「察してちゃん」は「かまってちゃん」よりも男性に嫌われてしまうんだとか。自己主張が苦手で、言いたいことがなかなか言えない女子は、本音を胸の奥に溜め込むだけ損をするかも。その理由と対策を探ってみます!
文・沙木貴咲
恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。奥手な女性ほど、自分の気持ちを隠してしまいがちですが、主張しないでいると、損をするだけでなく、段々と面倒くさいキャラになるかもしれません。彼氏から「ウザい」と言われてしまう奥手彼女は、何が嫌われポイントになっているんでしょうか?
言わないと、本音はドンドン溜まっていく
奥手女子は、「こんなこと言ったら、彼に嫌われるかもしれない」「これは言うべきことではないのかも」という具合に、自己主張が苦手。自分の意見を貫くより、彼に合わせたほうがいいと、判断を彼氏任せにすることも多いはずです。
でも、言わないからといって、意志や気持ちが消えるわけではなく。胸の奥にはどんどん本音が溜まっていきます。主張しないだけで、自分の考えを隠し持つことになるんです。
しかも、秘めた思いが強いほど「言いたいのに言えない」と、ストレスを感じます。自分からはうまく伝えられないので、「彼が察してくれたらいいのに」と思うようになるでしょう。
けれど、この「察してほしい気持ち」が、男性にとってはかなりウザいポイントになるんです。
『察してちゃん』がウザい理由
『察してちゃん』と『かまってちゃん』なら、『察してちゃん』のほうがウザいといわれているんだとか……。ウザい代名詞の『かまってちゃん』より嫌われるとなると、男性にかなり面倒と思われていることになります。
じゃあ、なぜそんなに嫌われるのかというと、「言われなくちゃ、やっぱりわからない」「つねに彼女の気持ちを探らなくちゃいけないのが面倒」というのが理由。
言葉にしない気持ちを察するというのは、難易度が高く疲れますし、そこまで器用にできないというのが男性の本音です。また、一生懸命に察しても彼女の本音を探り切れない場合、すねたり文句を言われたりするとやりきれなくなるのでしょう。
恋人関係とはいえ、以心伝心はそうそうできないはず。彼女が何も言わず、「察してほしい」とストレスを溜める様子を見るのは、彼氏としては困惑するしかないのかもしれません。
察してくれないと文句を言えば自爆する!
自己主張できないまま気持ちを溜め込み、「もう、どうして察してくれないの?」とストレスを爆発させるとき、彼氏はどう感じるんでしょうか?
まず一番に「そんな風に思っていたの?(知らなかった)」と驚くはず。そして、「言えばよかったのに。ていうか、言われないとわからないよ」と面倒くささを感じます。彼氏がそれまで、自分の彼女は従順で扱いやすいタイプと思っていたなら、イメージはガラッと変わるはず。「こんなに手間がかかる彼女とは付き合えないかも」と、別れを意識するかもしれません。
やっと自分の気持ちを言えたとしても、溜め込んだストレスと一緒にぶつければ、彼氏にはただの文句にしか聞こえないのです。すんなり受け入れてもらえないだけでなく、関係にヒビが入る可能性もあります。
言わなくちゃやっぱりわからない
結局のところ、言葉にしなくちゃ思いは伝わらないのです。表情や態度だけで気持ちを察してもらうのは、まずムリだと思ったほうが良いかもしれません。
奥手女子は、なかなか言葉が出てこないでしょうが、言わずにガマンしても良いことは何もないと思ってください。彼氏といつまでも仲良くするには、自分の意志をちゃんと伝えることが、やっぱり必要なんです。
©lechatnoir/Gettyimages
©yacobchuk/Gettyimages
©valentinrussanov/Gettyimages
©Mladen Zivkovic/Gettyimages