あるママさんから2歳児の食についてのお悩みが投稿されました。
あるママさんから2歳児の食についてのお悩みが投稿されました。
『本当にご飯を食べてくれない。2歳。離乳食のときはなんでも食べてくれたのに2歳半の今、いろいろと考えてあの手この手で作るのに好きな物だけ食べてごちそうさま。ほんとに疲れる。泣きたくなる。周りはきちんともりもりご飯を食べていることを聞くとなんでうちの子だけって悲しくなる』
毎日の食事で「好きなもの以外は全く食べない」となると、子どものために一生懸命栄養バランスを考えて料理しているママさんは悲しくなるし、子どもの成長への影響も心配になりますよね。
子どもの好き嫌いで悩むママさんたち
同じように子どもの好き嫌いで悩むママさんは多いようです。
『うちも全然食べませんよ。3歳ですが、4月から入園。ちゃんと1人で食べられるか、心配です』
『分かる分かる! 毎日うんざりだよね。子どものために栄養バランス考えたりいろいろと工夫して作るのに食べてくれないと 何のために……ってなるよね』
たとえばにんじんを食べさせようと細かくしてみたり、目先を変えようと型抜きしてみたり、すりおろしてジュースにしてみたり。そうやっていろいろと工夫したにも関わらず、苦労が報われず悲しくなってしまうママさんの気持ちも十分に分かります。
ご飯を食べない2歳児、どうすればいい?
同じようにお子さんの好き嫌いを経験してきた先輩ママさんたちは、どんな対応をとっていたのでしょうか?
ご飯の時間を意識させる
『2歳半ってそうだよねー何なんだろう(笑)。おかずだけ食べて米だけ残したり、米だけ食べておかず残したり。いろいろ説明しても食べない。「ごちそうさまなの?」と聞いて「ごちそうさま!」と言ったときはもう捨てるよ。で「お腹すいた、お腹すいた」と言っても何もあげない。そしたら食べるようになったよ、ゆっくりだけれども』
「ご飯の時間は今だけ」だと意識させることで、その時間にご飯をたくさん食べるようになったという実体験が寄せられました。「お腹が空いた」と子どもに言われるたびに食べ物を与えると、子どもとしては「お腹がすいたときにいつでも食べられる」「あとで食べればいいや」という気持ちになり、せっかくママが作ったご飯を残すようになる可能性もありそうですね。
おやつをあげない
『おやつとか、甘いものあげてない? 自慢とかじゃなくて、うちは オヤツをあげるの止めたら 3食好き嫌いなく食べてくれるようになったよ。周りに聞いても、やっぱりオヤツをあげていない子のがモリモリ食べているみたい』
おやつをあげないことでお腹をすかせるのもひとつの方法だと考えているママもいるようです。
時期が来れば食べるようになる
『そういえば、うちの子もふりかけご飯しか食べない時期があったな~。どんなにいろいろおかずを出しても、「ふりかけじゃないと嫌!」って。最初はキーッてなっていたけれど、途中から「とりあえず、ふりかけご飯は食べているから死にはしない」って開き直ったら楽になった』
『うちもそうだったよ。もう疲れるよね。どんなに頑張っても、「いやー! いらない!」って私は途中で諦めたよ。しょうがないこれも個性だわと思ってね。でも3~4歳くらいになって食べるようになったよ。今は小学生だけど好き嫌いないし健康だよ。やっぱり子どもそれぞれできるようになる時期があるんじゃないかと思う。食べないのは親のせいじゃないよ』
最も多かった回答は「我が子はあまり食べないタイプなんだ」という事実を受け入れるというもの。他の子がモリモリとなんでも食べている様子を見て、我が子が食べないことが悲しくなってしまうこともあるでしょう。しかし我が子はあまり食べないタイプの子だということを受け入れることで、無理して食べさせようという気負いが減り、ママさんのイライラも少しは収まるのではないでしょうか。ママとしては栄養バランスも気になるところではありますが、今何か好きなものや食べられるものがあるのならそれを中心に用意して「食事は楽しいんだ」と思える環境を作ることも大切かもしれませんね。
「なかなか食べない」は多くの子どもが通る道
『うちもそうだったよ。納豆巻き、うどん、ゆかりご飯、高野豆腐、缶詰のコーン、トマト、果物はオレンジかバナナしか食べなかったからいつも同じもの食べていたよ
だんだん食べるようになるから大丈夫! ストレスに良くないから死ななきゃいいと思って笑顔で接してあげてね!』
『食べられるものだけ与えればいいんだよ。あれこれやっても無理。幼稚園や保育園に行き出すと食べるよ』
『多分子どもも食事に対しての何かを考え中だったのかも。みんななが通る道なので必死に頑張りすぎはメンタルやられるし食べないときは食べないことを知って欲しい』
体をたくさん動かすようになることでお腹がすいたり、幼稚園や保育園のお友達が食べていることで興味をそそられたりする場面が出てくるかもしれません。筆者の子どもも3歳までは全然食べず、体重も平均の1番下でとても焦った時期がありました。しかし幼稚園に行き出した4歳からはモリモリと食べるようになり「ママのものも食べてみたい」とさまざまな食べ物に興味を持つように。苦手だったにんじんもウサギの形にしてあげることで「おいしい」と食べるようになりました。
我が子の場合、結果的に食べるようになったため「あのときそこまで思いつめなくて良かったんだな」と分かりますが、現在子どもがあまり食べてくれないママさんはやはり思い悩みますよね。なかなか食べない時期もあるけれど大きくなるにつれ食べるようになる子もたくさんいます。食事は毎日のことなのでママも頑張りすぎず、先輩ママたちの体験談を知ることで少しでも心が軽くなっていただけると幸いです。
文・物江窓香 編集・一ノ瀬奈津