




LOCARI編集部では、女性に人気の島根県に注目。
島根県観光振興課のみなさんに、女性のひとり旅におすすめのスポットをリサーチして、「津和野・益田編」「出雲・松江編」の2プランを組んでみました。
島根のことを知り尽くしたみなさんのリアルな声をもとに、ひとり旅初心者のロカリ編集部員が実際に旅をしてきた様子をお届けします。
初のひとり旅でも真似するだけで楽しめる、レトロとアートとときどきローカル列車を満喫する、島根のゆるっと気まま旅をご紹介します!

レトロな城下町の風景がフォトジェニックな津和野から旅をスタート。
益田のクラフトホテルで1泊し、おしゃれな空間と温泉を堪能します。
- 旅行予算
- ¥90,000
- 1日目
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東京・羽田空港→萩・石見空港
→津和野→益田 - 2日目
- 益田→萩・石見空港→東京・羽田空港




- 江戸時代は津和野藩として栄えた城下町
- 日本五大稲荷の一つ「太皷谷稲成神社」が有名
- 鯉が優雅に泳ぐ掘割や、白壁、石州瓦などノスタルジックな風景が楽しめる




- 清流日本一といわれる高津川があり、鮎やワサビ、フルーツが有名
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おしゃれなクラフトホテル
「MASCOS HOTEL」が人気 - 美術・音楽の芸術を堪能できる島根県芸術文化センター「グラントワ」は必見
- 萩・石見空港へのアクセスが便利!車で約10分
“山陰の小京都”津和野で
日本の原風景を堪能!




2022年リニューアルした津和野駅はピカピカ!SLやまぐち号の終着駅でもあることから、SLの展示スポットも。



今回の旅先、津和野・益田エリアへのアクセスは、ANA725便で東京・羽田→萩・石見空港が便利(朝と夕方の2便しかないので要注意!)。萩・石見空港へ到着すると、事前に予約しておいた乗合タクシーのドライバーさんがニコニコ出迎えてくれたので、見知らぬ土地であるのに「帰ってきた感」をちょっぴり味わえました。
乗合タクシーはめちゃめちゃ便利で、おひとり様から乗車することができます。ドライバーさんとの会話を楽しむこと約50分、津和野駅に到着しました。
レンタサイクルで散策しよう!





津和野駅の向かいにある「釜井商店」でレンタサイクル。店主さんに地図で道案内してもらえたのでスムーズに出発できました。手荷物も預かってくれるので一石二鳥です。




日本五大稲荷のひとつとしても有名。島根県で2番目に参拝者が多い神社です。

Bさん
約1000本の鳥居をくぐりながら、石段263段をのぼって本殿へ。朱色の鳥居と木々の緑の美しさに心が浄化されていくのがわかりました。鳥居のトンネルですれ違う観光客と「こんにちは」と挨拶を交わし合うのも一期一会で楽しい。石段をのぼりきったときに感じた心地良い風と、津和野のノスタルジックな景色になんとも言えない幸福感を味わいました。
お供えお揚げは駐車場横にあるよ!




境内駐車場の手水舎前と売店では、お供えお揚げが購入できます。お揚げにはロウソクとマッチがセットされています。





国産杉を使用したオリジナルの御朱印帳には、白狐とSLや、錦鯉など津和野にゆかりのある風物詩が美しく描かれており、女性の観光客にも大人気。いたるところに“おきつねさま”の姿があるのでチェックしてください。御朱印(初穂料300円~)もいただきました!
黒いいなりずし!?



太皷谷稲成神社の近くにある「美松食堂」では、津和野名物の黒いなりが食べられます。テイクアウトもおすすめ。

三松堂(さんしょうどう)本店

和菓子といっしょにコーヒーも飲める本店。旅の休憩に立ち寄るお客さんがちらほら。


津和野銘菓で有名な「源氏巻」を買いに三松堂の本店へ。津和野出身の乗合タクシーのドライバーさん曰く、「ここの源氏巻は大人っぽい甘さ」でイチオシなのだとか。


薄くきつね色に焼いた皮でこし餡を巻いた源氏巻。1/3にカットされたサイズは食べやすくておやつにぴったり。
もちもちした皮と甘さ控えめの餡が上品で、何個も食べたくなります。


絵本の世界から飛び出してきたようなメルヘンチックな教会。ザ・城下町の風景に西洋ゴシック建築が絶妙なバランスで馴染んでいるのが興味深く、ずっと眺めてしまいました。



色とりどりのステンドグラスから差し込む光がきれい。敷地内にある乙女峠展示室では、江戸末期〜明治初期に津和野であった、長崎・浦上潜伏キリシタンの殉教の歴史を知ることができます。

