「姿勢を正そうとすると疲れる」「下腹部がぽっこり出ているのが気になる」今回はそういったお悩みを持つ人におすすめの「腸腰筋トレーニング」をご紹介します。
姿勢キープとお腹痩せに関わる筋肉「腸腰筋」
腸腰筋とは大腰筋・腸骨筋・小腰筋の3つの筋肉の総称で、腰椎から骨盤の内側を通って太ももの付け根にかけてついているインナーマッスルです。
太ももや膝を持ち上げる動作や、仰向けの状態から上半身を起こす動作で働き、背骨の自然な湾曲を保ち、正しい姿勢を維持するなどの役割があります。
腸腰筋を鍛えることで得られるメリット
腸腰筋が衰えると、骨盤が後ろへ傾いて猫背の姿勢になりやすく、お尻が垂れて下腹部がぽっこり出るなどの体型崩れに繋がりますが、鍛えることでそうした体型崩れを防ぐことができます。
他にも、腸腰筋を鍛えると、脚が上がりやすくなりつまずきが減る、運動パフォーマンスが向上する、などの効果も。腸腰筋を鍛えて姿勢を美しく整え、下腹部についた脂肪を撃退しましょう!
イラストAC
腸腰筋が衰える原因
大きな原因の一つとして考えられるのは運動不足ですが、以下のようなことも原因となります。
・デスクワークや長距離運転などで座っている姿勢が長時間になると、腸腰筋が常に収縮した状態で緊張してしまい、筋力や柔軟性が低下します。
・猫背などの崩れた姿勢のままで過ごしていると、腸腰筋が衰えやすくなります。
1回3分!腸腰筋トレーニング
①仰向けになり、両腕は体の横で伸ばし、両膝を立てます。
photo by HINACO
②息を吐きながら両膝を胸の方へ引き寄せて、少し尾骨が浮く程度までお尻を持ち上げます。
③息を吸いながらお尻を下ろし、再び息を吐きながらお尻を丸めて浮かせます。
photo by HINACO
④この動きを呼吸とともに5回程度繰り返します。動きに慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。
【ポイント】
・足で床を蹴らず、脚の付け根を引き込む意識で丸まってお尻を浮かせます。
・できるだけ膝を曲げたまま行いましょう。そうすることで脚の付け根にフォーカスした動きができます。
動画で動きを確認したい方はこちら
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