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高知グルメ旅24選♡「OMO7高知 by 星野リゾート」とめぐる、地元食材と名店の味!お土産リストも

高知グルメの決定版。「OMO7高知 by 星野リゾート」に滞在し、日曜市・ひろめ市場・屋台を味わい尽くす。皿鉢や藁焼きカツオ、べく杯も体験。地元スーパーのサンシャインクレアで買うべきお土産も紹介。

「OMO7高知 by 星野リゾート」で、“食と文化”をまるごと味わう旅へ

ホテルが高知の案内人に。街とつながる旅のはじまり

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高知は、“よさこい祭り”や“藁焼きカツオ”で知られていますが、最近では、NHK朝ドラ「らんまん」(植物学者・牧野富太郎がモデル)や、2025年放送の「あんぱん」(アンパンマン作者・やなせたかし夫妻の物語)の舞台としても話題に。東京からは飛行機で約1時間20分。高知龍馬空港から市内まではバスで約30分です。

今回の滞在先は、高知に根付くおもてなし「おきゃく文化」を、“楽宴(らくえん)”と称して体験できる「OMO7高知 by 星野リゾート」。街をこよなく愛するスタッフが地域の方々とともに仕掛ける、新しいスタイルの滞在型ホテルブランド「OMO」のフルサービス型ホテルです。

カツオの藁焼きをはじめとした大皿スタイルの夕食ビュッフェ、里山の風景を映す庭園露天風呂、よさこいの熱気を感じるナイトライブなど、滞在そのものが“高知らしい文化体験”に。

今回はLOCARI編集長Yuukiが、ホテルと街を行き来しながら高知の食と文化をレポートします。

高知旅の朝は、日曜市から

地元の人が集う、暮らしの市場で朝ごはん探し

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300年以上の歴史を持つ「日曜市」は、地元の人が通う“暮らしの市場”。朝便で高知龍馬空港に到着して、そのまま市内へ直行しました。

高知城の追手門前から約1kmにわたって、約300の店舗が並び、朝の6時頃から始まる日曜市。高知名物の生姜やゆずが並び、焼きたてのいも天や果物の甘い匂いに誘われます。どれも生産者さんが直接販売していて、ラベルより先に“人の顔”が見えるのが魅力。お昼過ぎには売り切れてしまうお店も多いので、午前中に訪れるのがおすすめ。

#1 世界が認める、「青山農園」の“土佐ゆず”で贅沢なひとしずくを

日曜市で購入したもの
日曜市で購入したもの

日曜市の中でも特におすすめしたいのが「青山農園」。農園で丁寧に育てられたゆずを使った「土佐ゆず果汁100%」は、無農薬・無添加のオーガニックゆず100%果汁。
香りの高さと爽やかな酸味が魅力で、世界中の有名ホテルやレストランが買い付けにくるほどの逸品。炭酸で割れば贅沢なドリンクに、湯豆腐や焼き魚にかけたり、オリーブオイルや塩胡椒と合わせてドレッシングにも七変化!高級料亭の一皿のような上品な味わいが家庭でも楽しめます。

#2 日本初の文旦ポン酢でまろやかスッキリ

隣に並んでいた文旦ポン酢も合わせて購入。こちらも無添加で、海洋深層水仕込みの保存料・着色料なし。高知名物の土佐文旦ポン酢は、かぼすのような酸味がまろやかさっぱり!

焼肉屋、野菜炒め、焼き魚、煮物、餃子にもおすすめだとか。この文旦ポン酢は、高知龍馬空港の2Fのショップでも見つけました。

#3 色とりどりの果物で“高知の太陽”を味わう

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フルーツを扱うお店では、フルーツトマトやシャインマスカット、長野パープルなど旬の果実がずらり。せっかくなのでフルーツも買いたいけれど、飛行機で帰らなきゃだし持って帰るのも大変。そんな時におすすめなのがこのお店。その場で食べられるように、きんきんに冷えた氷の中に透明なカップにフルーツがぎゅうぎゅうに詰まっていて、見た目からして美味しそう♡実際に食べてみるとみずみずしく完熟で、太陽の恵を感じる甘さでした!

