テレワーク(リモートワーク)などで自宅に引きこもっていると、行動範囲も狭くなって閉塞感を感じやすくなりますよね。そんな時は胸まわり、肩回りを少しほぐして気持ちをスッキリしてみましょう。
閉塞感を感じていませんか?
「閉塞感」とは、”閉じふさがっている感じ”や、”閉じふさがったように先行きが見えないさま”といった意味の言葉です。リモートワークなどで狭い自宅にこもりっきりでいると、文字通り自宅の部屋という「ふさがっている」空間に長時間いるために、閉塞感を感じやすくなります。気持ちを切り替えるためには、その逆の「広がっている感」を体で感じてみるとよいでしょう。手を広げる、空を見上げる、どんなことでもOK。さらにできるリフレッシュ術として、胸や肩回りを開いて、内側から広がっている感じが得られるポーズをご紹介します。
内側から広がろう
呼吸で胸がいっぱいに膨らむと、胸の内側から広がっていくような感覚を味わうことができます。深呼吸をしやすくするためには、胸・肩・わきの下・背中など、上半身全体をほぐしていくとよいでしょう
・呼吸をゆっくり大きくしながら行いましょう
・イタ気持ちいいくらいを目安に行いましょう
・違和感を感じたら、すぐにポーズをやめましょう
1.胸をストレッチするポーズ
体の後ろで手を絡めて、斜め下に伸ばします。胸を気持ちよく広げましょう
2.脇腹を伸ばすポーズ
頭の上で手を組んだら、片方の肘を下に引っ張ります。目線を上に上げると、さらにストレッチが深まります
3.肩周りをほぐす動き
体の後ろで手を絡めたら、左右の肘を交互にリズミカルに上げます。
1秒間に左右1往復できるくらいのスピードで、10〜20往復行います
4.肩回りをほぐすストレッチ
肘を上と下90度に曲げて、左右逆の動きをします。
2秒間に1往復できるくらいのスピードで、右と左を入れ替えながら10往復程度行います
5.背中をほぐすストレッチ
胸の前で手を組んで、背中を丸めて腕を前に伸ばします。大きなボールを抱えるイメージです。
目線はおへそに向けましょう
6.仕上げに自分を抱きしめるポーズ
両手で自分を抱きしめて、目を閉じて深く数呼吸します。手をほどいた時の体の広がりも味わいましょう
外に出られない場合も、ベランダや窓が開けられるスペース、もしくは窓際で外を見ながら行うなど工夫をしてみましょう。少しでもゆとりのあるスペースで行うと、さらに“開放感”が感じられます。パソコンや携帯を長時間眺め、下ばかり向いてしまいがちですが、たまには目線を上に向けて空を見上げる時間も作ってみてくださいね。
ライター/伊藤香奈
ヨガビジネスアドバイザー、ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイでインストラクター資格を取得後、ヨガマットブランドにて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年にヨガインストラクターのビジネスサポートを行う「ヨガビジネスアドバイザー」と「ヨガライター」の活動をスタート。ヨガインストラクター向けビジネス講座を毎月開催し、ヨガインストラクターの活躍を裏から支えている。Instagram:@itokana45