エアコンは自動運転が結果的に省エネに。
エアコンは、室内温度を設定温度にするまでが電力を多く消費するもの。初めから弱めの設定だと、室温が設定温度になるまで時間がかかり、逆に電気代が高くなる可能性が。自動運転で一気に室温を上げる方が効率的。
サーキュレーターはエアコンの真下に置く。
エアコンの働きをサポートしてくれるサーキュレーター。暖かい空気は上の方に溜まるので、エアコンの真下に置くこと。そこから上向きに風を送れば空気の循環が進み、エアコンの消費電力もセーブできる。
寒くても換気はマスト! 24時間換気システムをON。
気密性が高まった最近の家やマンションでは、法律でも換気が義務付けられている。カビ、ダニの死骸、ホコリ、ウイルスなどが蔓延してしまうので、24時間換気システムが付いているなら、必ず作動させておくこと。換気口のフィルターが汚れていたら元も子もないので、半年に一度の目安で掃除やフィルター交換を。
加湿器を取り入れたら、温湿度計で把握。
エアコン暖房を続けると、部屋の中の乾燥が進んでしまうので加湿器は必須。ただ、加湿しすぎるのも問題で、窓の結露や壁にカビを発生させる原因にもなる。壁紙が薄汚れてきたらカビの可能性大。湿度50%前後をキープできるよう、常に湿度計をチェックしておこう。加湿器を壁から離した場所に設置するのも大事。
尾間 紫さん 一級建築士。住宅リフォームコンサルタント、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター。「一級建築士事務所 Office Yuu」代表。セミナー講師としても活躍。
※『anan』2020年12月9日号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)