謙虚のつもりで「どうせ私なんて」と言っているなら、大きな間違い。面倒くさい自虐的な人と思われているかもしれません。非モテ状態を作っているのは、日常的に使う言葉。話す言葉が変わると、魅力がアップして男性からの注目度も変わってきます!
文・沙木貴咲
「どうせ」「私なんて」という呪いの自己暗示
謙虚は美徳といいますが、自虐とはき違えると「面倒くさい人」になってしまいます。もし、謙遜しなくてもいいシチュエーションで、つい「どうせ」「私なんて……」と言えば自分の価値を下げるだけ。みずから恋下手の道を突き進んでいるかもしれません。
誰かから指摘されたわけでもないのに、みずから「どうせ私なんて」と卑下する人は、自分で自己評価を落としています。それは、他人から認められるべき魅力があっても、わざと否定してみんなにも認知させるのと同じ。デメリットしかありません。「どうせ」には、「好ましくない状態・諦め・ふてくされた気持ち」という意味があり、「なんて」は軽視を意味する言葉。どっちも自分をダメにする呪いの自己暗示になってしまうんですね。
『言霊(ことだま)』という言葉がありますが、これはスピリチュアルなものであると同時に、商売やビジネスの世界でもよく使われるものです。江戸時代の商人が「客が去る」ことを嫌って、猿と「えてこう」と呼んだのもそのせい。私も以前、会社経営者の知人男性から、うっかり言ってしまった「どうせ」を注意されましたし、彼は事業が成功を願ってポジティブな言葉しか使わないと言っていました。日常的に使う言葉に、人間はものすごく左右されているんだと力説したんです。
だから、「どうせ私なんて」と卑下していたら、その通りの人間になってしまいます。自信がなく、女性としての価値も下がるでしょう。
自己肯定感が低いとモテないわけ
「どうせ私なんて」と言い続けていると、自信がなくなって自己肯定感は確実に低くなりますが、そうなると恋にも支障が出てきます。モテなくなってしまうんです。
理由は2つ。
1.自信のなさは表情や言動にも、無意識のうちにあらわれる
2.自信がない女性を恋愛対象に見る男性は少ない
自信がないとは、つまり魅力がないと言い換えられるんですね。
自己肯定感が高い女性の魅力
自虐しない自己肯定感が高い女性は、自信があることでモテます。ただ、自信があることと、上から目線で偉そうにすることは違います。自分の魅力を正しく理解して「これが私」と堂々としている。これが、本当に自信があるという状態です。
言葉で「私すごいの。見て!」と言わなくても、魅力的な女性は凛とした雰囲気を漂わせて、男性の目を惹きます。自分で自分の価値をちゃんと知っているんですね。だから、自己肯定感が高い女性は、恋愛で自分を安売りしませんし、安く買い叩いて傷つけようとする男性は、毅然とした態度で拒否します。自分を大切にしてくれる、優しい紳士を彼氏にできるんです。
自信をつける
彼氏ができない。付き合えてもツラい恋ばかり……という人は、まず自分を自虐することをやめましょう。「どうせ私なんて」という言葉は口にしないこと! そして、自分が自慢できることを紙に書き出して読み上げたり、目につく場所に貼ったりします。自己暗示は良い意味でも活用できますから、「私は優しい」「私はまじめ」と自分に言い聞かせることで、自尊心を高められるんです。
自信がついて自己肯定感が高まれば、表情や態度はガラッと変わります。自然と口をついて出る言葉も変わりますし、男性からの注目度も違ってくるでしょう。モテは自分を見直すことで作り出せるんです。
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