#4 日曜市に来たらこれ食べて!行列ができる名物「いも天」

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通りを歩いていると、どこからともなく漂う甘い香り。その正体は、日曜市の名物「いも天」。さつまいもは、外はカリッと揚げられていて、中はほくほく甘いのが特徴。秘伝のあまじょっぱい衣が、素朴なのに忘れられない味わいです。

お昼は“ひろめ市場”で豪快カツオを堪能

藁焼きの香ばしさに包まれる、昼から宴の時間

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日曜市をたっぷり満喫したあとは、通りをそのまま歩いて「ひろめ市場」へ。ここは、観光客と地元の人が肩を並べて食べ、飲み、笑う“高知の胃袋”ともいえる場所。

館内には、屋台やお店がぎっしりと並び、どこを歩いても香ばしい煙と笑い声が漂います。焼きたてのカツオの香り、お酒を片手に賑わう人々。すべてが混ざり合って、“昼から宴が始まる街”の空気そのもの。

ランチどきになると、テーブルはすぐに満席。地元の方もいて、気軽に話しかけてくれるので、初めて訪れたのに、まるで昔からの常連になったような不思議な居心地の良さがありました。

#5 地元民おすすめ「やいろ亭」で味わう極上の塩たたき

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ランチ時は行列必至。整理券を受け取って呼ばれるスタイルなので、1番最初にここで整理券をもらうのがおすすめ。

こちらでは、カツオの塩たたきとお刺身をオーダー。塩のたたきは、明神丸よりもさらにカツオの旨みが際立ち、仕上げにすだちを絞ると、爽やかな酸味がふわっと広がります。

お刺身はとろけるように新鮮で、まるで中トロのような食感。サイドで人気のうつぼの唐揚げは、タコと鱧の間のようなふわふわ食感。にんにくがきいたきゅうりの漬け物が絶妙な箸休めに。さらに、珍しいくじらの串カツも印象的でした。

#6 高知らしい一杯で乾杯

食事と一緒に味わいたいのが、文旦(ぶんたん)・直七(なおしち)・柚子など、高知ならではの柑橘果汁を100%使ったサワー。すっきりとした酸味と香りが、藁焼きの香ばしさに驚くほどよく合います。

#7 〆めは、「屋台安兵衛」のパリッと揚げ餃子

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高知の〆文化としても親しまれている、高知のソウルフード「屋台安兵衛」。屋台からスタートし、今では県内外にファンを持つ人気店。この日は日曜日で日曜市帰りの人も多く、店内は大賑わい。オーダーしてからひとつずつ丁寧に包んで揚げるため、提供まで約40分待ち。週末は一通り食べたいものをオーダーしたあとに頼むのが、アツアツの餃子をベストなタイミングで楽しむコツです。

パリッと香ばしい薄皮の中には、旨みたっぷりの肉あん。噛んだ瞬間、じゅわっと広がる肉汁と、生姜やニラの香りが食欲を刺激します。油っこさは一切なく、軽い食感で何個でも食べられる美味しさ♡

#8 ライブパフォーマンス「明神丸」で味わう本場のカツオ

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カツオの藁焼きといえば、「明神丸」。目の前で炎が立ち上がる迫力満点の藁焼きが見れることから観光客に人気!

今回は、定番の塩とタレ、両方をオーダーして食べ比べ。都内ではポン酢や玉ねぎを合わせることが多いけれど、高知流は、たっぷりのネギ・大葉・ミョウガにすだちを絞っていただくスタイル。塩は、柑橘のたれと合わせてさっぱり爽やか。タレは、にんにくとネギの香りが食欲をそそり、旨みがぎゅっと凝縮されています。カツオの臭みはまったくなく、肉厚で、炙りの香ばしさと身の締まりが絶妙でした。

#9 常連が通う「料亭つかさ」の贅沢かつお

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地元の常連さんに教えてもらった「料亭つかさ」は、地元の人が太鼓判を押す、知る人ぞ知る名店。

ここのカツオはひと味違い、身が厚く、噛むほどに藁の香りと旨みが広がります。野菜の甘みとにんにくを添えて、最後にタレをさっと回しかけるスタイル。うつぼ料理も人気で、ふわふわの身はまるで穴子のよう。コラーゲンたっぷりで女性にも嬉しい一品です。

