大阪府河内長野市の工房にて、環境に配慮された「ベジタブルタンニンレザー」を主に使って作られる「Teha’amana(テハマナ)」のトートバッグ。配色が楽しいスエードのバケツバッグや、ロープ使いが特徴的なカゴモチーフのバッグなど、上品だけど毎日持ちやすいデザインのアイテムが揃います。
環境に配慮したレザーを主に使用しているブランド
「Teha’amana(テハマナ)」は、大阪府の河内長野市に工房を構える革製品のブランド。天然植物の皮や実などから抽出したタンニン剤でなめした「ベジタブルタンニンレザー」を主に使って、環境に配慮しながらさまざまなアイテムを生み出しています。できるだけ革を無駄しないことを心がけ、大量生産を行わないのも設立当初からのポリシー。
ベジタブルタンニンレザーは他の革に比べてなめしの工程に手間がかかりますが、自然な風合いを楽しめるのが魅力。使い込むほど色が深くなって独特の光沢が出てきます。今回ご紹介するのは、そんな経年変化をじっくりと味わえる、毎日使いたくなるバッグたち。
他にはないフォルムが愛らしいバケツトート
温かみを感じるスエードのボディーに、なめらかな革のハンドルを合わせたバケツ型のバッグ。異なる質感と、お互いを引き立て合う配色で、秋冬の装いにワンポイントを添えてくれます。口部分の木製留め具は、Teha’amanaのロゴが入ったオリジナルのもの。
底が円形になっているので、余裕をもって荷物を入れられます。ハンドルの幅は広めでしっかりしていて、持ち歩きが楽。普通のトートバッグにはない愛らしいシルエットを肩にかけて、おでかけを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Suede Baketsu Tote
26,400円(税込)
ロープ使いが目を引くカゴモチーフのトート
ロープ使いが特徴的なこちらのバッグは、カゴがモチーフ。表面を擦ったようなムラが表現された、スモーキーな革を使用しています。リネンの内布は取り外し可能のため、気分によって好きな柄の袋やスカーフなどを入れて使うのもおすすめ。
ロープが使われているのは持ち手だけではありません。口部分にも一周ぐるりと巻き込んであり、使い込むごとにロープの模様が浮き出てくるデザインになっています。その模様や、ボディが柔らかくなっていく変化を心待ちにしながら使いたくなる一点。カジュアルさと上品さを併せ持っていて、さまざまなファッションに合わせられます。
Panier bag
41,800円(税込)
世界に一つだけのスプラッシュ柄を描いたショッピングバッグ
私たちが慣れ親しんでいるレジ袋の形を、ピッグスエードで表現したショッピングバッグ。とても軽くて気軽に持ち歩くことができ、ちょっとしたプレゼントとしても喜ばれそうなアイテムです。
表面の模様は、満点の星空や竹林の蛍、舞う雪など、Teha’amanaの工房がある里山の風景をイメージして描かれたもの。優しげなゴールドとアイボリーの塗料を使用し、一枚一枚手描きされています。ファッションにさりげなくアートを加えてくれるスプラッシュ柄は、世界に二つとしてない一点もの。
Pig suede shopping bag 2021aw splash
9,900円(税込)
秋冬のおしゃれに添えたいアイテムが見つかるはず
都会から少し離れた場所で、移りゆく季節を感じながら制作を行うTeha’amana。工房のギャラリーは月に一週間のみオープンしているとのことです。HPに日程が掲載されているので、実物を手に取ってご覧になりたい方はぜひ訪れてみてください。
今回ご紹介したバッグはほんの一部。また、バッグだけではなく、お財布やアクセサリー、ベルトなども数多く展開されています。ひと針ずつ丁寧に作られる革アイテムをお迎えして、秋冬のおしゃれを存分に楽しんでくださいね。
photo / Teha’amana
Teha’amana(テハマナ)
大阪府河内長野市小山田町2528-18
TEL:0721-52-3822
営業時間:11:00-18:00
※ギャラリーのオープンは月に1週間のみ。日程はHPよりご確認下さい。