美容ライターの古賀令奈です。理想の眉は時代やトレンドによって変わるもの。昔に流行った眉のままだと、老けて見られたり痛々しく感じられたりするかもしれません。そこで今回は、大人が気をつけたい眉のNGメイクについてお伝えします。
太眉ブームが忘れられない「存在感ありすぎ眉」
流行中は可愛く見えた太眉も、ブームが過ぎると違和感を覚えがち。特に太眉は面積の分だけ主張が強くなるため、悪目立ちしやすいです。
今っぽい眉にするには、太さだけでなく角度も変えてみましょう。太眉が流行した当時は角度があまりつかない平行眉が主流でしたが、ゆるやかなアーチを描くとトレンド感が生まれます。
太眉から理想の形に変えるときに便利なのが、スクリューブラシ。眉を描いた部分をスクリューブラシでコーミングすると、色を地肌になじませながらぼかして太さや形を調整することができます。
まずは眉の上下をコーミングし、全体を細めてみてください。そして、眉山の下部分を少し削って角度をつけます。これだけで簡単に存在感を和らげながら眉の形が整います。
削りすぎたら描き足せばOKなので、スクリューブラシでぼかしたり足したりしながら理想の形を探してみましょう。
凛々しいオフィス顔のはずが…「芋っぽ眉」
オフィスやモードファッションの日は、キリッとした表情にしたいところ。眉頭に軽くアイブロウパウダーの茶色を入れると力強い印象になりますが、やりすぎると途端に芋っぽくなってしまうことが。
濃淡のバランスをとり、洗練された眉に変身させましょう。
基本的には、眉頭はベージュのような明るい色を入れる場所なので、全体にブラウンを入れるのは避けてください。
ブラウンは下部分に薄く入れるだけで十分引き締まるため、上部分には入れずに抜け感を与えてバランスを整えます。
下部分に入れたブラウンが濃く感じる場合は、先ほどと同じようにスクリューブラシでぼかせば修正できます。うまく調整できると、芋っぽくなることなく凛々しい眉を描けるようになりますよ。
垢抜けどころか逆に野暮ったくなる「明るすぎ眉」
眉の色が明るめだと、顔全体も軽やかな印象に。ただし、この効果を狙いすぎると逆に野暮ったくなってしまう可能性があります。
ポイントは髪の色よりやや明るめの色にすること。髪色とかけ離れて明るい眉は、若づくりしたときのような違和感を与えやすくなります。眉よりやや明るめくらいで仕上げた眉は、垢抜けた雰囲気を出してくれますよ。
眉毛の量が多い方や毛が太い方は、眉マスカラを使うと色の変化をつけやすいです。眉毛の量が少ない方や毛が細い方は、パウダータイプを。地肌につけるように塗ることで、ふんわり色づきます。
洗練眉で余裕のあるオトナ顔に
眉はほんのすこし変えるだけで印象が大きく変わります。色や形、太さを調整してみると、普段とまったく違う顔に見えることも。トレンドやシーンにあった理想の眉を追求してみてはいかがでしょうか。