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「子持ちに優しい職場」なんて嘘だよね……ママたちはどうやって職場を探してる?

みなさんは仕事を探すときに、何を優先していますか? たとえば子どもが急な熱を出したら仕事を休んだり早退したりしないといけなくなりますし、子どもの用事で仕事を休まないといけないこともあります。そのため「子持ちに優しい職場」を探そうとするママさんは少なくないはず。けれども現実は……。

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みなさんは仕事を探すときに、何を優先していますか? たとえば子どもが急な熱を出したら仕事を休んだり早退したりしないといけなくなりますし、子どもの用事で仕事を休まないといけないこともあります。そのため「子持ちに優しい職場」を探そうとするママさんは少なくないはず。けれども現実は……。

『子持ちに優しい職場なんてないね。みんなどこで働いているの?』

子持ちに優しい職場なんてないと断言する今回の投稿者さん。職場で嫌な思いをしたのでしょうか。

「子持ち歓迎」の言葉に騙された……

ママたちからは「子持ち歓迎」の言葉に騙された、という経験談が届いています。

『分かる。ないよね。シフト制はもうやりたくない。私はスーパーのレジをやったことあって、急な子どもの用事で休みたいとしたら、自分で代わりを探さないといけない、熱など急な休みもできなくて。2度と接客はやらないと決めた。熱の保育園のお迎えの連絡なんか、レジ定時で終わって事務所に行ったら「保育園から連絡があったよ。あと20分で終わるから知らせなかったけれど」と言われた。有り得なくないですか?』
『小さな子がいても安心して働けますって書いてあったのに上司に「幼稚園の行事多くない?」とか熱出したら「うちの子はそんなじゃなかった(そんなに熱出さなかなかった)」とか言われて知らねーよ。と思った』
『上司に理解があっても子育てが終わった世代のパートさんが性悪だと嫌みとかすごいよ。謝っても無視なんてザラだった。工場だから人手が足りているから休んでもいいよなんて嘘だったな。運だよねー……』
『子どもがいない主婦だとすぐ産休になるんでしょ? と嫌な顔をされ、子持ち主婦だと子どものことで休むの多いでしょ? と嫌な顔をされ……。家事育児仕事して女は大変だぁ』

子どもの用事や熱で休むと嫌味を言われたり、代わりの人を自分で探さなければならなかったりと働きにくい思いをしたママは多いようですね。確かに、職場によっては1人が休むとその分のフォローをしないといけない人が出てくるのかもしれません。そのため休んだ人に対し嫌味を言ってしまう気持ちも分からなくはありませんが、それでは子育てをしながら働くママは肩身が狭くなってしまいますよね。

ママたちはどんな職場で仕事をしているの?

では、どんな職場であれば本当に「子持ちに優しい」と言えるのでしょうか?

『派遣でピッキング。毎日派遣パート、バイトが30人前後集められるから、当日朝に休んでも目立たないし、「わかりましたー」で終わる。しかし、キャリアとかは積めない。慣れはするけれど、単純作業の繰り返し』
『梱包、発送の職場。休めるし子育てが終わった人が多いからありがたい』
『データ入力のパートをしています。割と大人数いるし周りもママさんだから、急な早退にも休みにも優しい。誰にでもできる仕事だからっていうのもあるんだけどね(笑)』

自分1人が抜けても困らないように、たくさんの人が働いている仕事に就いているというママさんのコメントが集まりました。自分がやりたい仕事というよりも、働きやすさや休みのとりやすさで職場を探しているということですね。

『就活のときに、やりたい仕事よりも結婚出産しても定年まで働ける職場を優先して選んだよ』

働きやすい職場と出会えるのは運次第なの!?

いっぽうで、望んでいる職種かつ働きやすい職場もあるという声は少なくありませんでした。

『うちの職場は優しいよ。当日欠勤OKで代わり探さなくてよし、シフトも希望休全て通るし、人間関係も超いいよ』
『飲食店だけど良かったなぁ。みんな優しくて、一目見れば体調が悪いのがわかって帰らせてあげたり、子どものことで学校から電話がくれば快く帰らせてくれたり。いい人ばっかりだったわ』
『小さい会社で独身時代から事務しているけど、若い女性が今までほぼいなかったから私が初の産休育休取得者。で制度を整えてくれて上司のおばちゃんも社長もめちゃめちゃ理解あって子どもが保育園に行けない日は子連れ出勤したら面倒を見てくれるし、一通り終わらせて午前で帰るとか全然している。休んだ分仕事は溜まっているし給料は少ないけれど融通が利きすぎてもう他じゃ働けないわ。「あなたが年を取って若い子が次入ってきたら同じようにしてあげな」って言われているけれどほんとにそうしようと思う』

働きやすい職場かどうかは、正直「運」という側面もあるかもしれません。しかし自分のやりたいことと働きやすい職場を諦めずに探した結果、出会える可能性もありそうですよ。

面談の時点で、しっかりと要望を伝えておくことが大切!

『限度があるよね。休むにしても。当たり前みたいに思っているとどこでも務まらないかと』

ただし「子どもがいるのだから当日欠勤も早退も仕方がないじゃない!」ということではありませんよね。人数が限られた職場であれば、シフトに穴を開ければ少なからず誰かしらがフォローをしなければなりません。反対の立場に立ってみると「子どもがいるんだから仕方ないじゃない!」という態度でいられては、手を差し伸べるにしても困ってしまうでしょう。子どもがいるからといって、へりくだる必要はないと思いますが、サポートやフォローをしてもらうことには感謝の気持ちを持っていたいですよね。

「子持ち歓迎」のフレーズを掲げている職場であれば、面接の際に「子どものいるママたちが、どのような働き方をしているのか」などについて話を聞くことも重要かもしれません。また子どもの年齢や周りのサポートの有無なども伝えつつ「急に休みをもらうこともある」ことを率直に伝えておくとよさそうですね。あとになって「こんなはずじゃなかった……」を防ぐためにも、働き始める前にしっかりと希望を伝えておくことをおすすめします。

文・物江窓香 編集・一ノ瀬奈津

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