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知らないと損!冷蔵庫スッキリ・食材長持ち♡便利すぎる食品保存グッズ5選

ライフスタイル

使い捨てのラップやビニール袋をエコなものに変えたいけれど、使いかけの野菜などの傷みが早まるのは困る…。今回はそんなふうにお考えの方に役立つ情報をお届け。山梨県のオーガニックファーム「ぴたらファーム」さんに、エコな保存用アイテムと、それぞれで保存するのに適した野菜を教えていただきました。

オーガニックの農園が教える、エコな食品保存アイテムの活用法

photo:Shutterstock
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余ってしまった食材の保存に使うラップやビニール袋は、たった一度、短時間使っただけで捨ててしまうのはちょっともったいないですよね。ただ、最近は洗って繰り返し使えるエコラップなどもたくさん販売されていますが、食材によってはうまくくるめなかったり、密閉性が低くて変色や傷みが早まってしまったりと、使いこなすのが難しいと感じる方もいるのではないでしょうか?

そこで今回ヒントをいただいたのが、山梨県北杜市にある「ぴたらファーム」。農薬や化学肥料不使用で野菜やお米などを育て、それを使った加工品などと共に、量り売りのお店やオンラインショップで販売しています。またその農園では、一般の方が畑づくりに挑戦できる貸し菜園やシェアハウスも運営するなど、ざまざまなことに取り組むオーガニックファームです。 公式サイトでは、プラスチックが使われていない保存容器と、それぞれに適した野菜と保存方法も提案しています。
エコな保存アイテムを取り入れながら、食材の日持ちをしっかりキープする保存の仕方を知りたい方はぜひここでチェックしてください。

保湿性のある蜜蝋ラップは根菜類や果菜類に

photo:Shutterstock
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布に蜜蜂の巣から採れる蜜蝋を染み込ませて作られる、抗菌性・保湿性がある「蜜蝋ラップ」。手の温度で温められると柔らかくなり、冷えると少しかたくなる性質があり、野菜を包んだり容器を覆ったりすると、食材の鮮度を保つことができます。

水洗いするだけで繰り返し使え、汚れが気になったときには中性洗剤や弱酸性の洗剤で洗うことも可能。(ただし、蜜蝋は高温で溶けてしまうので、洗うときには高温のお湯を避けましょう。電子レンジでの使用も不可となっています。)何度も使って古くなったら、植物の株元に敷いて水分蒸発や雑草を防ぐマルチング材にでき、いずれ自然分解されて土に還るのだそう。
蜜蝋ラップはさまざまなブランドやお店から販売されていて、キットなどを使って自作することもできます。

photo:ぴたらファーム
photo:ぴたらファーム

上記のとおり、ラップの代用品になる蜜蝋ラップ。器を覆うのに使え、おにぎりやサンドイッチの持ち運びにも重宝します。ある程度保湿性があるので、使いかけのじゃがいもやにんじんなどの根菜類、ナスやピーマンなどの果菜類を包んでも。その際は、切り口をしっかり覆うようにすると長めに保存できるそうです。

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保湿力高めのワックスペーパーは果菜類、葉菜類・豆類もOK

photo:Shutterstock
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おしゃれな雑貨屋さんのラッピングや、古本屋さんの本のカバーとして使われているイメージがある蝋引きの紙、「ワックスペーパー」。食品包装用の袋もあり、かつては魚などの生ものの鮮度維持や、お惣菜入れに日常的に利用されていたのだとか。

鮮度の落ちやすい野菜はもちろん、下処理や調理をしたあとの野菜も直接入れられ、冷凍も可能。洗えば3回ほどは繰り返し使え、蜜蝋ラップと同様にマルチング材にできて自然に還ります。

photo:ぴたらファーム
photo:ぴたらファーム

ワックスペーパーにはジップロック(R)と同じぐらいの保湿力があるそうで、幅広い食材に使え、切った使いかけの野菜も水分を保ったまま保存できます。
果菜類のきゅうりやオクラ、根菜類の大根は、水分が多かったり乾燥に弱かったりする食材なので、ワックスペーパーの袋に入れて冷蔵庫の野菜室や冷暗所で保管するのがおすすめ。(ちなみに夏の定番野菜のトマトやピーマン、きゅうりなどの適温は10度前後。水分が多いので暑すぎればカビが発生し、寒すぎると身を守るために養分が分解されて味が薄くなるのでご注意を。)
傷みやすいレタスやグリーンリーフなどの葉菜類や、早めに使い切りたい豆類、とくに鞘付きのエンドウやインゲンなどの冷蔵保存にも適しています。

また、野菜や豆類を加熱してから保存してもOK。傷みやすいブロッコリーや菜の花は、すぐに食べない場合は固めに茹でてからワックスペーパーの袋に入れて冷蔵庫へ。枝豆やモロヘイヤも茹でてから冷蔵・冷凍できます。

晒はそのままなら根菜に、湿らせたら葉菜類・果菜類・豆類に

photo:シンプリストおまゆさん
photo:シンプリストおまゆさん

染色加工などがされていない綿の布「晒(さらし)」は、そのままでも、少し濡らしても野菜の保存に使えます。洗濯できるので何度も使え、野菜以外に残りご飯の保存や、漉し布としても使えてキッチンで大活躍します。

使い古したら、掃除用のふきんや油汚れをとるウエスとして再利用を。その後は蜜蝋ラップ・ワックスペーパーと同じくマルチング材になり、自然に還ります。

photo:ぴたらファーム
photo:ぴたらファーム

布の晒は、濡らさずにそのままなら、根菜類を保存できます。
濡らして搾った晒はワックスペーパーと似た用途で使えるので、果菜類や豆類の保存にぴったり。小松菜やホウレンソウのような葉菜類も、湿らせた晒にくるんだら、冷蔵庫内で立てて保管するとよいそうです。

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ペーパーバッグや新聞紙は根菜類や、カットしていない果菜類に

photo:Shutterstock
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未晒しの「クラフトペーパーバッグ」や「新聞紙」といった、身近にある紙類も食品保存に使えます。

未晒し(みざらし)とは、薬品などで白く加工していないこと。繊維が長く破れにくいことも特徴で、その紙袋は食材の持ち運びにも便利。いろんなサイズ展開があり、安価で手に入るので気軽に使えます。
そして新聞紙も同様に使えるもの。家にある方はわざわざ紙袋を購入する必要がありません。

どちらも調湿効果があるため、湿気が苦手な野菜の保存に適していますが、湿らせれば乾燥に弱い野菜にも使えるという面もあります。

photo:ぴたらファーム
photo:ぴたらファーム

濡らしていないクラフトペーパーバッグや新聞紙は、いも類やにんじんなど根菜類の保存に最適。土つきのままくるんで光と湿気を防ぎ、育ったときと近い状態にしてあげると長持ちします。カットしていないトマトやピーマン、かぼちゃなどの果菜類も保存可能です。鮮度が落ちやすいトウモロコシも、すぐに茹でられないときは新聞紙にくるんで冷暗所に立ておくとよいそう。

湿らせたら、蝋引きの袋や濡らした晒のようになり、きゅうりやナス、オクラなどの保存ができます。

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