おきゃく文化を体感する“街とつながるホテル”

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市場の熱気に包まれたあとは、「OMO7高知 by 星野リゾート」へ。2024年6月13日にリニューアルオープンしたばかりのこのホテルは、高知の街ナカにあり、高知の街を丸ごと楽しめるホテル。

館内は、スギを基調にしたナチュラルな空間で、ロビーには旅人や地元の人が集う「OMOベース」が広がり、スタッフが笑顔で声をかけてくれる。そんなあたたかさに、高知らしいおもてなし文化を感じました。

木の香りに包まれたお部屋で、ほっと一息

路面電車を眺められるシティビュー「うたげスイート」
路面電車を眺められるシティビュー「うたげスイート」

客室は高知の自然を感じられる落ち着いた雰囲気。窓の外には山々の緑が広がり、森林率84%を誇る高知らしい景色を眺めながらゆったり過ごせます。室内はひのき材をベースにしており、扉を開けると木の香りがふわっと広がります。

壁には土佐和紙を使用し、時間帯や照明によって色合いが変わるウォールアートもポイント。土佐犬が宴を楽しむユニークなデザインが印象的です。

川沿いのリバービュー「うたげセミスイート」
川沿いのリバービュー「うたげセミスイート」

「うたげスイート」は路面電車を眺められるシティビュー、「うたげセミスイート」は川沿いのリバービュー。どちらの部屋も、高知の街と自然をバランスよく感じられる心地よい空間です。

土佐の宴を体験!「おきゃく講座」と“べく杯”で乾杯

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旅の拠点に「OMO7高知 by 星野リゾート」で感じる街の温度

夕方17時、旅の夜は「おきゃく講座」からスタート。“おきゃく”とは、高知に古くから伝わる宴の文化で、“おきゃく”とは、高知の人たちが宴会を通じて人との距離をぐっと縮めるための文化のこと。

講座ではまず、高知らしい宴の定番「皿鉢(さわち)料理」を紹介。前菜から甘味まで一つの大皿に盛るスタイルは、奥さんが席を立たずに宴を楽しめるように生まれたおもてなしの知恵。OMOの夜ビュッフェも、そんな“さわち料理”に見立てた内容で、好きな料理を自分で盛りつけて“マイ皿鉢”を楽しめます。

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続いて講座では、スタッフが「菊の花」や「べく杯(べくはい)」の作法を実演動画を見ながら、笑いを交えて高知の宴会文化を紹介してくれます。

「菊の花」は、土佐流の“お座敷あそび”。料理に添えられた菊の花を隠し、当たりを引いた人がおちょこを開けて飲むという、ロシアンルーレットのようなゲームです。“お酒を注ぎ合いながら楽しむ=仲良くなる”という、おきゃく文化の温かさが感じられました。

続いて登場するのが「べく杯」。天狗・ひょっとこ・おかめの形をした盃を回して、出た絵柄の盃を飲み干さないと下に置けないという、なんとも高知らしいユーモアたっぷりの作法。「べく杯」は、日本酒を注ぐことが多く、高知の人が“もっと仲良くなりたい”という思いから生まれた文化だそう。

講座後は、実際に「べく杯」を体験!子どもも参加できるイベントなので、日本酒の代わりに高知のご当地乳酸菌飲料「リープル」で乾杯しました。

#10 客室で開宴!レンタルのべく杯でおきゃく体験

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さらに、客室では「べく杯セット」のレンタル体験(無料)も!
ご当地の日本酒やおつまみを買い込んで、伝統的なお座敷遊びのべく杯でおきゃく体験を満喫できます。

写真のセットは、“土佐のスーパーマーケットツアー”で訪れた「サンシャインクレア」で選んだおつまみと、ホテルから徒歩30秒の「安岡酒店」で購入した日本酒。OMOカフェ&バルでも、センス抜群な日本酒やおつまみが販売されていました。気づけば飲むペースがどんどん進んでしまう、そんな楽しい夜でした。

“皿鉢(さわち)料理”を楽しむ夜のビュッフェ

#11 自分だけのマイ皿鉢で味わう土佐の夜

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「おきゃく講座」で高知の宴文化に触れたあとは、その世界を“食”で堪能できる夜のビュッフェへ。

