【軽井沢星野エリア】星野温泉 トンボの湯で1000個の規格外のりんごを使ったサステナブルな季節湯「りんご湯」に癒されて

自然と文化を愛する人々が集う場所「軽井沢星野エリア」にある「星野温泉 トンボの湯」。2024年10月17日～20日と11月7日～10日に、1000個の規格外のりんごを使ったサステナブルな季節湯「りんご湯」を開催します。期間中、男女の内湯には、傷がついたりして出荷には向かない規格外のりんごが湯船いっぱいに浮かびます。

さらに今年は、使用後のりんごを堆肥化した「りんご土」で育てた、「シナノスイート」を使った湯上がりスイーツが新登場！サステナブルな取り組みを感じながら、秋の軽井沢を満喫できます。

星野リゾート創業の地、軽井沢星野エリアは110年を記念した企画を行います。テーマは「軽井沢の森を愉（たの）しみ、森を識（し）る」。110年の間、自然や文化を大切にしながら成長してきた歴史を背景として、新たな愉しみを提供します。

信州の秋を満喫できる季節湯として、トンボの湯では2005年から「りんご湯」を開催しています。使用するりんごは、花の時期の霜や、雹（ひょう）などの天候不良により、傷がついてしまった規格外のりんごです。

近年、食品が大量に廃棄されるフードロスが社会問題になっています。農林水産省の調査によると、色や形が市場流通の規格に当てはまらないという理由で出荷できなかった「規格外のりんご」が、収穫量全体の約10%*1 を占めているというデータもあるほど。

トンボの湯では、りんごの廃棄を減らしつつ、お客様にも秋の信州を楽しんでもらいたいという思いで規格外のりんごを使用しています。また2020年からは、使用後のりんごを自分たちで堆肥化する「りんご土」の取り組みもスタート。今年でその取り組みは4年目となり、りんご土を使って育てた苗木から、初めてのりんごが収穫される予定です。

トンボの湯の内湯は、高さ7.6mの天井と大きな窓が特徴で、目の前の池や森との一体感を感じられる構造です。ヒノキの香る内湯には、男湯と女湯で合わせて1000個もの規格外のりんごが湯船いっぱいに浮かびます。昨年は合計400個の規格外のりんごを使用しましたが、地元の農家にも多くの規格外りんごがあることを知り、今年は1000個に増やしました。

トンボの湯では、2020年から使用後のりんごを自分たちで堆肥として資源化する取り組みを始めました。その名も「りんご土」。長野県小諸市にある野元果樹園にりんご土を渡し、試験的にりんごの品種のひとつである「シナノスイート」の苗木1本に還元しました。

そして4年が経過した今年、りんご土から育ったシナノスイートの収穫の見込みがたちました。この木から収穫できるりんごはわずか数十個。大切なりんごをチップスに加工し、ソフトクリームに添えたスイーツを期間限定で販売！トンボの湯に併設する「カフェ ハングリースポット」にて、湯上がりスイーツとして楽しめます。

1000個の規格外のりんごを使ったサステナブルな季節湯「りんご湯」開催期間は、軽井沢の紅葉がもっともきれいな季節。期間限定で夜の時間帯でも紅葉を楽しめるようライトアップを行います。りんごの香りがいっぱいに広がる温泉から、紅葉を眺めて、目も鼻も体の芯も癒されて。

りんご湯で使用したりんごは、水切り作業の後、堆肥化が進むように細かくカットされます。その後、星野エリア敷地内にあるコンポスト（堆肥をつくる容器）にIN。スタッフが月2回の頻度で水と空気を含ませる作業を行い、堆肥化を管理します。

完成した「りんご土」は野元果樹園の苗木に還元するとともに、「アースデイ」である2025年4月22日より、トンボ湯をご利用のお客様にも数量限定で無料配布する予定です。

大正時代、文豪や芸術家が集い、コミュニティが形成されていた軽井沢星野エリア。古くから多くの人々に愛され続けているこの場所は、現在、自然や文化を愛する人々が集う「小さな街」になりました。