仲は良いけれど本気で好きと思っているかどうかはわからない。そんな状態にモヤモヤするときは男性の本気度を見極めることが大事です。本命彼女と見ているか、何となく仲良くするだけなのかは男性の言動を判断できるでしょう。
脳みそを使って話しているかどうか
本気で好きな女性と会話するとき、男性はものすごい勢いで頭を回転させます。好きな人の話は一言一句逃さず聞こうとしますし、だからこそ「前と違う」「変わった?」という違いに気づけるでしょう。
「女性に対して『かわいい』は万能で、これさえ言っておけばどうにかなる言葉。でも『前髪切った?』とか『バッグ替えたね』という言葉は本気で好きな人にしか出てこない」(30歳男性・会社員)
この男性が言う「かわいいは万能の言葉」はまさにその通りで、気持ちを込めなくても女性のテンションを上げる魔法のワードです。
やたらと「かわいい」を連呼してヨイショしてくる男性は、むしろ警戒した方がいいかもしれません。
お父さん目線になる
「本当に大好きな人にはいつも笑顔でいてほしい。男が参加する飲み会は危ないことがないように迎えに行くし、生理の時は無理しないで寝ていてほしい。いろいろとしてあげたくなる」(33歳男性・エンジニア)
男性は本気で好きな女性には「守りたい」という思いを抱きます。それは恋のときめきを越えた愛の領域にある感情で、娘を見守る父親の目線に近いかもしれません。
肌見せファッションを注意するとか、夜更けの外出をたしなめるといった言動は彼女への愛ゆえでしょう。好きだからこその気遣いと過干渉は紙一重といえます。
無欲でやさしいキスができる
男性の恋愛感情は性欲に直結しがちですが、本命彼女には純粋な愛情からキスができます。唇を触れ合わせたからといって、それは必ずしも性欲を満たすことにつながらないのです。
彼女が泣いていたり、体調が悪かったりするとき、背中を撫でる・添い寝するのも本気で好きな証拠でしょう。
「彼女が不安がっているときは、ただそばにいて抱きしめたり、頬にキスしたりする。触れることで安心してほしいと思う」(36歳男性・自営業)
当然ですが、本気で好きな女性には月経中に強引に迫るようなことはしません。彼女を大事に思えば、性欲も湧いても我慢するはずです。
他愛ない話をちゃんと覚えている
「興味のない人の話はちゃんと聞いているつもりでも忘れてしまう。好きな人の話は真剣に聞いているから些細な内容も覚えている。どうでもいい話を覚えていることから『自分はこの人が好きなんだな』と気づく場合もある」(33歳男性・エンジニア)
好きな人のことを知りたいと思うのは恋の基本です。本気で好きと思えば、自然と意識が向いて記憶に残っていくものです。
「本音を言うと、女性の話はオチがなくてつまらないことが多い。でも、好きな人の話はちゃんと聞こうと思える。たとえつまらなくても」(30歳男性・会社員)
女性ならではの起承転結がないおしゃべりや愚痴も聞こうとしてくれる男性は本気の愛を抱いています。話が面白いから聞くのではなく、相手が好きだから聞けるのです。
時間と労力を費やせるかどうか?
結局のところ、本気で愛しているかどうかは時間と労力をかけてくれるかどうかで判断できます。
・送り迎えをしてくれる
・自分に関係ない話も聞いてくれる
・「忙しい」と言わない
・多忙でも会う時間を作ってくれる
こうした行動を取るなら本気の愛があるはずです。
逆に、忙しくないはずなのに「忙しいから」と会ってくれない、連絡しても返信が遅く、既読スルーになりがちであれば本命と見ていないのかもしれません。
彼が何を言っているかより、どんな行動を取っているかで気持ちの真剣度を見極めるといいでしょう。
<筆者情報>
沙木貴咲
ライター/占い師。自らの恋愛経験だけでなく、占い師として数多くの相談を受けるなかでさまざまな恋と愛の真実を見つめ続けている。結婚・出産・離婚を経て現在は二児の母。
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