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[バチェラー6考察]出オチローズで“マチアプの男”状態となったバチェラー!? キスから見える「一輝の法則」

2025年6月5日よりPrime Videoにて配信開始される大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン6。6代目バチェラーとなった久次米一輝さんは、甘いマスクで圧倒的存在感を放つ、“リアルな王子様”。果たして彼は、今回の旅で運命を見抜き、“真実の愛”を選び抜くことができるのか? シリーズ史上最年少のバチェラーの旅を、今回もシリーズの大ファンであるコラムニスト・やまとなでし子さんが考察します!

※このコラムは『バチェラー・ジャパン』シーズン6 エピソード1〜7のネタバレを含みます。

初登場シンデレラローズでマチアプの男状態となった一輝

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今回のシーズンで初登場したシンデレラローズ。0時までバチェラーと時を共に過ごすことができるが、サプライズローズが渡されなければそこで旅が終了する、というルールなのですが、シンデレラというくらいなので、ガラスでできた美しいローズかと思いきや、おばあちゃんちの箪笥の上に飾ってありそうな渋すぎる色のローズ。なぜシンデレラなのにこんなに可憐さのないビジュなんだ……と、若干の困惑。

「0時まで話が持たないかもしれないし……」と、誰が来るのかわからず、今夜の展開に若干の不安を抱くバチェラー・久次米一輝が、完全に「マチアプで初対面の女性を待つ男」状態になってました。自信持てよ! お前はバチェラーだ!

出オチローズで第二のねづっちとしての才能を開花させた西田

話し合いの末、ローズの権利を勝ち取り、登場したのはピラティスインストラクター・西田祥子さん。女子の前ではユーモアいっぱいで、「ザ・女子から好かれる女子」な彼女ですが、バチェラーの前ではしおらしく、いつもの魅力が出しきれていないのが実にもったいなかった。それも一つの相性なんでしょう。

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謎かけの答えを披露し、「謎かけの神が今降りてるのか、日に日に謎かけが浮かんできます」と、ここマレーシアで第二のねづっちとしての才能を開花させ、この旅は終了となりました。というか、シンデレラローズってなんだったん……? ってくらいに見所の少ない仕掛けに……。一番盛り上がったのは、予告でこのローズが登場した際のシンデレラローズ考察では。あまりにも出オチローズすぎる……!

美容外科医と結婚する福利厚生を感じさせる、久次米ママのギャルマインド

久次米家ご両親との顔合わせが、とにかくみんな自由すぎません?

インバウンドビジネス企画開発・石森美月季さんはご両親に対し「うん、うん」と相槌を打ち、「はいと言いなさい!」と社会人的指導をしたくなる場面もあれば、元エンタメ系IT企業勤務・辻󠄀本菜々子さんは「(BBQはいつも)焼いてもらうほう」と、ど正直に回答。親の前だけでも取り繕い、「焼く側です!」としっかりした妻になります! アピをしたくなる場面にも関わらず、なんて正直者なんだ……と、みんなとにかく素で挑んでいて嘘がない。

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そんな自由なガールズ達と一輝をぶん回す久次米ママがこれまたすてきでした。「美容外科医と結婚する福利厚生」をひしひしと感じさせる、ピッカピカの美肌に、ピンクヘアー! エイジレスにおしゃれを楽しみ、平等に会話を回し、時には「(ガールズの状況が自分や一輝と)似てる」と寄り添い、女子の緊張をほぐしながら心の距離をグッと縮めようとする配慮を見せるなど、コミュ力、優しさ、懐の大きさ、ポジティブさ、息子の決定を尊重する姿勢と、とにかくいい女すぎました。

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根っこに、そこはかとないギャルマインドを感じるのですが、ガールズ達に「派手にしてきてほしい」と出した要望の通り、露出度が一番低かったノースリの辻󠄀本さんが落ち、露出の高かったヘソだし石森さん、キャミショーパンの雑誌編集アシスタント/モデル・小田美夢さんが通過することになりました。(無関係)

しかし、ちょいちょい入る息子いじりを、一輝は本気で嫌がっていそうで笑ってしまいました。冒頭の映像時からあの感じなので、普段からいじられてるんでしょうね。

就活で使うあの技術を使い、ネガティブを吹き飛ばした辻󠄀本

「この旅で初めて恋心を抱いた女性でした」と一輝も言っていた通り、有力候補の1人だと思われた辻󠄀本さんが敗退。初手から戦略的に距離を縮め、「誘われない日があってもちゃんと信じて待ってる」と、余裕を見せながらバチェラーに寄り添いを見せるなど、かなり優位だったはずの彼女ですが、途中からメンブレしていってしまったのが印象的でした。

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「誘われなくても信じて待ってる」アピをしていたのに、その後「誘われなくて泣いた。自信と安心が欲しい(要約)」と毎回泣くことが増えていき、楽しい時間を共有するよりも気遣いを要する、待てない女になってしまったのが非常にもったいない。

しかし、家族訪問では一番しっかりと受け答えできていたあたりに、やはり彼女の地の能力の高さが垣間見えました。夫婦円満な久次米家のご両親に対し、「両親の離婚」というネガティブワードを「籍を外している」と表現したのがマジで匠の技すぎて。

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例えば「優柔不断」を「思慮深い」などと言い換えたりする、就活でよく使う欠点をポジティブに言い換えるあの技術の応用のやつです。

日記や手紙など、精一杯真っ直ぐにできることをやり切って、バチェラーに気持ちを伝えていた彼女の姿は実に尊かったですね。絶対に幸せになってほしい。

美夢の「大人になってから彼氏できたことない」の定義について考える

「次回こそ落ちる?」と毎回予想され、それでも残り続けてきた、賑やかし&ジャグジー要員だと思われていた小田さんがまさかの大健闘。ラストまで残るという番狂わせをやってのけました。このダークホースを誰が予想できたでしょうか。

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メンブレすることなく、ずっと自分のスタイルでまっすぐ気持ちを伝え続けてきた彼女。結婚したい理由も「結婚で彼に何かを与えたい。支えたい」「温かい家庭を作りたい」といったものではなく、「とにかく好きだから一緒にいたい」という、若さならではのピュアな愛情一本槍。

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「大人になってから彼氏できたことないんだ」という衝撃の告白もしていましたが、この「大人」の定義も気になるところ。「成人してから」なのか、「学生を終えて社会人になってから」なのか。あえて「大人」で線引きしているので、それ以前は彼氏がいて普通に恋愛していたんでしょうし、後者の「社会人」が正解であれば、現在24歳なので2年程度彼氏がいないだけの話になります。もしそれが真実だとしたら、一見ものすごい告白に聞こえるこの話は、めちゃくちゃ言葉巧みな技術。全体を通してピュアな印象を受ける小田さんですが、この具体的な真相が気になります……。

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