高知の宴席で欠かせない“皿鉢(さわち)料理”は、前菜から甘味までを一枚の大皿に華やかに盛りつけるスタイル。席を立たずに最後まで宴を楽しめるようにという思いやりから生まれた、土佐流のおもてなし文化です。

実際に盛ってみたマイ皿鉢♡日本酒の利き酒と一緒に
実際に盛ってみたマイ皿鉢♡日本酒の利き酒と一緒に

「OMO7高知 by 星野リゾート」の夜ビュッフェは、高知の宴文化“皿鉢料理”を現代風にアレンジ。自分の好きなお料理を盛りつけて楽しむ「マイ皿鉢」では、九谷焼の取り皿を使って、自分だけの一皿を作ります。
彩り豊かな土佐料理を、九谷焼のあたたかみある器に盛りつけるだけで、気分までちょっと特別に♡

葉にんにくを使った緑色の“ぬた”は、高知の食卓に欠かせない伝統の味。香りとコクのバランスが絶妙で、蒸した野菜に絡めれば、まるで高知の風を感じるような深い味わい。牛の藁焼きをぬたに合わせても最高で、こちらもお酒が止まりません!

ユニークな一品として、カツオを使ったフィッシュ&チップスもおすすめ。茗荷のタルタルソースがアクセントになり、ほんのり和の香りをまとった新感覚の一皿です。

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ライブキッチンでは、炎を上げながら豪快に焼き上げる「カツオの藁焼き」が楽しめます。パチパチと燃える音とともに、香ばしい藁の香りが立ちのぼります。

脂ののった戻り鰹を、お塩と新鮮な薬味をたっぷりのせていただくと、藁焼きの香ばしさと旨みが口いっぱいに広がります。シンプルだからこそ、カツオ本来の味わいが際立ちます。市場にも負けないクオリティで、ほどよい脂と香ばしさが日本酒にぴったり!おかわりしたくなるおいしさです♡

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さらに、土佐ならではの“酢みかん文化”もマストで食べてほしいお料理の1つ。塩ポン酢、ゆず、直七、文旦など、さまざまな香酸柑橘を使ったポン酢がずらりと並び、蒸し野菜と一緒に食べ比べできるのが楽しいポイント。爽やかな香りと酸味が、料理一つひとつの味を引き立ててくれます。

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私のお気に入りは、ツガニ(モクズガニ)を使ったそうめん。カニの旨みがぎゅっと詰まったスープに、とろとろに煮込まれた茄子と柔らかいそうめん、たっぷりのネギと茗荷が合わさって、胃にじんわり染み渡る優しい味。星野リゾート共通の人気メニューの欧風カレーも必見!

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ビュッフェ台には、コガネセンガン(白皮のさつまいも)を使った芋けんぴも登場!皮付きのまま天日干しされた自然な甘さが魅力で、自分好みのパフェを作って芋けんぴをトッピングするのもおすすめ。和風でも洋風でも意外と相性抜群で、食後のデザートにもぴったり!
私は和菓子が好きなので、抹茶わらび餅やあんに、黒蜜をかけて、和に仕上げてみました♡

夜は“よさこい楽宴LIVE”で盛り上がろう

スタッフと踊る、高知の夜のエンタメ体験

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夕食のあとは、ロビーで始まる「よさこい楽宴LIVE」へ。音楽が流れ出すと同時に、ホテルのスタッフが演者となって登場!鳴子を手に、笑顔いっぱいに踊る姿は迫力満点。手拍子や足踏みのリズム、カラフルな衣装の揺れ、そのすべてが高知のエネルギーを感じさせます。

観客にも鳴子が配られ、見よう見まねで一緒に踊るうちに、自然と会場全体が一体に。「よさこい祭り」は、高知の夏を代表するお祭り。その中で必ず踊られるのが「よさこい鳴子踊り」です。

各チームが自由に曲や振付をアレンジしますが、どの演舞にも必ず“よさこい鳴子踊り”のフレーズが入るというルールがあり、この曲こそがよさこいの象徴。
最後は、スタッフと宿泊者が一緒に記念写真を撮り、旅の夜が心に残る時間に。「OMO」らしい、地域と旅人をつなぐ夜のエンターテインメントでした。

