学校や公共施設での無料提供法案が可決。
英スコットランド議会が24日、生理用品を国民に無料提供する法案を可決。貧困により生理用品が購入できないという問題を撲滅する第一歩となりました。
■生理用品が無料に
生理用品の無料提供が法的に認められたスコットランドでは、今後学校をはじめとする公共施設で生理用品を入手することが可能に。
提供は各自治体や教育機関が行うこととなりました。
生理用品を購入するお金は馬鹿になりません。世界には貧困が原因でナプキンやタンポンを購入することが難しい女性もおり、近年大きな問題として度々議題に上がっていました。
関連記事:「女性の生理」の討論に大反響 紗倉まなの発言に男性陣は衝撃
■見逃せない貧困問題
「格差」に対する統計によると、スコットランドでは約20%近くの人口が相対的な貧困状態にあるとのこと。
政府はこれまでも生理用品の無料提供を推進してきましたが、法案として可決されるのは世界でも初です。
自治政府のスタージョン首相は法案の可決を受けて、公式ツイッターに「スコットランドが世界初の生理用品無償提供国となることを誇りに思う」と心境を明かしています。
■毎月の支出が苦しい人は確実にいる
この報道を受け、日本のツイッターにも「生理用品」といったワードがトレンド入り。
馬鹿にならない生理用品代が浮くことに対し「羨ましい。せめて非課税にして欲しい」「日本も無料とはいかずとももう少し良心的な値段にして欲しい」「日本でも実施して欲しいよね!女子ということで生理用品でお金が掛かってしまうのは大変」といった羨望の声が多数集まりました。
一ヵ月に昼、夜用のナプキンを1パックずつ買ったとしても1000円を超える支出になりますし、場合によってはもっと購入するという方も多い生理用品。
軽減税率すら適用されない現状に、私たちはもっと声を上げるべきなのではないでしょうか。
(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子)