秋はジューンブライドの6月よりも、結婚式が多い時期。招待状をもらうたびに焦るかもしれません。でも、慌てて婚活をするのは間違い! 結婚を強く意識したときに、まずチェックしたいことがあるんです。動き出すのはそれからでも全然遅くないでしょう!
文・沙木貴咲
本当に結婚したい……?
恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。結婚式が多くなる時期がやってきました。式の招待状を受け取ると、彼氏がいない女子は不安になるのかも。でも「私も結婚しなくちゃ!」と焦るより前に、するべきことがあるんです。
私は占い師として結婚のご相談を多数お受けしていますが、婚活疲れを起こしたり、迷って決断できなくなったりする女性には、「実は結婚したいとは思っていない」人が少なくありません。適齢期を迎えたら結婚するのが当たり前と思い込んでいて、家庭を持つことに本当は興味がないという自分の本音に気づいてないんです。
さらに、身近な女友達や同僚が続々と入籍するのを目の当たりにすると、「私だけ遅れを取っている」と焦りが湧き上がり、結婚そのものを真剣に考えることもなく婚活を始めてしまいます。「行き遅れたらマズい!」という焦燥感から婚活しても、本音は「結婚したくない」なので、決め手がそもそもありません。婚活期間だけが長引き、彼氏すらできない状態に陥るのです。
好きな人がいない今、結婚を焦ってしまう女子は、まず「私は本当に結婚したいの?」と自問自答してみてください。世間の常識や両親の想いすら無視して、自分がどんな本音を抱いているかを突き止めるんです。そうすれば、婚活をするのかどうか、正しい判断ができるはずです。
「結婚しない=ひとりで生きていく」ではない
結婚しない人生を選ぶとは、生涯をひとりきりで生き抜くことではありません。今どきの独身人生は本当に自由で、孤独で寂しいとは限らないんです。例えば、恋人をひとりに限定しないとか、婚姻届けを出さなくてもパートナーといえる存在を作るなど、自分がしたいようにできます。
実際に、私の周りには、「仕事をメインに生きていきたいから、土日だけ会える彼氏がいればいい」という女性もいますし、「お互いの家族と繋がりを持つような結婚は興味ないから、彼氏とはずっと恋人同士でいたい」という人もいます。
そうした考えは決してワガママではなく、その人にとっての理想の愛のカタチといえるでしょう。結婚にとらわれる必要は、まったくないんです。
事実婚という選択肢もある
先日、プロブロガーのはあちゅうさんとAV男優のしみけんさんが、事実婚を発表して話題になりましたが、今では事実婚という選択肢もアリだと思います。
女性の仕事に結婚が支障になるとか、二人が独自の家族観を持つという場合、「結婚しない」ではなく、婚姻届けを出さないパートナーシップを結べばいいと考えるんです。たとえ子どもが産まれても、どちらの籍に入れるかをキチンと決めれば、法的に問題はありません。
いわゆる普通の結婚には魅力を感じないけれど、愛する人とは良い関係を続けていきたい場合、昔ながらの夫婦のカタチにこだわらず、自由に判断すれば良いでしょう。
アナタは結婚する?しない?
秋の結婚シーズンに焦りを覚えてしまうとき、見切り発車で婚活を始める前に、まず「私は本当に結婚したいの?」と自問自答することが大事。じっくり考えると、意外な自分の本音を見つけるかもしれません。
もし結婚に興味がないとわかったら、自分らしいパートナーシップを模索すればいいんです。独身をつらぬくということに、今までとは違う視点で前向きな印象を抱くようになるはずです。
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