湯けむりと夜風に包まれて「トサノユ」で癒しのひととき

里山の庭を眺めながら、旅の疲れをリセット

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賑やかな夜のあとに立ち寄りたいのが、大浴場「トサノユ」。露天風呂からは、土佐の里山を思わせる穏やかな庭園が広がり、トサミズキやトサノミツバツツジなど、高知にゆかりのある草花が、季節ごとに色を変えて出迎えてくれます。

サウナも完備されていて、じんわり汗をかいたあとに外気浴をすれば、夜風が心地よく、思わず深呼吸したくなる気持ちよさ。どこからか鈴虫の声が聞こえるような静けさに包まれて、旅の疲れと一緒に、日々の緊張までゆるやかにほどけていくのを感じました。

朝のごちそうで、やさしく目覚める時間

#12 高知の食卓を感じる、朝ごはんビュッフェ

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翌朝のビュッフェも見逃せません!ドリンクコーナーには、フルーツたっぷりのジュースや香ばしいほうじ茶が並び、朝の一杯で心もすっと目覚めます。

名物の「田舎寿司」は、筍・茗荷・こんにゃくなど地元の旬野菜を使った、素朴でやさしい味わい。柚子をきかせた甘酢がほんのり香り、朝の体に優しく染みます。

「カツオの漬け丼」は、高知ならではのゆの酢を混ぜ込んだごはんが特徴。ほどよい酸味がカツオの旨みを引き立て、朝からちょっと幸せな気分にしてくれます♡

いも天は、ふわふわの衣にほくほくのじゃがいもが包まれていて、やさしい甘さが口いっぱいに広がります。土佐煮や、茄子・茗荷を使ったお惣菜も並び、見た目も香りもどこか懐かしい実家ごはんのような温もりを感じました。

OMOレンジャーおすすめ!ホテル付近グルメ

地元に愛される名店で味わう、高知の食材

OMOレンジャー ハレさん
OMOレンジャー ハレさん

「OMO7高知 by 星野リゾート」の魅力は、ホテルで過ごすだけじゃなく、街に出て、ローカルの味を楽しめること。旅の案内人・OMOレンジャーが教えてくれるご近所グルメは、SNSで話題の店ではなく、地元の人に長く愛されてきた名店ばかり。その土地ならではの日常の美味しさに出会えるのも、「OMO」ホテルならではの楽しみです。

#13 通が集う名店「十駕堂」で、“希少部位のカツオ”を味わう

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老舗居酒屋「十駕堂(じゅうがどう)」は、地元の常連さんに長く愛される人気店。

名物は、“カツオのトロ”と呼ばれる希少部位「はらんぼ」。脂がのっていながらもくどくなく、弾力があって、噛むほどに旨みがじんわり広がります。さらに、外側を香ばしく炙った「焼き切りカツオ」は、皮はパリッと、身はぷりっと。文旦を絞って食べるのが高知流で、柑橘のほろ苦さが絶妙なアクセントになります。

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ドリンクは、高知らしく柚子サワーや文旦サワーで乾杯!香り高い柑橘の酸味が魚の旨みを引き立ててくれます。締めには、ふわふわの「軍鶏つくね」やサクサクの骨せんべいを。
どれも素材の持ち味を生かしたやさしい味わいで、この新鮮さは高知ならではと思える美味しさでした。

※刺し盛りは要予約、支払いは現金のみ

#14 地元で行列!旨辛スープがクセになるじゃん麺「まんしゅう本店」

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ホテルから歩いてすぐ、夜の街で行列が絶えない「まんしゅう本店」。高知発祥のソウルフード・じゃん麺を味わえるお店です。もともとの本家は、高知県四万十町(旧・窪川町)の焼肉店「満洲軒」。この「満洲軒」が、じゃん麺専門店として市内に出店したのが「まんしゅう」です。

焼肉屋のまかないから生まれたというじゃん麺は、鶏ガラベースの旨辛醤油スープに、もちもちの中細麺、ぷるぷるのホルモン、シャキッとしたニラ、そしてふんわり卵が絶妙に絡み合う濃厚な味わい。見た目ほど辛くなく、まろやかでコク深いスープが後を引きます。

〆には、残ったスープにごはんを入れて“追い飯”するのが地元流。さらに、にんにく醤油に漬け込んだ唐揚げも大人気。外はカリッと香ばしく、中はジューシー!

