男性には愛する女性を守りたい願望がありますが、だからといって強いだけの存在ではありません。彼女に対しては「甘えてほしい」のほかに望んでいることがあるんです。
本当は彼女に甘えたい
男性は恋愛に刺激と癒しを求めていて、彼女には甘えられるだけでなく、甘えたいとも思っています。付き合い始めは彼女を溺愛して、これでもかというほど甘やかす男性でも、関係がこなれてくると寂しさや弱い部分を見せるようになるでしょう。
また、男性は甘えたいと思っても素直に言葉で伝えられない人が多いので、空気で察してくれる敏感な女性や、多くを語らなくても丸ごと受け止める大らかなタイプを好みます。ストレスが溜まったときにとにかく話を聞いてくれるとか、元気が出ない日は何も言わずにそばにいるといった行動が取れる彼女には安心感を覚えるはずです。
「甘える」と「甘えられる」の割合
男性は女性に甘えたがっていると言うと、「私はいつも頼られて甘えられている」というお姉さん気質の女性が少なからず手を挙げるのですが……男性には本能的な強くありたい願望があるので、つねに甘えてくるのは牙が抜けすぎているかもしれません。
筆者も何度か経験がありますが、ヒモ気質の男性は基本スタイルが「ボクは弱くて甘えん坊」なので、やたらと甘えられる場合はむしろ注意が必要です。単に依存されていたり、本命がほかにいたりする可能性があります。
本命彼女に求めるのは、「甘えられる」が6～7割の、「自分が甘える」は3～4割といったところでしょうか。男性は本気で愛する人には基本的に頼られて尊敬されたいので、弱音ばかりを吐いてもいられないのです。
モテる男性ほど女性に甘えたい
そして、甘えたい願望は仕事ができるモテ男ほど強く隠し持っています。職場で責任の重い立場を任されていたり、スマートで隙のない行動を期待されていたりすると、プライベートでは“強い男の仮面”をはずしたくなるのです。
たとえば、経営者の男性が妻の前では赤ちゃん言葉を話すというのは珍しい話ではありません。外で気を張っているぶん、愛する女性の前では緊張を解いてリラックスしたいのでしょう。
“母性”で彼氏を丸ごと受け止める
女性は弱く守られるべき面を持つ一方で、海のように深い包容力も持っています。あたたかく包み込む感覚を母性というなら、男性は女性が本能的に持つ母性を求めているのでしょう。鋼のメンタルを持っていそうなハイスぺ男性にも弱い部分は必ずありますし、誰かを頼って癒されたい願望があるのです。
また、恋人関係はギブアンドテイクが理想的で、一方だけが甘え続けるとお付き合いはいずれ破綻してしまいます。「自分が甘えたら、次は相手に甘えさせる」という感覚があれば、恋は安定して長続きするでしょう。
母性ともいえる寛容さとバランスの良さを心がければ、彼氏との関係はいつまでも良い状態が保てるはずです。
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