我が子の出産時、旦那は立ち会う気満々でした。私も旦那の立ち会いに不満はなく、むしろ2人で我が子の誕生を見ることができると思うと心強いと感じていました。
その日、朝起きたときから何となくお腹が痛かった私。その日は健診日だったということもあり「病院行ってまた連絡するね」と言っていつものように旦那の出勤を見送りました。それからどんどん強くなってくる痛みに耐えながら、急いで病院へ。本陣痛がはじまっているとのことでしたが、「あと12時間~24時間くらいはかかるかな~? 念のため入院しましょうか」と先生に言われ、慌てて陣痛の合間をみて旦那に電話しました。
こうして、結果的にいつもよりも睡眠と栄養をたっぷりとった旦那は、爽やかに帰っていきましたとさ。
脚本・渡辺多絵 イラスト・チル