今年最大のヒット商品と呼んでも過言ではない「ユニクロ」のエアリズムが装い新たに再登場。気になるその品質は…。
もはや日常生活において、なくてはならない存在と言えるマスク。そんな中、一世を風靡した「ユニクロ」のエアリズムマスクが、新たなアップデートを遂げたことをご存知だろうか。
記者も早々に入手したが、旧型のエアリズムマスクとは比較にならない完成度に、思わず腰を抜かしてしまった。
■あまりに期待が高すぎた?
エアリズムマスクの初期モデルが販売開始となったのは、6月19日のこと。全国の店舗に同商品を求める客が殺到し、「ドラクエの新作発売日かよ」と思わず突っ込みたくなるような行列が連日できる社会現象にまで発展した。
しかし販売開始が初夏だったため、エアリズムマスクを「夏用マスク」と誤認したまま購入したユーザーも多かったようだ。通気性が芳しくない点もマイナスポイントとしてしばしば挙げられ、高い人気と注目度とは裏腹に、購入者からの満足度は低かったような印象すら受けた。
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■ひっそりと新バージョンが販売
時は流れて8月中旬、エアリズムマスクの新バージョンが販売開始されたのだが…ファーストモデルの盛り上がりがウソのようにひっそりと販売されたので、そもそも仕様変更が起こったことを知らない人の方が多いのではないだろうか。
事実、ツイッターをチェックしてみると「エアリズムマスクの新作が出てること全然知らなかった」「新しいモデルって知らずに買っちゃったよ」といった驚きの声が多数確認できた。
記者が訪れた店舗では新旧どちらのモデルも難なく買えたが、パッケージのデザインがあまりに激似なため、購入の際は注意が必要。「エアリズムメッシュ素材」が新型の特徴となるので、覚えておこう。
ちなみに新型モデルは通気性を向上させ、「接触冷感」効果のある生地を使用。完全に初代モデルの弱点を研究し尽くした仕様となっている。
■細かい部分のアップデートも嬉しい
他にも細かい点が変更されており、個人的には右頬部分のロゴマークに「サイズ表記」が加わったのが高ポイント。家族で異なるサイズのマスクを使用する際など、混乱や手間が大いに省けることだろう。
また耳のゴム紐部分が、以前までのモデルと比べて少しタイトになったように感じられる。と言っても耳元に圧迫感を覚えるような強さではなく、旧型のLサイズ(ふつう)がやや大きめに感じられた記者からすると、フィット感が増して爽快感が格段に向上。
息苦しさも感じず、夏の暑さにもじゅうぶん耐えられる機能性となっていた。
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■あえて欠点を挙げるならば…
新作エアリズムマスクの評価は上々で、ツイッター上でも「このクオリティなら満足だわ」「ユニクロが本気出してきたのが伝わる」といった歓喜の声が多数上がっている。
一方で、「マスク本体の匂いが気になる」という声もチラホラ。以前までのモデルでは記者も匂いが気になったのだが、新作では特にそういった不満は感じなかった。この辺りはユーザーの個人差やマスクの個体差も関係してきそうなので、気になる人は一度洗ってから装着した方が良いかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)