日頃あまり人に相談できない、性のギモンや悩み。今回はあらゆるSEXのお悩みに、産婦人科医の尾西芳子先生と精神科医の髙木希奈先生がアドバイスしてくれました。
体のことについて
【Q】
20代の頃と比べて、30代になってSEXが面倒くさく感じるようになりました。将来的に子どもが欲しいのですが、意欲が湧かず性欲が高ぶったときは自慰で満足してしまいます。何か脱却法はありますか？
（33歳・金融関連勤務）
【A】
仕事が忙しいと、性欲減退の原因になるようです。パートナーとコミュニケーションを密に取り、信頼感を高めましょう。一緒に旅行して「非日常感」を出すのも◎。
（尾西先生）
【Q】
彼氏が膣を舐めてくれません。もしかして、クサイのでしょうか？ においをケアする方法を教えてください。また、ケアしていても舐めてくれなかったら、どうすればいいでしょうか？
（30歳・サービス関連勤務）
【A】
基本的に膣には乳酸菌の一種が常在し、さまざまな雑菌やカビから膣を守っています。この乳酸菌により、やや酸っぱいにおいがすることがありますが、これは正常です。いつもと違う、魚の腐ったようなにおいなどがする場合は、雑菌が繁殖している可能性があるので婦人科を受診しましょう。
（尾西先生）
男性には膣を舐めるのが苦手なタイプもいます。だから臭うかもと気にせず、相手の好き嫌いだと割り切りましょう。また、してほしいことは自分から提案してみるのもアリ！
（髙木先生）
【Q】
性器の色が赤黒かったり、形が変だったりするので心配です。膣の黒ずみなども含めどうしたら直せますか？
（30歳・IT関連勤務）
【A】
本人が気にするほど男性は気に留めていないことが多いので、個性だと思って自信を持ちましょう。あまりにも気になる場合は、性器専門の美容外科などで相談するのも方法です。
（尾西先生）
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【Q】
SEXをしたくないときの上手な断り方を知りたいです。
（30歳・医療関連勤務）
【A】
「疲れている」「体調が悪い」など、相手ではなく自分自身の問題で今日はしたくないことを伝えましょう。それでも、SEXを無理強いしてくる人はおすすめできません。
（髙木先生）
【Q】
子作り以外で、SEXをすることで得られるメリットはあるのでしょうか？
（28歳・メーカー勤務）
【A】
SEXをするとオキシトシンという愛情形成を行うホルモンが脳内で発生し、相手に愛情や親近感を持つようになります。またオキシトシンにはリラックス効果や安心感といった情緒を安定させる効果もあります。
（尾西先生）
動物の中で、生殖以外の目的でSEXをするのは、ヒト、イルカ、ボノボだけだといわれています。SEXは愛情表現したり、信頼関係を築くためのコミュニケーションといえます。
（髙木先生）
【Q】
生理中でもSEXがしたくなるのですが、これはよくないことなのでしょうか？
（29歳・美容関連勤務）
【A】
生理中は子宮の入口が経血を出すために少し開いているため、外からの雑菌が入りやすいです。子宮に雑菌が入ってしまうと子宮内膜炎など病気にもつながるので、生理中のSEXはNGです！
（尾西先生）
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【Q】
彼とのSEXが気持ちよくありません。体の相性が悪くても、努力次第で改善できるのでしょうか？
（30歳・メーカー勤務）
【A】
多少、体の相性もあるかもしれませんが、最初から互いに100%満足できるSEXはできないと思います。2人で経験を重ねていき、よいSEXを築き上げていきましょう。
（髙木先生）
信頼感や愛情が湧くうちに気持ちよくなることもあれば、どうすれば気持ちいいか話し合うことで改善されるカップルもいます。相性で片付けずにアクションを起こしてみては。
（尾西先生）
【Q】
SEX中に盛り上がってしまい、彼に動画を撮られてしまいました。別れたあとにリベンジポルノとして出されたらと不安です……。
（32歳・医療関連勤務）
【A】
動画を撮られてしまったら、「消して」と頼むしかありません。もし、彼から提案されても、SEX中の行為、裸や下着の写真や動画は絶対に撮らせないように、はっきりと断りましょう。
（髙木先生）
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