自分らしく働きたい。そう願っている人は少なくないはず。でも、実際それができている人はどれくらいいるのでしょう? そこで今回は、会社員、公務員、団体職員の20代~30代女性138名にアンケート。あなたは自分らしい働き方ができていると思う? 思わない? その理由は? などなど、働く女性の願いと迷いをリアルに伝える調査結果を考察と共にお届けします!
今、自分らしい働き方ができている?
回答数138
Q1.現在、自分らしい働き方ができていると思えていますか?
はい:55.1%
いいえ:44.9%
「自分らしい働き方ができている」と思えている人は5割以上。思えない人は4割以上。個人的には、自分らしい働き方ができていると思っている人は意外に多い! と明るい兆しを感じました。というのも、10年前、20年前だったら間違いなくもっと少なかっただろうなと思うからです。
最近の若者は会社をすぐ辞める、忍耐力がない、などと上の世代からは批判されがち。でも客観的に見て、その行動は妥当だし我慢すべきではない、というケースもあるんですよね。人によって状況によって見え方はさまざまですが、いずれにせよ自分らしさを大事にする傾向がこの結果に出ているように感じました。
回答数76
Q2. どういった面で自分らしい働き方ができていると実感していますか? 理由として近いものを全て選択してください。
仕事内容:20.9%(回答数41)
勤務時間:19.4 %(回答数38)
仕事とプライベートの両立:15.8(回答数31)
勤務地:14.8%(回答数29)
福利厚生:11.2%(回答数22)
報酬:9.2%(回答数18)
人間関係:8.7%(回答数17)
どういった面で自分らしい働き方ができていると感じるか。1位は【仕事内容】。「今まで学んできたことを発揮できた時」など、充実感や楽しさに言及した回答が多かったです。
2位は1位と僅差で【勤務時間】。そして3位【仕事とプライベートの両立】、4位【勤務地】と続きます。これらを総合すると、実際は仕事内容よりも、時間や場所など労働環境の部分で自分らしく働けていると感じている人が多いのかもしれません。
また、「在宅勤務を自分で選択できるとき」などの回答も複数あり、コロナ禍をきっかけに在宅勤務可の企業が増えたことも影響しているように感じました。
自分らしい働き方ができていないと思う理由は?
回答数62
Q3.どういった面で自分らしい働き方ができていないと思いますか? 理由として近いもの全て選択してください。
仕事内容:25.4%(回答数34)
勤務時間:16.4%(回答数22)
報酬:14.2%(回答数19)
仕事とプライベートの両立:13.4%(回答数18)
福利厚生:11.2%(回答数15)
人間関係:11.2%(回答数15)
勤務地:5.2%(回答数7)
その他:3.0%(回答数4)
自分らしい働き方ができていない、と思う理由も【仕事内容】が1位。さきほどの結果とは違い、2位や3位に比べて割合が高めです。
「仕事がつまらない時にそう思います」という回答からは、どこかにおもしろさを見つけてほしいと願うと共に、どんな仕事をつまらないと感じるかは本当に人それぞれなので仕事を割り振る側も難しいだろうな……とも感じました。
2位は【勤務時間】、3位は【報酬】。「土日も仕事をしないと間に合わない量で、プライベートがほぼない」「給料が安いので、仕事との割が合ってない」などの回答には頷くばかり。ストレスが目に浮かびます。
具体的なコメントで最も多かったのは、ライフワークバランスに関する内容。自分らしい働き方=仕事とプライベートとの両立、と感じている人が多いことがうかがえました。
自分らしい働き方に変えたいという気持ちはある?
回答数62
Q4. 自分らしい働き方に変えたいという気持ちはありますか?
はい:77.4 %
いいえ:22.6 %
自分らしい働き方ができていると思っていない人に「自分らしい働き方に変えたいという気持ちはある?」と尋ねた結果、「はい」が77.4 %と高い割合に! このまま我慢し続けるのではなく現状を打破したい、と思っている人が多いことが分かりました。
回答数48
Q5.特にどのような面で変えたいですか? 最も近い内容一つを選択してください。
仕事内容:25.0 %(回答数12)
勤務時間:18.8 %(回答数9)
報酬: 14.6%(回答数7)
仕事とプライベートの両立:14.6 %(回答数7)
勤務地:12.5%(回答数6)
人間関係:10.4%(回答数5)
福利厚生:2.1%(回答数1)
その他:2.1%(回答数1)
また、特にどのような面で変えたいかという問いでは、1位が【仕事内容】、2位が【勤務時間】、3位が【報酬】。1位が【報酬】ではないという結果から、多くの女性にとって自分らしく働く上で一番大事なのはお金ではない、ということが浮き彫りになりました。
回答数48