1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第49回は、生活するにつれて夫婦で意見が衝突しがちなエピソードを3選ご紹介します。
1. 子どもの習い事でモメる
【ママライフばんざい!】vol. 49
結婚してからしばらくはラブラブ状態が続いても、生活していくにつれて、お互いの違いを実感することはよくあること。育った環境が違うのですから、物事のとらえ方や考え方に差ができるのも仕方がありません。とくに夫と妻で意見が分かれやすいことといえば、ひとつめは、子どものことについてでしょう。
なかでも夫婦で意見が衝突しがちなこととえいば、子どもの習い事でモメる話をよく耳にすることがあります。たとえば、「幼児期から英会話を学ばせたい」など幼児の頃から子どもに英才教育を施したい妻、「元気に育ってくれればそれでいい」という思いから小さいうちはのびのびと育てたいと思っている夫。
根本的に理想が違うために、成長するタイミングでの折々にある出来事に、どうやっていきたいか意見が割れてしまうのです。そこに子ども本人の意思は関係なく、親がなんでも決めてしまうと、夫婦でどちらが正しいかという不毛なケンカになってしまうことも…。いずれにしても、大事な我が子の将来を思うがゆえの親心でもあるので、夫婦の考えをうまくすり合わせて、家族仲良く暮らしてほしいものです。
2. デジタル機器の使用でモメる
いまの時代には欠かせないスマートフォンやパソコンなどのデジタル機器は、それぞれの家庭によっても、考え方が異なります。コロナ禍の小学校では、学校から貸し出しされる児童用のパソコンを使用して、オンライン授業を導入する学校も多くありましたし、いまは低学年からデジタル機器に慣れていく環境で育っていますよね。
兄弟がいる場合、上のお子さんが持っているスマホに早くから下のお子さんが興味を持ってしまうなど、家族構成によっても、使いどころが難しい場合もある様子。夫が「スマホぐらいそろそろ持たせてもいいんじゃないか」と考えても、妻は「まだスマホは早すぎる」と、夫婦で意見が合わないという話はよく聞くものです。
何歳から個人のスマホやパソコンを持つのが適切なのか。夫や妻のデジタル機器の使用状況によっても、とらえ方が変わってくるため、お子さんの性格や家庭の状況によって、夫婦で適切な答えが出るといいですよね。
3. 家事の仕方でモメる
最後は、家事の仕方でモメるというお話です。以前は、亭主関白タイプの夫が多い時代がありましたし、家庭は妻が守るものという考えがあったことも。令和のいまも、夫がバリバリ働いて、そんな忙しい夫を支えたいという気持ちでいる妻もいるはず。そういったタイプの家庭だと、妻に家事を任せることが多いので、それほどモメることはないのかもしれません。
ですが、いまは共働きの夫婦も増えてきて、夫も妻も家事を分担するという家庭が普通になってきました。家事もそれぞれのやり方があるため、「妻の洗濯物のたたみ方が気になる」という夫や、「夫がどんなに忙しくても部屋を掃除したがる」という妻など、お互いに多忙を極めると、少しのことでもイライラしてしまう原因になってしまいます。
少しの亀裂が大きな溝にならないように、夫婦ともに余裕ができたら「あのときはごめん」などと、歩み寄っていったり、家事のルールをゆるくしてみるなど工夫できるといいですよね。
長く一緒にいると、時にはぶつかったり、時には離れたり、仲が良いだけではないときもあるはず。でも、夫婦の関係をうまくやっていけるように、お互いのことを尊重して、なるべく家庭円満でいきたいところです。みなさんの家庭がうまくいきますように。
文・かわむらあみり
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