SHIKINOKA -シキノカー



スパイスや穀物の計り売りコーナーも。必要なときに必要な分だけ購入できるのが嬉しい。
国の重要有形文化財に指定されている「俵種苗店 SHIKINOKA -シキノカー」は、明治前期創業の老舗。年月を重ねた建物の風格に惹かれ、引き込まれるようにお店の中へ。
お店の代表であり、プロダクトデザイナーの俵 志保さんが手がけるホームブランド「SHIKINOKA-シキノカ-」では、地域の職人さんとコラボレーションした、温もりのあるオリジナルのものづくりを発信しています。




「お店を残したいというより、この建物を次の世代に引き継ぎたいという想いが強かった」と話す俵さんは、2年前にお店を譲り受けたのだそう。
建物やインテリアそのままの姿を残すべく、あえてなるべく手を加えず大切に生かしているのが愛おしい。土間のある店内は、時間がゆったりと流れる居心地のいい空間です。丁寧につくられた器や暮らしの道具の中から、とっておきのものを選びたい。


俵種苗店 SHIKINOKA別館の「SHIKINOKASHA(シキノカシャ)」では、古民家を改修したアートギャラリーも。2023年夏には、一棟貸しのお宿をオープン予定というのも楽しみです。
偶然にもロカリ編集部がこの旅で宿泊する「MASCOS HOTEL」も、俵さんがディレクションに携わったという話を聞いてびっくり。嬉しい出会いがあるのも旅の醍醐味です。




津和野のお土産にぴったりの「ざら茶」は、マメ科の植物カワラケツメイを丸ごと焙じたローカルハーブティー。カフェも併設されたおしゃれな店内には、お茶がずらりと並びます。栽培期間中農薬不使用でノンカフェインのざら茶は、香ばしくまろやかで飲みやすい味。
予約制のお茶のワークショップ「#MYCHA(マイチャ)」では、自身の体調や飲むシーンにあわせて自分だけのお茶をつくってお土産にすることもできるそう。明るく温かいご夫妻の笑顔に元気をもらえました。
JR特急スーパーおき4号(2駅)


益田駅から徒歩5分という立地も便利。近くにコンビニがあるのも嬉しい。



泊まりたいホテルで旅先を決めるのも、ひとり旅にとって大切なインスピレーション。「MASCOS HOTEL」は、石見地方(島根県西部)の窯元や家具職人、縫製メーカーなどの地場産業と共同開発したオリジナルプロダクトが魅力。唯一無二のクラフトホテルで、じっくり感性を磨いてみるのはいかがでしょうか。

Bさん



宿泊するのは、明るい配色が居心地良い「STANDARD NATURAL」。

島根県江津市にあるdesign office SUKIMONOがデザインした机と椅子が素敵。石見焼の湯呑みや、肌に馴染むニット織の浴衣に旅の疲れが一気に癒されます。



気に入ったプロダクトはお土産に



1FのロビーではMASCOS HOTELのオリジナルグッズや、石見焼・萩焼のカップやボウルを販売。MADE IN石見の生地を使用したサウナハットもありました。


渋い古民家風の一軒家。人気店のため事前に予約を入れるのがおすすめです。

夕食は、グルメな人たちに愛される居酒屋「田吾作」へ。1人で居酒屋なんて初めてだけど、旅先なら不思議と勇気がわいて冒険できるもの。スタッフの方に話を伺うと、1人で訪れるお客さんも多いのだとか(この日も北海道から来ました!という男性のおひとり様に出会いました)。




おまかせコース4,400円は、自家製豆腐やイカ刺し、お造りなど旬の味覚がたっぷり味わえるのでおすすめ。
お店オリジナルの純米吟醸酒「田吾作」をちびちび飲みながら、目当てのイカ刺しに舌鼓。新鮮すぎてピクピク動くイカは、口に入れると甘くコリコリしていて超絶品です!
高津川の鮎おそるべし…!


お造りもイカ刺しも最高でしたが、高津川の鮎のから揚げのおいしさには度肝を抜かれました。鮎も素晴らしかったです!と代表の志田原さんに伝えたところ、 「僕は 高津川の鮎は日本一 だと思っています」と力強い言葉がかえってきました。くさみがなく、旨味がぎゅっと詰まっていて上品な味。鮎好きさんに絶対食べてほしいです。


もうちょっとだけ飲もうと、MASCOS HOTEL内にある「MASCOS BAR&DINING」へ。
宿泊客はもちろん、地元のお客さんたちがディナーを楽しむアットホームな雰囲気です。カウンターに1人で飲んでも寂しくならないのは、気さくなスタッフさんたちがいるから。益田市内で栽培されているフレッシュなパクチーをハイボールといっしょにもりもりいただきました。



ホテルの敷地内にある「益田温泉」もMASCOS HOTELの魅力のひとつ。とろみのあるアルカリ性のお湯がなめらかで最高です!清潔感のある浴室は、壁に施されたタイルアートが可愛くて、お湯に浸かりながらじっくり眺めてしまいました。日帰り入浴としても利用できます。
マンガが読めるリラックススペース


温泉フロアには素敵なリラックススペースも。浜田市の「吉原木工所」が制作した組子のオブジェの影がアーティスティック。同フロアにあるコインランドリーで洗濯している間、コミックコーナーのマンガを読んで寛がせてもらいました。

益田でアートと幻想的な景色を満喫!


