料理家・渡辺有子さんが、冬野菜を生でおいしく食べるためのレシピを教えてくれました。
お鍋に入れる野菜の代表のような春菊。冬の葉は柔らかく、香りもいいので、生で使うと素材の良さが引き立ちます。つい茹でてしまうカリフラワーも生のまま。すべての料理に火を通しがちな冬こそ、生野菜の甘みや旨味はうれしいもの。
春菊とレーズンのサラダ
ごま油で炒めた香味野菜やちりめんじゃこが香ばしい。
材料/2人分
春菊…1/2束、ラディッシュ…2個、生姜…1かけ、長ねぎ…10cm、レーズン…40g、ちりめんじゃこ…15g、ごま油…大さじ2と1/2、粗塩…小さじ1/6
作り方
(1)春菊は葉をつみ、半分の長さに切る(茎は入れてもよいがお味噌汁などに使うとよい)。ラディッシュは薄切りにする。
(2)ねぎ、生姜はみじん切りにして小さめのフライパンに入れ、じゃこ、塩、ごま油も入れて弱火にかける。じゃこがあがってきて熱々になるまで熱する。
(3)皿に(1)とレーズンを盛る。
(4)(2)のフライパンを最後に強火にして(3)の上からかける。
カリフラワーのグリーンソース
食感の良さも甘みの強さも生のままで存分に味わう。
材料/2人分
カリフラワー…小1/2個、グリーンオリーブ…8粒、ケイパー…10g、イタリアンパセリ…2本、セルフィーユ…2本、黒こしょう…適量、オリーブオイル…大さじ2
作り方
(1)カリフラワーは薄切りにしてから食べやすい大きさに分ける。
(2)グリーンオリーブ、ケイパー、イタリアンパセリ、セルフィーユはそれぞれみじん切りにして、ボウルに入れる。オリーブオイル、黒こしょうを加えて混ぜる。
(3)器に(1)を盛り(2)をのせる。
わたなべ・ゆうこ 料理家。東京・渋谷で料理教室「FOOD FOR THOUGHT」を開催。器や旬の瓶詰を扱うセレクトショップも営む。
※『anan』2017年12月13日号より。写真・長島有里枝 スタイリスト・飯田珠緒 文・吉田直子 器協力・UTUWA
(by anan編集部)