気づけばスープを最後の一滴まで飲み干してしまうほどのおいしさでした。

#15 100分待ちでも食べたい、「ぜにや菓子店」のかき氷

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食後のデザートは、OMOレンジャーが「並んでも食べる価値あり!」と太鼓判を押す「ぜにや菓子店」へ。週末は最大100分待ちという人気ぶりで、わずか8席の小さな空間に、全国からファンが訪れます。

季節ごとに変わるメニューも魅力のひとつ。夏は桃や黒いちじく、秋はさつまいもやかぼちゃ、梨や柿など、旬の果実を丁寧に煮詰めて仕上げた自家製ソースが、ふわっと溶ける氷と重なります。

ひと口食べると、果実の香りと甘みが口いっぱいに広がり、まるで果物そのものを味わっているようなジューシーさ。素材の持つ繊細な味を生かした優しい甘さで、ひんやりとした口どけの中に上品さを感じます。

高知の自然の恵みとパティシエのセンスが詰まったこだわりのかき氷は、一口で恋に落ちる、旬の果実を閉じ込めたかき氷でした。11月末までの季節限定営業なので、旅のタイミングが合えばぜひ立ち寄ってほしいお店。

OMOレンジャーと行く!土佐のスーパーマーケットツアー

家に帰っても“高知”を楽しめる、ローカルスーパーでおみやげ探し

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ホテル滞在中のちょっとユニークな体験が、「OMOレンジャー」のハレさんと一緒に巡るスーパーマーケットツアー。「OMO7高知 by 星野リゾート」から歩いていける「さえんば商店街」までお散歩しながら、地元で愛されるスーパー「サンシャインクレア」へ向かいます。

店内に入ると、まず驚くのがその品揃えの豊かさと新鮮さ!地元の漁師さんが朝水揚げした魚が並ぶ鮮魚コーナーでは、「カツオ売り切れたら店が閉まる」と言われるほど。新鮮なカツオのたたきや、ゆでたなまり節は、マヨネーズを添えて食べるのが高知流。運が良ければ、カツオの心臓ちちこやはらんぼ(カツオのトロ)にも出会えます。

#16 高知の味を自宅で気軽に、ポン酢はマストバイ

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“酢みかん王国”の高知らしく、ポン酢コーナーも圧巻!ゆず・直七・文旦など、香りも酸味も違うポン酢がずらりと並び、自分の好みを見つけられる「ポン酢診断」も。

スタッフおすすめは「蒸し野菜に直七ポン酢をひとまわし」だそう。旅が終わっても、おうちで高知らしい香りを再現できるのがうれしいポイントです。最近せいろ蒸しにハマっているのと、これからお鍋の季節なのでおすすめの4本購入しました。

#17 甘党?塩派?タイプ別で選べる「芋けんぴ診断」体験

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続いて、「芋けんぴ診断」が登場!甘いのが好きな人におすすめの「自然食品けんぴ」、お芋のお菓子が得意な水車亭の塩けんぴなどタイプ別に選べます。私が選んだのは、渋谷食品のコガネセンガン(粘り気の強いお芋)の芋けんぴ。沖縄の本和香糖を使っていて、優しい甘さが絶品で、お仕事中もつい手が伸びてしまいます。

#18 高知県民のソウルスナック「ミレービスケット」

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そしてもうひとつ忘れてはいけないのが、高知県民の定番おやつ「ミレービスケット」。実は愛知県で生地を作り、高知で“豆を揚げた油”を使って揚げているのが特徴。そのため、香ばしさとほんのりした塩味が他とはまったく違うんです。

さらに注目なのは、パッケージに描かれたキャラクター。やなせたかし先生(アンパンマンの作者)が手がけたイラストで、高知らしい温かさが感じられるデザインも人気の理由。小分けパックやブラックペッパー味など種類も豊富で、職場や友人への“ばらまき土産”にもぴったりです。

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スイーツ好きにはたまらないのが、地元で愛される「コミベーカリー」のチーズケーキ。スフレのようにふわしゅわっと溶けていく新食感で、夢の中で生まれたチーズケーキと呼ばれているとか。「OMO7高知 by 星野リゾート」の料理長もお気に入りだそうで、おみやげにぴったりの逸品です。

入荷日は、火曜日・金曜日・土曜日なので欲しい方は曜日をチェック!

