孫を過剰なほどにかわいがる義両親と、孫にまったく関心がない義両親。どちらについての悩みもママスタコミュニティでよく見られるトピックです。今回あがったのは、前者のお悩み。義母さんが、初孫の誕生に浮かれまくっているという内容でした。
圧がすごい!「孫を育てるのは私」と、勘違いしているのでは?
産休に入ったところという、投稿者さん。義母さんから毎日電話とLINEが来るそうです。
『義母からのしつこい連絡に、心底うんざりしています。「初孫を喜んでくれているのだから」と自分に言い聞かせてきたけれど、もう限界。お腹の赤ちゃんのために怒りたくなかったけれど、キレてもいいかな? スマホが鳴るたびに、ため息が出る』
義母さんが一体どんな連絡してくるのか、これまで言われたことを教えてくれました。
「産院には一番に駆けつけるわ」「毎日手伝いに行くから」「息子の次に抱っこするのは、私」「○○家の赤ちゃんが生まれるのね」「私、ずっと女の子が欲しかったの。ピアノとバレエを習わせるわよ」「私の孫は母乳で育ててね」などなど。「喜んでくれている」のレベルを通り越し、暴走しているようです。
投稿者さんの実家は遠方なので里帰りはしないものの、産後は実母さんが手伝いに来てくれることになっているとか。良識的な人であれば実母さんを立てて遠慮してくれそうなものですが、義母さんは違うようです。「わが家の赤ちゃん」と言うほどなので、”孫=うちのもの”という意識が強いのでしょう。言葉の端々から「孫を育てるのは、私」という意気込みが伝わってきます。
『産院には以前から「義母が過干渉で」と、相談しています。出産に立ち合いなんてされたら、一生許せない』
ちなみに投稿者のダンナさんは、義母さんとは折り合いが悪いそう。しつこい連絡にもガツンと言ってくれるようですが、義母さんは少しだけおとなしくなった後ですぐに復活するのだとか。ダンナさんが「いい加減にしろ!」と怒鳴ることもあるようですが、投稿者さんは「義母はうちのダンナに怒られ慣れているのでは?」といいます。
「喜んでくれているのだから、いい」?問題はそこじゃない!
コメント欄には「投稿文を読んでいただけで、頭に来た」など、投稿者さんへの同情が多く寄せられました。
『分娩室まで入ってきて、生まれるまで居座っていた義母を思い出す。実母にいてほしかったのに義母に気を遣って帰ってしまった。いまだに恨んでいる』
『うちの義母を思い出した。「分娩室にはご主人とお母さましか入れません」と言われ、「母です」と喜んで入ってきた。実母は時間差で来て、「疲れているだろうから、帰ります」と入らなかったのに』
同様の被害に遭ったママたちからのコメントもありました。多くの場合、出産という人生のハイライトで一番そばにいてほしいのは夫、または自分の母親ではないでしょうか。義母がいることでそれが叶わなくなってしまうなんて、「いまだに恨んでいる」のも当然です。「産院で『実母です』と嘘をつく人がいるから、義母の写真を渡して『この人は入れないで』と伝えておくほうがいい」という忠告までありました。
『喜んでくれているんだから、いいじゃん』
『抱っこくらい、先にさせてあげればいいのに。かわいがってくれるうちは、ありがたく思えばいい。上手く立ち回る方がお得だよ』
一方で、こうした声もありました。しかし、投稿者さんだってそれは十分わかっているのではないでしょうか。投稿者さんに代わって、こんなコメントで反論してくれる人もいました。
『それって過剰なスキンシップに悩んでいる人に「触ってもらえるだけ魅力的なのよ」と言っているみたい。「嫌だ」と言っている気持ちを理解せず、自分の考えを押し付けているだけ』
たしかに問題は”かわいがってくれること”ではなく、義母さんが”投稿者さんの気持ちを無視していること”です。
『うちも過干渉がすごかった。私は我慢強いほうなので、頑張って耐えた。おかげで今は義実家訪問のたび、お金をもらえるからよかったとは思う。でも、限界ならキレてもいいよ。一番大事なのは、投稿者さんと赤ちゃんが心身共に健康であることだから』
金銭的に援助してくれるなど、耐えていればこうした”お得”があるようです。しかし、この方も言うように何より大事なのは”将来のお得”ではなく、”今現在の心の健康”ではないでしょうか。
すべてが裏目に出ている義母さん。怒るよりも効果的なのは?
「キレてもいい」「LINEはブロック」などのコメントも目立ちましたが、息子に何度怒鳴られてもまったくめげない様子の義母さん。嫁である投稿者さんが同じことをしたとして、思いが伝わるかは疑問です。「ブロックしたら、押しかけてきそう」という声もありました。
『キレるより淡々と「頻繁(ひんぱん)に連絡されるのは精神的に負担が大きいので、やめてください」と言ってみては? 「出産時の恨みは一生と言いますから」って』
『本当になったら困るけど、「期待されすぎてプレッシャーに感じてお腹が張るので、しばらく控えてほしい。医者からも「赤ちゃんによくない」と助言された」と言ってみては? 最終的な手段として』
こうしたアドバイスに混じり、同じような経験があるという方からの声も届きました。
『思い返すと当時は義母も未熟で、張り切ったのがすべて裏目に出たんだと思う。「マタニティハイ」と同じような、「孫ハイ」というか。投稿者さんの気持ちはわかるけど、怒るよりは無視をおすすめします。今がデリケートな時期だとわかってもらったほうがいい』
キレるよりは、冷静に。幸いダンナさんが味方になってくれているのですから「連絡が頻繁すぎて負担が大きいので」と、まずは連絡をすべてダンナさん経由にしてもらいましょう。そして義母さんからのプレッシャーが強すぎてつらいことを、伝えてもらってはいかがですか? ”よいお嫁さん”のイメージを覆すのではなく、”デリケートなお嫁さん”と印象づけるのがよさそうです。
今はわずらわしいことはできるだけ遠ざけ、自身と赤ちゃんのことに集中すべきとき。夫婦で力を合わせて、乗り切ってほしいです。