“嫉妬”という言葉には「妬(ねた)み」や「嫉(そね)み」といった、マイナスの感情を感じさせる文字が含まれていますね。みなさんは誰かから向けられた妬みに悩まされたことはありますか? 今回ママスタBBSに投稿してくれた方は、あるきっかけで仲の良かったママ友から妬まれるようになったそうです。さっそく詳細を見てみましょう。
『女性同士には妬みやひがみがつきものなのでしょうか? 私は「他人は他人」と感じるので、妬みは少ない方だと思っています。もちろんゼロではありませんが、ひがんだところで相手を攻撃したり冷たく当たったりはしません。でも学生時代の友達やママ友でも、ちょっとしたことで態度が急変する人がちらほらいませんか? 常に幸せそうなことや裕福そうなことは隠しながら生きていかないといけないのでしょうか。私から自慢するようなことはしていません。
最近では旦那が海外に転勤になり、夏休みに親子で旦那の転勤先に遊びに行ったことがどうやら気に入らなかったママ友がいました。その国(他社の駐在員もたくさんいる国です)を否定したり、お土産にもケチをつけられたり。今まで仲良くしてきたのに、最近は冷ややかな態度に変わりました。
みなさんの周りはどうですか?』
親子で旦那さんの赴任先に遊びに行ったところ、ひとりのママ友から冷たい態度をとられるようになってしまったと話してくれた投稿者さん。「みなさんはどうですか?」との問いかけに、200件以上のコメントが寄せられました。
自分も嫉妬されたことがある!共感するママたち
『うちが家を建てたことを知った瞬間、離れていったママが数名いる。うちの子が色白だから、「一緒にいるとつらい」と離れていったママもいた』
『30代以降、そんな人たちが突然出てきたよ。結婚しただけで旦那の職業や我が家の地域についてケチをつけてくる人、私の仕事が順調なのを知って共働きを哀れむような言葉を伝えてくる人、子どもが産まれたら「今の時代に産まれた子は可哀想」とか「子作りは究極の親のエゴ」とか……。「既婚者や子持ちに八つ当たりしていないで、結婚したら? する気がないなら未練を捨てたら?」と思うけれど、笑ってやり過ごして疎遠にしているよ。可哀想な人たちだと思う』
『仲が良かった友だちに結婚報告をしたら疎遠。仲が良かった同期がいたけれど、その同期より先に昇進したら疎遠』
投稿者さんと同じように、周りの人から嫉妬されて嫌な思いをしたと話してくれたみなさんのコメントです。ハッキリと「一緒にいるとつらい」と宣言をされた方や、遠回しに嫌味を言われた方、はたまたいつの間にか疎遠になってしまった方まで、相手から受けた態度はさまざまでした。
嫉妬するよりも、嫉妬されたほうがいい
『妬まれる人は一流、妬んでくる人は三流。妬む人は、その人に実力では到底敵わないのを知っているから、妬むしかできないらしい。逆に妬まれる人は人生が上手くいっている証』
『いいじゃない、「妬んでいるんだ、可哀そうな人」と思っていればいいんだから。人から妬まれるだけの価値があるわけだし、要は考え方次第よ』
「誰かを妬むくらいならば、むしろ妬まれる存在であるほうがいい」と話してくれたみなさんも。嫉妬されて嫌な気分になってしまったときには視点を変えて、「自分はそれだけの価値がある」と自分自身を励ましてあげるのもいいかもしれません。
人との付き合い方を考えてみては
『そこまで露骨な人は今まで生きてきてかなり少数派だったけれど、なるべくそういう感情を表に出さない人と付き合うようにしている。私は自分よりいろいろ恵まれている人といるほうが正直楽だな。まず妬まれないし(笑)、そういう気遣いを面倒だと思ってしまうほうだし、自分は「いいなー、うらやましい!」以上の感情はあまり持たないほうだから』
『幸せで裕福な人しか、結局は周りに残っていないなと思う。私は妬んだりうらやんだりする感情があまりなくて、他人の幸せを素直に喜べるタイプ。他に何の取り柄もないけれど、どうやら幸せで裕福な人からすると、気楽に付き合いやすいらしい。お金持ちと仲良くすると、こちらにも運が巡ってくるようで、何かと幸運に恵まれ順調な人生です。ふと見回すと、貧乏だったり妬むような人がいなくなっていた。自分の周りの人間って、その人にあったレベルの人しかいなくなるというのは本当だなと思う。投稿者さんも、そのうち妬んだりするような人は周りからいなくなるよ。別にコソコソしなくていいと思うよ』
「妬むような人と積極的に関わる必要はない」と話してくれた方もいました。もし嫉妬深い人たちを完全にシャットアウトをすることは難しくても、意識的に嫉妬深くない人と関わることで自分の気持ちも傷つけられずに済むかもしれませんね。
嫉妬は人間の感情のひとつなので、まったくの無関係で生きていくのは難しいでしょう。相手から嫉妬をされて嫌な思いをしたときには、視点を変えたり、意識的に相手と深くかかわるのを避けたりして、上手に付き合っていきたいものです。
文・motte 編集・井伊テレ子