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月に一度、各自寝るまで飲む。ママたちの乾杯写真が至福すぎる

ライフスタイル

月に一度、土曜日の夜になると「乾杯!」のつぶやきが次々と投稿されます。ここは居酒屋ではなくツイッター。子育て中の母親たちがお酒と料理の写真をどんどんアップしています。何が起きているのでしょうか。

2022年7月30日、土曜日。ツイッター上には午後6時ごろから、おいしそうな料理とお酒のツイートが続々と投稿されるようになりました。

夜が深まっても投稿は途切れるどころか、2杯目、3杯目と重ねる人もおり、だんだんテンションが上がっていくように見えます。

実際は多くがひとり飲みですが、リアルで知らない相手に対して「お疲れさま」と声をかけあったり「いいね」をしあったりして、同じ空間を共有しているようです。

主宰するツイママ飲酒部さんの投稿(サムネイルも) @osakesukimama
主宰するツイママ飲酒部さんの投稿(サムネイルも) @osakesukimama

只今より、各自寝るまで

これは、ツイママ飲酒部(@osakesukimama)さんが主宰する、毎月恒例の「 #ママ垢乾杯ツイオフ」。自らお酒とつまみを用意したら、その写真とともにハッシュタグをつけて「乾杯」とツイートするだけで参加できる、ツイッター上のゆるいオフ会です。

「只今より、ママ垢乾杯ツイオフを開始します。各自寝るまで」

「美味しい飲み物や食べ物の写真を添えて、乾杯ツイートをしましょう」

「ノンアルコールOK」

この呼びかけがあると、待ってましたとばかりにハッシュタグに乾杯ツイートが寄せられます。

この日は、公開されているアカウントだけでも100件以上の乾杯画像が投稿され、ハッシュタグが一時トレンド入りしました。

インスタのような加工された写真はあまりなく、手のこんだ料理もあれば、コンビニのおつまみ、とっておきのお酒など、思い思いの晩酌の様子がアップされていきます。

日常生活で出会えないママ友

この楽しすぎる「飲み会」は、どのように始まったのでしょうか。

主宰するツイママ飲酒部さんは、小学1年生と幼稚園の2人の子どもを育てています。専業主婦だった6年間を経て今年、仕事を再開したばかり。在宅勤務と出社を組み合わせ、仕事と育児の両立のペースをつかもうとしています。

慌ただしい日常生活の中で、家事を終えたあとや子どもを寝かしつけたあとの1杯が、最高の楽しみなのだそうです。

ーー#ママ垢乾杯ツイオフ をはじめたきっかけは。

「2021年3月に、第1回目を開催しました。以降、ほぼ毎月開催しています。 コロナ禍で友人と会えず、ママ友づくりも難しい中、楽しい企画があればいいなと考えていました」

「ツイッターで、育児の月齢別ツイオフや、単発の飲酒オフなどには既に慣れ親しんでいたので、最初は気軽な気持ちだったように思います。まずは今つながっているフォロワーさんと楽しめたらいいなと思って始めました」

ーー出産前と比べて、お酒を飲む機会が変化したからでしょうか。

「出産前は特に時間帯を気にせず、飲みたくなったら好きなだけ飲んでいました。 出産後は、寝かしつけを頑張ったらお酒飲もう!家事を片付けたらお酒飲もう!と、頑張る原動力にしています」

ーーコロナの事情もありますが、外飲みについてはいかがですか。

「外飲みは、家事や子どものことを一時的に忘れてリフレッシュできる時間です。母親にもそんな特別な時間があってもいいのではと思います」

主宰するツイママ飲酒部さんの投稿 @osakesukimama
主宰するツイママ飲酒部さんの投稿 @osakesukimama

ーー#ママ垢乾杯ツイオフをはじめてみて、いかがでしたか。

「お酒が大好きなママさんが想像以上にたくさんいることがわかり、びっくりしました!」

「実生活ではなかなか出会えないので、気の合うママさんに出会える貴重な場となっています。 いろいろなお酒やおつまみを眺めるのが私自身も楽しいです」

ーー子育てしているとなかなか自由時間を確保するのが難しいですが、ふだん頑張っているからこそ、乾杯ができる時間は貴重ですね。

「母親のみなさんには、子どもと離れて過ごす時間を罪悪感なく楽しんでほしいな、と思っています」

「母親がその時間を楽しむためには、母親の頑張りよりも周りの環境が一番大きいと思います。こうした考え方がたくさんの人に広がることを願っています」

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