ビュッフェ形式の朝食。ここの朝食は絶対食べるべき!


ホテル選びで朝食を重視している人も多いはず。朝から彩り豊かな野菜をたっぷり味わえることに感動。昨夜ちょっと飲みすぎたので、しじみのお味噌汁が嬉しい…。

「グラントワ」


美術館と劇場が一体になった島根県芸術文化センター「グラントワ」。島根県の石見地方で生産されている石州瓦(せきしゅうがわら)で屋根も壁も覆っている建物は、類を見ないデザインで圧巻の迫力です。展覧会やコンサート目的はもちろん、建物を愛でるために訪れるのもおすすめ。

Aさん

見れば見るほど、玉虫色に輝く石州瓦の美しさに引き込まれます…!


石州瓦の釉薬に含まれるガラス質が光に反射することで、晴れているときはオレンジに、日が陰ったり雨の日になるとブルーっぽく見えたり…と、天気や時間帯によってさまざまな表情が楽しめます。石州瓦に四方を囲まれた中庭では、お弁当を食べて過ごすお客さんもいるのだとか。また、イベントがあるときは中央にある水盤の水を抜くことも。音の響きが良いので、中庭でイベントをしたいというアーティストも多いそうです。実際に歩いてみると、異世界に飛び込んでしまったような不思議な感覚が味わえます。

開放感のある
アートライブラリーも必見



ドーム型の広い天井は壮観。アートライブラリーでは、美術や音楽はもちろん芸術にまつわる専門書や雑誌が読めます。


グラントワ内にある「Pony」は、旬の地元食材をフレンチで味わえるレストラン。仲買人であるシェフ自らが魚市場で仕入れた新鮮な魚介類やしまね和牛、地野菜などをふんだんに使ったお料理を堪能できます。
「Pony(ポニイ)」
JR山陰本線(1駅)

(みやがしま えびすじんじゃ)


“山陰のモンサンミッシェル”と呼ばれる「衣毘須神社」は、旅のクライマックスにふさわしいスポットです。白浜と神社をつなぐ参道は、潮の満ち引きによってあらわれたり消えたり。

訪れるときは「潮位表」をチェックするのが大事です(天候が荒れているときはもちろん、波が高いときも渡れません)。小浜海岸の海は、東山魁夷の障壁画「朝明けの潮」のモデルになった地としても有名な場所。雄大なエネルギーを体感することができます。
JR山陰本線(1駅)



たくさん歩いて頑張った自分へのご褒美には、益田駅すぐそばにある「Fruits moritani」のフルーツパフェがぴったり。旬のフルーツがふんだんに味わえるので、思わず笑顔になること間違いなしです。焼き菓子はお土産にしても喜ばれそう。

天才的においしい!
シャインマスカットの爽やかビール




益田駅から徒歩20分、車で5分の距離にある「高津川リバービア」醸造所直営の「クラフト酒場高角」。旅の締めくくりの一杯を、店内の立呑スペースで味わうのもオツです。益田産シャインマスカットを使用した「益田マスカットエール」は、ビールの概念が変わる爽やかさ!苦味がなく後味もすっきり。食前酒として飲むも良し、白身魚やサラダとのペアリングを楽しむも良し。お好みでどうぞ♡
〜帰路へ〜


充実した1泊2日の「津和野・益田」の旅はこれでおしまい。

「津和野」は、山口県の萩といっしょにガイドブックで紹介されることが多いエリアですが、日本にまだこんなところがあったの!?と思うような原風景があり、レトロ好きにはたまりませんでした。
津和野の歴史を学んだり、素敵なお店やグッとくる景色を宝探しのように見つけるのが楽しかったです。


一方「益田」は、ここでしか味わえない旬のグルメはもちろん、クラフトやアートを感じながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。時間と手間をかけてつくられているものを大事にしたいし、そういうものに囲まれて暮らしたいなと強く思いました。
電車やバスの本数が限られるため、時刻表のチェックは欠かせませんが、みなさん親切でとっても温かいので、女性1人でも安心して旅ができると思います。また必ず行きたい、そんな大切な場所になりました。

今回旅したところはこちら
津和野MAP
益田MAP
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Aさん