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話題沸騰!23人の異世界を味わえる期間限定の美術館

エンタメ

東京・表参道のスパイラルガーデンで2017年10月13日から開催されている日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」は、23の作家による異世界を巡るアート体験ができる期間限定の美術館です。話題の香取慎吾さんの作品も出展されるとあって注目を浴びています。

多種多様の思いが集結した無料で楽しめる美術館

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日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」は「障害者と芸術文化」の領域への支援を長年にわたり行っている日本財団が主催しています。「多様な個性を認める社会の実現」をコンセプトに、会場では現代アート作家のみならず、心身に障害を持ちながらも「表現したい」「物を作りたい」という熱い思いで制作に打ち込む作家たちの既成概念にとらわれない、奔放なアウトサイダーアートの魅力を、無料で体験できます。

例えば、ギャラリーに所属し、プロのアーティストとして活動をする人はもちろん、周囲のサポートを得ながら障害者支援施設のアトリエで制作する人、自宅で制作をする人、作品をつくるとき、美術の歴史を意識する作家もいれば、そうしたことに無関心で、ただ制作に集中することで、心のバランスを保てているという作家もいたりと、経緯も行き先もさまざま。多種多様な作家たちを結びつけているもはズバリ、「つくりたい」という欲求。どうしようもなくわき起こって、何かをつくらずにいられないような、自我を超えたアクションが作品になっています。

誰にでも居心地のいい工夫がいっぱい、アクセシブルな展覧会

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この展覧会ではアート作品を「精神的に安定した状態を生み出しその状態を維持するための能動的な道具」と捉えて、作る側はもちろん、見る側も展覧会に参加できる仕掛けが随所に散りばめられています。

さらに、「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」では障害を持つ人、高齢の人、小さな子供を連れた人などさまざまな人にアートを楽しんでもらうため、車いすでも鑑賞を楽しめるように会場内がスロープ状になっていたり、作品の展示位置が低くなっているのも特徴です。他にも、何か困ったときにお手伝いができるように、スタッフが常駐する「ウェルカム・ポイント」や、照明を落とした静かに過ごせる部屋「クワイエット・ルーム」、音声を通して作品を知ることができる「オーディオ・ディスクリプション」などひらかれた展覧会になっています。

アーティスト・香取慎吾の魅力を味わえる!

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このアート展で話題を集めているのが、香取慎吾さんの作品「イソゲマダマニアウ」「火のトリ」が出展されているということ。「僕にとってアートとは、ルールやゴールが存在しないもの。始まりにも終わりにも正解はなく、自分の物差しで決めることができる、かけがえのないものです。常日頃、そんな思いを抱いている僕が、このような境界線のないアート展に参加できるなんて、こんなに嬉しいことはありません。」とコメントを寄せていました。アーティストとしての香取さんの魅力に圧倒されること請負です!

イベント情報

日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」
東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F
03-3498-1171

日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」
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