彼と価値観が合うってどこで判断していますか? 価値観を構成する要素は、大きく3つあると思っています。それを知れば、彼と自分の関係が本当にいい状態かが分かっていきます。今回は価値観の中身と、価値観を合わせ続けられる男性の特徴を3つ紹介します。
長く愛し愛される! 見つけたら”アタリ”な「価値観が合う」以上に大事な男性の特徴3つ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 256
恋愛相手に求めることとして必ず上がることに、「価値観が合う相手」があります。波長や気が合うといった表現をすることもあり、長く一緒にいる相手にはとても大事な要素です。でも、価値観って何かを突き詰めると、意外と中身について知らない人も多いもの。もっと言えば、恋人や夫婦関係になるならば、価値観は合うことよりも「合わせ続けられる」ことの方が大事です。
今回は彼とずっと仲よくいるためにも意識したい、価値観との付き合い方について話していきます。
価値観が合うとはどういう時に感じるのか?
人と出会ったとき、話が自然と盛り上がったり共通の趣味があったりすると、私たちは「価値観が合うな」と感じます。これが恋愛対象であれば、「運命の人かも!」なんてドキドキすることもあるでしょう。
価値観の中身は実は複雑で、おもに3つの要素が絡んでいると思っています。
①物事の考え・好き嫌い
②コミュニケーションのリズム
③心の成熟度
ここで知ってほしいのは、③はすでにあるものなので、「相手に合わせる」といったことは基本的に難しいです。でも、彼に惹かれたから釣り合う自分になれるよう自分を成長させ、気づいたら合うようになっていた、といったことはあります。
恋愛相手になる人は基本的に自分と同レベルの相手と言われていますが、これは③が同じでないと、①の一致や②の心地よさにも影響するからです。
価値観が合うより大事な「合わせられ続ける」こと
価値観の中身は、先ほどご紹介した3つの要素が絡んでいます。ただ表面的に「合う・合わない」を感じる部分は、おもに①の「物事の考え・好き嫌い」だと思います。
恋愛の場合、出会った際に合うと感じることよりも、長期的に「合わせられ続けること」が重要になります。
なぜかと言うと、そもそも人の価値観は、経験や周りからの影響、年齢などによって常に変わり続けるものだからです。付き合った当初は合っていたけど、1年2年経つうちに合わなくなっていくのは、むしろ当たり前のことです。
時間の経過とともに合わなくなる状態をなくすには、お互いが本音で向き合えることや、今の価値観を共有して尊重しあうしかありません。彼がそれをできる相手かどうかは、出会ってすぐに感じる「合う!」という感覚よりも、実は重要だと言えます。
長く一緒にいるために彼と「これが出来たら最高」な3つの行動
恋愛の始まりから一貫して、価値観を合わせ続けることができる相手が大事とお伝えしました。ここからは、具体的にどういったコトができる男性だとよいのか、具体的な特徴を3つ紹介します。
信頼してなんでも話せる
しっかり向き合う前提は、お互いが本音でなんでも話せる関係です。出会ってすぐは難しくても、親しくなってきたら将来や結婚観、お金の話など、ハードルが少し高いテーマについて、彼と向き合えるか確認してみましょう。彼がフラットに話せる相手なら、その存在はとても貴重です。
話し合いが対等にできる
男性の中には(女性にも)関係を上下で見たり、性役割で見たりする人がいます。例えば、お金を稼いでいる方が偉いとか、女性は仕事より子育てを優先すべき、といった類のものです。
この価値観を持っていると、そもそも対等な話し合いはできにくくなります。なぜなら、「2人の関係はそもそも対等ではない」と無意識に思い込んでいるからです。そのまま話を進めても、結局自分の価値観を叶えるために相手を説得しようとしたり、女性側の意見を否定しようとしたりすることが多いです。
好きになった相手は、こうした価値観を持っていないか、少し観察してみましょう。
違いや変化を受け入れられる
人間は誰しも変化を嫌う生き物です。それは、「憧れていた場所への旅行」など、表面的にはワクワクするような出来事も、根っこは自分の変化であるため一定の抵抗感が生まれます。
価値観の変化は直近の行動を変えることはなくても、生き方そのものに影響をもたらすため、心は無意識に拒絶することがよく起こります。
カップル間で例をあげて解説します。
例えば、彼と自分の価値観が大きく変化し違いが出たときは、お互い相手の価値観を受け入れ、新たな答えを見つけていく必要があります。しかし相手の価値観を受け入れられず、自分の中の正解を押し付けようとしたり、受け入れずに流したりすることはよく起きます。
その結果すれ違い状態に陥り、放置すると別れが待っています。
こうした悲劇を避ける意識は大事ですが、そもそも意識せずとも、お互いの違いや変化を抵抗感なく受け入れられるなら、それはとても幸運なことです。
この変化とは、よい変化も悪い変化もあります。それらをまるっと常に受け入れられることが、彼を丸ごと愛することに繋がります。
恋愛や夫婦関係は、「相手に幸せにしてもらう」といった考えではダメだとよく言われます。それは今回紹介したようなことは、受け身では絶対にできないからです。
常に自分ごととして、関係や問題に向き合えること。そういう男性を選ぶことが、恋愛においては何より大事なのです。
ぜひ今の彼やこれから恋愛を始めたいと思う相手に重ねながら、考えてみてください。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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