていましたが、原作にはない12年後のストーリーも含まれているので、むしろ今の私たちの世代にピッタリ。
過去と現在の時間差が、自分のそれと重なって、感情移入をしてしまいます。正統派青春ラブストーリーではないからこそ、青春時代を経て人生で経験を積んできたアラサー世代の心に響きます。
③ 『P.S.アイラブユー』『きみに読む物語』……手紙映画の新定番!
また、本作の魅力は、“手紙映画”であること。大人女子が泣いてきた『P.S.アイラブユー』『きみに読む物語』『猟奇的な彼女』に続く、新定番となりそうな作品です。
物語を読み聞かせていくという“手紙映画”は、女子が大好きなストーリー。主人公・桜良の親友であった恭子を演じるのは、北川景子さん。大人になった“僕”や恭子は、まさに大人になった私たちと同世代。結婚を控えており、青春時代から大人になるまでの複雑な感情も教えてくれます。
©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社
『セカチュー』では、カセットテープの交換日記が、あの頃と今を繋いでいました。今回は“手紙”が、過去と未来を繋いでくれています。桜良が手紙に託した切ない想いに、誰もが“感動の涙”を流すでしょう。
④ エンディングを飾る、Mr.Childrenの「himawari」
衝撃のラストが終わると、エンディング。『オレンジデイズ』の主題歌でもあった、ミスチルが流れます。
どこか懐かしく メッセージ性の強い内容。 泣くはずないと思っていたのに 中盤から涙が止まらず、、 ラストに待ち受けるまさかの展開に、終わった後も しばらくぼう然……。もっと一日一瞬を 大切に生きなきゃと思いました。
この映画のために生まれた楽曲「himawari」は、物語の余韻を噛みしめる時間としてぴったり。物語の最後を彩ってくれます。夏まで生きられなかった主人公“桜良”と夏の花「ひまわり」の意味もすごく考えさせられます。
ぜひ、歌詞にも注目して見てください。このために書き下ろされた言葉にまた涙が止まらなくなるのです。まさに、一日一瞬を、大切に生きようと気づかせてくれる映画です。
「キミスイ」が、この夏の大人女子ご指名ムービー♡
涙は「心のデトックス」とも言われています。仕事や恋愛、家事に毎日忙しい人こそ、この夏はたくさん泣いて心も休めてあげましょう♡