不倫をしている女友だちがいると、思わず現実的なアドバイスをしたくなる女性も少なくありません。不倫にハマっている友だちの目を覚まさせた女性のLINEを、人間模様分析を得意とする並木まきがご紹介します。
1:「慰謝料を払ってでも、一緒にいたい相手?」
「私が不倫をしていたとき、仲のいい友人にいろいろ相談していたんですけど、あるとき『でもさ、離婚からの結婚となると、慰謝料かかるじゃん。お金あるの?』って聞かれて、ハッと目が覚めました。
そのときの私は、バイトでネイリストをしていただけので、月収は今より全然少なかったし貯金もゼロ。友人から言われるまでは、なんとかなるだろうと思っていましたが、この言葉が私を現実に引き戻してくれるキッカケになりました。
友だちからは『慰謝料を払ってでも一緒にいたい相手なら、いいんじゃない』って言われたんですけど、自問自答した結果そうではなかったので、お別れしました」(30歳女性/ネイリスト)
不倫と慰謝料は、切っても切れない関係にあります。
頭では理解していても、友人など身近な人からこのワードが飛び出すと、我に返るキッカケにもなるかもしれません。
2:「結婚できないのに、よくやるねー」
「前の職場で先輩と不倫していたんですが、仲のいい同期から『結婚できないのに、リスク背負ってよくやるねー』って、冗談っぽくですが皮肉LINEが届いたときに、私の目が覚めました。
気軽な気持ちで不倫を始めたのですが、ちょうどそのころ、職場の同世代は結婚ラッシュ。漠然と『私はこれからどうなるんだろう』と考えていたので、この言葉は刺さりました。
そのLINEのおかげで、現実に向き合い、不倫を清算できました」(33歳女性/サービス)
不倫の先に結婚を夢見ても、その願いが叶う可能性は限りなく低いです。その現実を突きつけられると、改心する女性も多いようです。
3:「子どもは諦めたってことだよね?」
「ずるずると2年近く不倫していたころ、学生時代からの親友とLINEしていて、その子から『あなたはずっと不倫してるってことは、子どもはもう諦めたってことだよね?』ときて、ハッとしました。
その子はすでに既婚で、ちょうど第一子を妊娠していたんですけど、そんな彼女を羨ましいと思いつつも、不倫していた男の離婚を待っていた自分が情けなくなりました。
今まで見ようとしなかった現実と立ち向かわなければならない気がして、その日から真剣に将来を考えました。
その結果、不倫関係を終えることができたし、ちゃんと別の人と結婚して子どもにも恵まれたので、あのときの友人のLINEには感謝しています」(35歳女性/不動産)
不倫関係を長く続けるほど、子どもを授かるタイムリミットに近づいていくのも事実。見ないようにしていた現実を意識させられたことで、彼女も目が覚めたようです。
もし身近に不倫をしている女友だちがいて「そろそろ目を覚ましてほしい……」と思っているならば、こんなLINEを送ってみるのもいいかもしれません。
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