#19 ふわしゅわの魔法♡「コミベーカリー」で出会う極上チーズケーキ

#20 手しぼりゆずピールに感動!高知の自然が詰まった「KUBOTAアイス」

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レジ前付近にある高知を代表する無添加アイス「KUBOTA」も忘れずに。都内だと紀伊國屋や明治屋でも扱われるほど品質が高く、地元では素朴で贅沢なごほうびアイスとして親しまれています。

人気フレーバーの「手絞りゆずピール」は、果皮のほろ苦さと香りが広がり、「ぶしゅかん」は、カツオ料理にも使われる希少な香酸柑橘で、酸味がクセになるすっきりとした味わいに感動!

ハレさんおすすめアイテムがどれも気になりすぎて爆買い!
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#21 白ごはんが止まらない!にんにく不使用タレが人気の「天下茶屋」

スーパーを巡っていると、地元の人の食卓を支える名脇役たちにも出会えます。
高知は、外食の焼肉消費量が全国1位なんだとか。

そんな焼肉好きの県民に愛されるのが、老舗焼肉店「天下茶屋」。にんにくを一切使っていないタレが特徴で、次の日の予定を気にせず楽しめるのがうれしいポイント。甘辛い味付けが白いごはんにぴったり。

#22 一滴でプロの味!高知の隠れ名品「あかうしチャー油」

料理好きさんにおすすめしたいのが、地元の主婦に愛される「あかうしチャー油」。高知県産のあかうしの牛脂をパッキングした調味油で、野菜炒めやチャーハン、スープなどにほんの少し加えるだけで、コクと旨みがぐっと深まります。

#23 一家に一本♡高知の味「マミーソース」

どんな料理にも使える万能ソースなら「マミーソース」家族経営で作られているローカルブランドで、お好み焼き・たこ焼き・焼きそばはもちろん、ハンバーグやポテトにも相性抜群。濃厚なのに後味が軽く、どこか懐かしい味わいです。

観光とはひと味違う、暮らしの高知に触れられる時間。土佐の調味料が揃えば、おうちでの食卓が一気に土佐のごはん時間に早変わりします。

旅の終わりは「OMOカフェ&バル」でひとやすみ

#24 おいもとみょうがの香りで癒される「OMOカフェ&バル」タイム

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ホテルに戻ったら、1階の「OMOカフェ&バル」でちょっとブレイク。旅の余韻を感じながら、高知の素材を使ったスイーツとドリンクを楽しみます。

人気の「OiMOフラッペ」は、さつまいもの甘さと芋けんぴの食感がアクセント。どこか懐かしく、ほっとする甘さが魅力です。

もう一つの名物「みょうがネード」は、みょうがの爽やかな香りを活かしたレモネード風ドリンク。高知が全国一の生産量を誇るみょうがを使っており、すっきりとした飲み口がクセになります。

そのほか、アイスとシャーベットの中間のようなアイスクリンのフレーバーが楽しめる「まぜまジェラート」も登場。ザクザク食感のラスクと組み合わせれば、見た目もかわいく、旅の締めくくりにぴったり。

おいしさと温かさに出会う、また帰りたくなる高知

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市場の活気、ホテルで触れたおきゃく文化、そして街で出会った人たちの笑顔。どの瞬間にも「人と人とのつながり」が息づいていました。

「OMO7高知 by 星野リゾート」は、ただ泊まるだけのホテルではなく、街の温度をまるごと感じられる特別な場所。
滞在を通して、食も、人も、文化も、あたたかく迎えてくれて、気づけば、「またこの街に帰ってきたい」と自然に思える。

おいしいだけじゃなく、心まで満たされる。そんな旅の余韻をくれる場所が、高知にはありました。

「OMO7高知 by 星野リゾート」公式サイト