とっても素敵な人だと思っていたのに、いざデートしてみたら、「正直、期待が大きかったぶん、幻滅しました」ということもありますよね。「なんでこんな人を好きだと思っちゃってたんだろう」と思うくらい一瞬で冷めてしまった“失望デート”のエピソードをご紹介します。
文・塚田牧夫
「今日は…飲んじゃいますかね」
「憧れていた人と、ふたりで飲むことになったときの話です。グループではけっこう、定期的に集まって飲んでいたんだけど、ふたりだけで飲むのは初めて。かなりドキドキしていました。
私はまぁまぁお酒は飲めるんだけど、彼はほとんど飲めない。みんなで飲むときも、いつもウーロン茶。……そういう真面目でマイペースなところが良かったのに。
ふたりでお店に入ったら、“今夜は、一杯くらいは、飲まないとですね”なんて言って、ビールを注文するじゃないですか。
正直、なんか気持ち悪いと思っちゃいました! 酔ったとことか見たくなかったし!
案の定、すぐに赤くなって、言っていることもなんかおかしい。1軒目で帰りましたよ」アヤコ(仮名)/27歳
「もう一回言ってみろよ?」
「すごく仲良くなって、付き合ったその日ですよ…。いつものお店で、ふたりで飲んでいたら、仲がいい代理店の男の子たちと偶然会って。
“おー! まみぃー!”“今度、合コンやろうぜー”と、彼らも酔っているから、大騒ぎ。
“あの、か、かれし……”とちゃんと紹介しようとした、その瞬間! “あ? なんだおめーら?”と彼氏になったばかりの彼が見たこともない怒り顔。
“コラ、ナニまみとか、人の女を気安く呼んでるんだよコラ? もう一回言ってみろよ?”
代理店の人たち4人いるのに、今にも殴りかかりそうな勢い。しかも手に焼酎の瓶持っているんですよ……。怖すぎ。
“ちょ! ダメ! 帰ろ!”と手を引っ張って、なんとか店から出させたんだけど、“おー! お前ら顔覚えたからよー!”と最後まで吠えていました。
なんかもう怖すぎて、すぐ別れるのも怖いから、徐々に徐々に慎重にフェードアウトしましたよ」マミ(仮名)/24歳
好きだったけど一瞬で冷めた“失望デート”のエピソードをご紹介しました。
飲めないお酒を飲んじゃうくらいならいいけど……、オラつく人は嫌ですよねぇ。みなさんもお気をつけください。
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※2017年5月20日作成