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冷え、むくみ、不眠…夏のトラブルは「ふくらはぎマッサージ」で改善

美容

今の時期に多くの女性を悩ませるのが、冷え、むくみ、食欲不振、不眠といった夏のダメージ。それらの原因の一つに血行不良があると言うのは、鍼灸あんま指圧マッサージ師の神崎貴子先生。

「血液は重力で下半身に溜まりやすく、特にデスクワークが多い人や運動不足の人は血流が滞りがち。これがさまざまな不調を招きます。全身に効率よく血液をめぐらせるには、ふくらはぎのマッサージが効果的。またひざ下には全身に通ずるツボが多く点在します。悩みと関係するツボを狙いうちすることで、症状を直接的に緩和させることもできます」

マッサージをする際は、手の滑りをよくするためにオイルやクリームをつけてからはじめよう。

毎日刺激で不調予防! 基本のマッサージ

全身の血流を改善し、冷えやむくみなどのお悩みに働きかける万能ツボの刺激は毎日の習慣にしたいもの。下半身に溜まった血液を全身にめぐらせるように下から上にマッサージしよう。

1.片足の甲を両手で包むように持ち、両手の親指を足の人さし指の付け根におく。力を入れながら左右に親指をスライドし、骨を開く。5回。

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2.両手でチョキを作り、内くるぶしと外くるぶしそれぞれの下側におく。人さし指と中指を開きながら、くるぶしの周りを流す。これを5回。

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3.「三陰交(さんいんこう)」(※1)に両手の親指を重ねておき、ふくらはぎを包み込むように持つ。痛気持ちいいと感じる程度の強さで、5秒間ツボを押す。

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4.「陰陵泉(いんりょうせん)」(※2)に両手の親指の腹を重ねておき、ふくらはぎを包み込むように持つ。呼吸に合わせて5秒間じんわりとツボを刺激する。

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5.マッサージしている脚と同じ側の手の親指で「三陰交」を押し、指を少しずつ上にずらしながら「陰陵泉」までふくらはぎを揉む。5回。

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6.3と同様に両手の親指を重ねて「三陰交」におく。ぎゅっと圧をかけた状態で、「陰陵泉」まで押し上げる。5回。一連の流れを逆脚も行う。

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※1 内くるぶしの頂点から、指4本分上がったところに位置するツボ。子宮に働きかけて血行をよくすることから、女性に大切なツボとして知られる。生理痛や冷え、むくみに効果的。

※2 ひざの内側にあるツボ。スネにある太い骨の内側をひざに向かってたどり、指が止まるところ。水分代謝を促し、脚のむくみを軽減する。女性ホルモンを整える効果も。

神崎貴子先生 鍼灸あんま指圧マッサージ師、(特非)日本スポーツアロマトレーナー協会副理事長。「さくら治療院」の院長を務める。ツボに関する著書やメディア出演も多数。

※『anan』2018年8月29日号より。写真・中島慶子 モデル・野口絵里弥(SATORU JAPAN) 取材、文・黒澤祐美

(by anan編集部)

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