お箸に興味を持ち始める年齢はお子さんによって違いますが、早い子では3歳頃から練習を始めるようです。とはいっても最初から上手に使えるはずがありません。まずは、お箸を持つ部分がつながった「トレーニング箸」を使って教えようとするママも多いようです。しかし「いつまでたっても上手に使えない」、「お箸が使えないことにイライラして癇癪を起こす」、「結局、使いやすいスプーンやフォークに戻ってしまった」という悩みも多く聞かれます。
そんな親子の悩みを解消してくれるのが、今回ご紹介する「きみの箸」です。「お箸の持ち方教室」を主宰する台所文化伝承家の中原麻衣子さんが開発したこだわりのお箸です。どんなところにこだわって開発されたのでしょうか。
子どもの手のサイズにぴったりの箸を
お箸を美しく上手に使うのには、手のサイズにぴったりの長さであることが必須条件。最も手に合ったお箸の長さは、親指と人さし指を直角に広げた長さ(ひとあた)を1.5倍にした長さで、それは大人も子どもも変わりがないとのことです。
「きみの箸」第一のこだわりは、成長する子どもの手に合わせて5ミリ刻みのお箸を揃えていること。一番短いお箸は16㎝からで、続いて16.5cm、17cmと5ミリ単位で長さが変化します。靴のサイズを上げていくように、お箸のサイズもあげながら、ぴったりのサイズを選んでほしいという願いが込められているそうです。
「きみの箸」1膳:1,980円
思い出と共に残る箸は材質にもこだわりたい
第二のこだわりは、お箸の素材に熊本の竹を使っていること。手に馴染やすいことはもちろん、口に入れて箸先を噛んでも安心・安全な竹箸です。箸先から1/3のところに色がついているので、自分の”ひとあた”が箸全体の2/3であるか、つまり日々成長する子どもたちの手にお箸がちょうどよいサイズであるかが一目で確認できます。色も柿色、ずんだ色、ざくろ色などと落ち着いたものばかりで、美しい色とデザインでプレゼントとしても喜ばれそうですね。
サイズアウトしても成長の記録として残してほしい
さらに現在、サイズアウトしたお箸を捨ててしまうのではなく「成長の記録として残してほしい」との願いから「箸専用のアルバム」の開発も進められています。誕生したわが子に初めて着せた産着や初めて履かせたファーストシューズのように、初めて使ったお箸も記念にしてほしいと考えているとか。1膳1,980円と市販の子ども箸やプラスチック製のお箸に比べると少々お値段は張りますが、一生残しておけるお箸と思えば高い買い物ではないのかもしれません。
また「きみの箸」は、子どもサイズだけでなく大人用もあります。最も長いサイズは23cmと、大人の男性でも使いやすい長さです。小さなお子さんからパパやママまで、家族それぞれに合ったお箸で揃えることもできますね。
自分に合ったお箸を使えば箸使いも、ぐっと上手に美しくなるはずです。美しい箸使いは食事の最低限のマナー。大人になって困らないためにも、子どもたちには幼いうちから正しい使い方を教えておきたいものですね。
参考:きみの箸
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