ネガティブをポジティブに変換するためのキーワードを綴った新刊『アン ミカ流ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために』が大ヒット中のアン ミカさん。彼女が常にハッピーでいられる秘訣を、『steady.』読者に贈りたい7つのキーワードを通してご紹介します。
『アン ミカ流 ポジティブ脳』を作る7つのメッセージ
トレンチコート¥49,000／コーニッシュ（東レ・ディプロモード）、ピアス¥46,250／スワロフスキー・ジュエリー（スワロフスキー・ジャパン）、靴¥149,000／クリスチャン ルブタン（クリスチャン ルブタン・ジャパン）
【message 1】ポジティブ脳の原点は“笑い脳”
物事を前向きに捉え、マイナスをプラスに変える「ポジティブ脳」になるためには、心グセを変えるレッスンも必要ですが、手っ取り早いのは、口角を上げる練習です。口角を上げ、笑顔でいることの大切さを教えてくれたのは母でした。「笑顔でいると、脳もつられて“笑い脳”になるのよ。そうしたら自分も楽しくなるのよ」と。そう、笑顔が作る“笑い脳”は“ポジティブ脳”の原点。さあ、あなたも、まずは口角を上げてみましょう。
【message 2】思い巡らせる
思い巡らせることは、他者と共存して生きていくうえで、とても大切なことです。たとえば、誰かの言葉にカッとなったり、悲しくなったりしたとき、その感情を即座に相手にぶつけるのではなく、その言葉を一度引き取って「なぜ、この人はこう言ったのか」と思い巡らせてみる。そうすると冷静にもなれますし、相手の身になって考えることもできます。スマートフォンとSNSの普及で、世の中はどんどん便利に、そして、忙しくなっています。そんな今だからこそ「思い巡らせる」ことを意識してほしいのです。
【message 3】「心配」するより「心配り」を
「心配」＝「心を配る」ことですが、誰に対して心を配るかで、結果は全く違います。失敗したら、嫌われたらどうしよう……。このように、自分自身に向けて「心を配る」と「心配」は「不安」に変わってしまいます。ところが、同じ「心配」でも、愛と余裕があれば、心を他者に向けて配ることができます。それはポジティブなこと。自分のことを「心配」するのではなく、他者に「心配り」ができる人間を目指しましょう。
【message 4】一日一褒め
今、SNSの世界では、「いいね！」が飛び交っていますよね。私は、それと同じくらい、身のまわりでもその行いを実践すること、つまり、アナログ的に褒め合い、認め合うことも大切だと思っています。「その洋服、可愛い！」「新しい髪型、似合っていますね」など、どんなに些細なことでもOK。そのやりとりによって生まれた笑顔はみんなにうつり、その場のムードが明るくなります。一日一褒めを目指しましょう！
【message 5】ポジティブな逃避行を
受け入れる、向き合う、認める……。ポジティブというのは、基本、このような前向きの姿勢です。でも、長い人生においては「逃げる」ことも、ときには必要。そしてここで言う「逃げる」は、決してネガティブなことではありません。たとえば、私は嫉妬のエネルギーを感じると相手と距離を取るようにしていますし、嫌なことを考えそうになったときはあえて楽しいことを思い浮かべたり、忙しさで心が窮屈に感じたときは旅をしています。これは「ポジティブな逃げ」ですよね。
【message 6】笑顔インフルエンサーになろう
人と人とは鏡。相手が笑っていたら自分も笑顔になるし、自分が笑えば相手も笑顔に。だから、もし相手が不機嫌な顔をしていたら、まず、自分から笑顔になりましょう。相手に笑顔が伝染し、その場には和やかな空気が流れるはず。逆に、怒りによるネガティブな循環には要注意。誰かがイライラしていると、そのネガティブな感情は周囲に伝染してしまいます。同じように“伝染”するのであれば、「笑顔」がいいですよね！
【message 7】幸せは自分の心が決める
幸せかどうかは自分の心が決めるものですが、ジャッジする心が曇っていて、本当は幸せに満たされているのに、見えなくなっていたり、感じる心が麻痺していたりすることがあります。人と比較するのではなく、今、自分が置かれた環境や状況に感謝をすることができたら、あなたは超ポジティブ！な人です。「足りない」「満足できない」というストレスや不満を、今在るものへの「感謝」に向けていきましょう！
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『アン ミカ流ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために』
マイナスをプラスに変換する「ポジティブ脳」を作るための77のメッセージを一冊に集約した最新著書。事前に募集した悩みに答える企画や、自分の本音と向き合うアン ミカ流の「７つの光の木」など、見どころ満載の一冊です。77のメッセージは、１から順に読んでいくのも、開いたページを「今日の自分へのメッセージ」として読んでみるのもオススメです。
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photo_KAZUYOSHI SHIMOMURA[UM]
styling_MAKIKO KATO
hair_RYOJI IMAIZUMI[SIGNO]
edit_RISA SATO[vivace], FASHION BOX
（steady. 2019年5月号）
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