付き合って、いくら仲が良くても、すんなりと結婚に至るわけではありません。見えない壁がいくつも存在します。どうすれば、壁に阻まれず、ゴールにたどり着くことができるのか……。今回は、“プロポーズしてくれない男をその気にさせる駆け引き術”というテーマで、経験した女性たちに話を聞きました。参考にどうぞ!
文・塚田牧夫
「適齢期」であることをさりげなく伝える
「一時期、私の周りの子が一気に結婚したんです。女の子の年齢はまちまちだけど、結婚する相手の年齢がだいたい三十六歳とか三十七歳。ちょうど、私の彼と同じくらい。
そんな話を彼にしたんです。すると、“そういう年齢か……”と言いました。そこから彼のなかで結婚が現実味を帯びてきたようで、将来の話をしてくるようになりました」マイ(仮名)/32歳
男性は出産がないため、いまいち結婚の適齢期に関する自覚がありません。周りの同世代がし始めると、意識するようになる。なので、そういった情報をそれとなく伝えるといいかもしれません。
「金銭面の不安」がないことを伝える
「彼はよく、給料が安い……とボヤいています。不満はもちろん、将来の不安もあるようでした。それが原因で、結婚を決められないのかもと思いました。
私は長女で、実家は持ち家。なので、将来はすべての財産が私に入ることになります。それを伝えたときは、“ふ~ん”と気にしていないようだったけど、それから結婚に対する姿勢がだいぶ柔軟になりました」トモ(仮名)/31歳
結婚するにあたり、金銭面は大きな課題となります。男性は、支えていかなければいけない……と必要以上に感じてしまっている場合があるので、プレッシャーを解きほぐしてあげるような言葉は有効でしょうね。
「両親」と仲良くしている姿を見せる
「一度、彼の実家に一緒に行ったことがあります。そのとき、お母さんと連絡先を交換しました。それから、ちょこちょこ連絡を取り合っていたんですね。
彼はそのことをまったく知らないようでした。で、あるとき、やり取りしてることを伝えたんです。すると、驚くと同時に、ちょっと嬉しそうな表情に。
そうしたら、すぐにまた実家に招かれ、結婚に向けていい感じで進んでいます」マナカ(仮名)/29歳
将来を考える上で、両親と妻の関係はひとつの不安要素。彼女が仲良くしてくれていると分かれば、不安は緩和され、結婚についても具体的に考えられるようになるのでしょう。
子どもと接して「家庭を連想」させる
「なかなか結婚の話にならないので、私はある作戦を実行しました。小さい子どもがいる友だちに協力を依頼。その家に、彼を連れて遊びに行かせてもらいました。
そこで私は、小さい子と遊び、彼も一緒に戯れるように促しました。初めはぎこちなかったけど、“可愛いな~”と言うように。それから、今まで一切言わなかったのに、“子ども欲しいな”と漏らすようになりました」イツキ(仮名)/33歳
将来、自分が家庭を持っている姿はなかなか頭に思い描きづらい。そこで、実際に子どもと接することで、だいたいの感じを掴ませる。子どもが欲しいとなれば、展開は早いかもしれません。
“プロポーズしてくれない男をその気にさせる駆け引き術”をご紹介しました。
男は女性に比べて、結婚に対する焦りが少ない。何歳でもできると思っているところがあります。上手な駆け引きで、そんな余裕は掻き消せるのではないでしょうか。
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