わが家は夫婦で話し合う時間をもっている、と胸を張って答えられるお宅はどのくらいあるでしょうか……。忙しい、すれ違いが多いなどの理由から、ついつい話し合いや相談をせずに「報告」だけになってしまうお宅も少なくないかもしれません。
今回ママスタコミュニティに寄せられた投稿は、そんな「夫婦での話し合い」についてです。
『夫婦で話し合いはできますか? うちの夫は仕事さえしていれば、家のことは妻に丸投げできると思っているので、何を話してもスルーです。けれど自分の都合は通します。このタイプの夫を持つ方、どうしてますか?』
投稿者さんのお宅の旦那さんはどうやら「聞く耳をもたない」タイプのようです。それでは話し合いはおろか、日常生活もままならないような気がしますが……?
スルー力に長けた旦那さんはどこにでも……
集まったコメントを読むと、投稿者さんのお宅と同様に、スルー力に長けた旦那さんはいくらでもいるようです。
『うちもです。相談しても「お前に任せた」、「大丈夫、大丈夫、考えすぎ」』
一見、大らかなようですが、自分のこととして聞いていないことがよくわかる例ですね。これでは、家庭のこと、お子さんのこと、自身のことなど何一つ相談できそうにありません。
『話し合いは無理。夫にとって家族は部下みたいなもの。自分に逆らうなんて許さない』
『同じだわ。話し合いすると説教してくるから私からは何も言わないよ』
話を聞かないどころか、意見することを嫌う旦那さんもいるようです。妻のことを部下と同様に思っている、というのには驚きますが、そうであれば、的確な言葉で家庭内をリードしてほしいところですよね。
『仕事一筋、家のことは私に丸投げ。労いの言葉もない亭主関白』
「うちは亭主関白だから」、「昭和感満載の夫だから」とのコメントも少なくありませんでした。今や昭和どころか平成も過ぎて令和の時代です。そんな時代遅れの思考回路でどうやって日々を過ごしているのでしょう。もはや不思議なくらいです。それとも、そんな横柄な態度で生活するのは甘えられる家庭内だけのことなのでしょうか……。
話し合いができない虚しさ・寂しさも
聞く耳をもたない旦那さんにママたちはこう感じています。
『話すのも虚しくて私からは何も話さない』
『一緒に住んでるだけで“家族”って感じがしない。虚しくなっちゃう』
『私も相手に対して無関心でいるようにしてる。でもやっぱりこんな家族は寂しいし辛い』
話し合いができないことに、虚しさや寂しさを募らせるママたち。大事な話ができない、頼りたいときに頼れないのでは夫婦の意味がない、と感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな夫婦の行く末は見えていますよね。早々に決断をしたママたちの経験談も寄せられます。
『離婚しましたよ、迷わず! そういう人だと夫婦どころか家族になるのは無理だし、辛いのに一緒にいたって、いいことはないから』
『うちも話し合いは無理。お金の話なんてまともに出来ない。三女の大学入学でおサラバだ』
「話し合いにならなかったから離婚した。あなたもこの先の人生を大事にしてほしい」と投稿者さんを励ます声もあります。
離婚するかはさておき、投稿者さんもここは一度立ち止まって考えてみても良いのかもしれません。
発想の転換で自分ですべてを決定する人も
一方で、そんな旦那さんを手のひらで転がしている、たくましいママたちも存在します。
『うちも似てるタイプ。私の好きにしてるよ。家計も私の収入を合わせて2人分、私が握ってる。旅行の予定も丸投げだから、行き先もホテルも航空券も勝手に決めた。楽しみ!』
『むしろ自分のしたいようにできるから都合がいいよ。話し合いは「◯◯でいいよね? 〇〇にするからね」で、「うん」とうなずかせる誘導尋問』
これは話し合いではなく、事後報告のような気もしますが(笑)、旦那さんはそれで納得しているのでしょう。文句のひとつもないようですから、ママもイライラせずすんで良いですね。
『すべて私の好きにしてる。否定もしないし、肯定もしないから、めんどくさくない。子どものことも子どもの意見と私とで決めてる』
このお宅は「お金は出してくれるし、口は出さないからいい」のだとか。まるで口を出さずに金銭面で援助する祖父母のような存在ですね。