いったんはフェードアウトしても続く関係と、連絡が途切れたら縁も切れる関係は何が違うんでしょう? それぞれに特徴とパターンがあるようです。あなたがもし中途半端な状態にあるなら、ポイントを知ることでお相手とまだ続くのかどうかが判断できるはずです。
マイペース同士の恋は進展がスローペース
そもそも恋愛スピードは人によってまちまちで、出会ってすぐにアクションを起こす人もいれば、じっくり距離を縮めていくタイプもいます。マイペースなカップルは「まずはお友だちから」とのんびりしていて、連絡が途絶えてもあまり焦りがないでしょう。
「彼女とは知り合って良い感じになったけれど、お互いに連絡しなくなっていったんフェードアウト。でも、何となく気になって1年後にLINEしたら返事が来て、それから3か月後に会ってまた良い感じになっている」(30歳男性・会社員)
このカップルは出会ってから1年3か月でやっと関係が動き出しているのですが、どちらもLINEの既読スルーやデートの日程が決まらないことに焦らないそうで。
フェードアウトした相手にネガティブイメージを抱かないのか質問しましたが、「ケンカしたわけではないから気にしていない」とのこと。お二人ともマイペースなだけでなく、精神年齢が高いのかもしれません。
不安を感じない関係は途切れても続く
「彼女とは遠距離恋愛で会えるのは月に1度。でも、遠距離になる前に同棲していたからか、離れていてもあまり不安はない。心はつながっていると信じている」(37歳男性・公務員)
この男性は遠距離で付き合った彼女と婚約中。3年も離れていればギクシャクしそうに思いますが、同棲期間が4年あったとのことで、浮気や心移りはなく無事ゴールインするようです。
「彼氏は仕事人間でデートを残業でドタキャンすることはあっても、浮気はしない人。忙しくなると放置されるけれど、浮気されなければいつも一緒じゃなくても構わない」(33歳女性・会社員)
この女性は彼氏を信頼しているだけでなく、ひとりの時間を過ごすのが上手なのかもしれません。会えない日が続いても、そんな感覚にはすでに慣れてあまり気にしないそうです。また、そんな彼女だからこそ、彼氏も安心して仕事に専念できるのでしょう。
姑息な駆け引きはフェードアウトの元
これは筆者の実体験ですが、マッチングアプリで知り合ったある男性は何かと含みを持たせた発言が多く、コミュニケーションが取りづらいタイプでした。
確かに気にはなるものの、それは「好きだから興味が湧く」ではなく、「気を持たせるのがうまい彼に乗せられている」感じ。駆け引き上手だったのかもしれませんが、相手のテクに操られるのがカンに障り、ひねた返事をかえしたら案の定フェードアウトしました。
その男性は前の彼女に二股をかけられて人間不信に陥ったと語っていましたが、だからといって姑息な駆け引きをしながらこちらを試すのはいかがなものかと……。また、駆け引きに駆け引きで応酬すると、相手の裏をかくことに意識が向いて恋心はどんどん冷めていきました。
進展する恋は、お互いにまっすぐ素直に向き合えるかどうかが大事だと実感しています。
停滞が必要な関係もある
停滞すること自体は悪いものではないでしょう。仕事が忙しくて恋愛に集中できないとか、前の恋を整理する時間が必要など、停滞するしかないケースもあるはずです。そして、そうした事情を知らされないまま連絡が途切れたお相手がいるかもしれません。
もし、あなたに「今でも気になるけれどフェードアウトしてしまった相手」がいるなら、思い切ってもう一度連絡してみては? 停滞がふたりにとって必要なものであれば、また関係が動き出すでしょう。離れ離れの時間は必然だったと納得できるはずです。
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