昨今は自己肯定感を高めることが注目されていますが、恋愛においても自意識の高さは必要不可欠です。好きな人から愛されるだけでなく、幸せになる相手を正しく選ぶきっかけにもなるでしょう。
自信がある人が愛される理由
容姿に関係なくモテる、恋愛対象に見られやすい人は案外います。優しいとか気遣いができるといった内面の魅力はもちろん、表情や振る舞いが堂々としているところが注目ポイントになるでしょう。
逆に、どんなにスタイルが良くても、背を丸めてオドオドしていれば印象は薄くなり、雑な扱いをされやすくなるはず。一見するとモテそうな美女がダメ男と付き合うケースは、自己肯定感が低く主張が少ないことで相手に流されている場合が多いのです。
誰かが評価してくれるまでもなく、「私は素敵」と自分で自分を認められる人はメンタルが強く、それが態度にもにじみ出ているでしょう。また、自信があると言動に余裕が生まれて、こなれ感が出てくることも愛される理由になります。自分が大好きという感覚は幸せな恋をするうえで欠かせない条件なのです。
自分磨きで自信をつける
「自分から振った女性と久しぶりに会って後悔したことがある。当時はいつもモジモジして冴えない印象だったけれど、服装や顔つき、行動そのものが全部変わっていて驚いた。今なら付き合えると思って告白したら、今度は自分が振られてしまった」(27歳男性・会社員)
その女性は、振られたことで「見返してやる」と自分磨きをがんばったそうで、美容やファッションを極めたら言動も変わるというのはよくある話です。
自分から振っておいて「今なら付き合える」と思った男性もゲンキンですが、彼氏がいるからとしっかりお断りされたようです。
自分が好きな女性は魅力的
「元カノは『私なんて』が口ぐせで、そんなことないよと僕がなだめて安心する人だった。守ってあげたいとは思ったけれど正直疲れた。長所を素直に認めて『私すごいでしょ』と言うようなタイプが、今は付き合いやすいと思っている」(31歳男性・自営業)
この男性が元カノと別れた理由は、転職先を決めてほしいと言われたことだそうです。自信のなさからアドバイスがほしかったのかもしれませんが、最終判断まで丸投げされるとさすがに気が引けるでしょう。今、この男性は真逆のタイプを探して恋活中とのことです。
彼氏にするならどんなタイプがいい?
自己肯定感が低いと他人から「あなたはすごい」「大丈夫だよ」と認められることで安心するため、恋人には包容力があって自分とは真逆のタイプを選びたくなるかもしれません。
でも、いかに恋人であっても、フォローが必至のやり取りが常態化すると疲れてしまいます。彼氏は、「かわいいね」と褒めたら彼女に「ありがとう」と素直に喜んでもらいたいのです。「そんなことないよ」から始まる、彼女の自信のなさをフォローするやり取りは、やっぱり面倒に感じられるでしょう。
そして、そんな関係性を逆転させて想像してほしいのですが、彼氏がいつもオドオドしていて「俺なんて」とネガティブ発言ばかりしていたら…ちょっとイヤですよね。
魅力的と思うからこそ付き合っているのに、「俺はダメだ」と言われると「そんな彼と付き合っている私って何?」と空しくなり、自分の恋心を否定されたように感じるはずです。
自分に自信を持つとは、愛されやすくなるだけでなく、好きな人の気持ちを受け止め大事にすることでもあります。新しい恋を求めるにしても、恋人といつまでも仲良くするためにも、自分の長所と魅力を素直に認めて堂々としたほうがいいでしょう。
©mediaphotos/Getty Images
©Jamie Grill/Getty Images
©Steve Hammid/Getty Images