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ローランド流は運を信じない。自ら幸せをつかみにいく方法
「成功したときは運やジンクスのおかげではなく、自分の力だったと思いたい」と話すローランドさん。幸せをつかむためのマインドを名言とともにひもときます。
継続できたことが自信、そして成功につながる
──ローランドさんは運や占いを信じないとお聞きしました。
「何かを成し遂げたら100%自分の力だと思いたいし、ミスをしたら100%自分の責任だと思えるほうが僕には向いている。そういう考えで占いや願掛けを一切しないんです」
──なにかに頼らず、自分の力で成功していくのは簡単なことではないと思います。そのためには、どういったことから始めたらいいのでしょうか?
「よく『サクセスするためのコツはなんですか?』と聞かれるんですけど、そういう人って成功した人には裏技や近道があると思っているんですよ。でも、売れるコツはそれを聞かないこと。ありきたりかもしれないですけど、がんばる以外に選択肢はないんですよね。だから成功する秘訣は努力することで、努力し続けるコツは継続すること」
──自分で幸せをつかむために、大事だと思うことはありますか?
「自分に『俺はできるんだぞ』と証明していくこと。もちろん周りにも証明する必要はありますけど、まず自分自身に示さないと自分を好きになれないですから。自分のファンでい続けること、そして根本的に負けず嫌いなことが、僕にとってのモチベーションになってきたのかなと思います」
──富や名声を手に入れてきたローランドさんにとっての“幸せ”とは、どういったものでしょうか?
「ものすごく簡潔に言うなら、生まれ変わっても自分に生まれたいと思える人生を送れているなら、幸せなんじゃないかなと。みなさんが生まれ変わったときに自分以外のだれかになりたいと思うなら、もしかしたら幸せはもう少し手を伸ばした先にあるのかもしれません。お風呂に入ったときにでも胸に手を当てて確かめてみてください(笑)」
ローランド語録から見る「運のつかみ方」
これまで数々の名言を生み出してきたローランドさん。そんな“ローランド語録”から、今回は5つの言葉をピックアップ。自分の手で幸せをつかむためのヒントがきっと見つかるはず。
自信を持てとは言わない。自信のあるふりをしてみな
「寝られないときに寝なきゃと思うと、逆に眠れなくなることがあるじゃないですか。でも寝たふりならだれでもできますよね。それと一緒で、自信を持とうと思うと力が入りすぎてしまうけど、自信のあるふりならみんなできる。それが本物の自信になることもあるので、僕は自信を持てない自分を責めたことは一度もないんです」
人のSNSは見るな
「SNSを開いて同年代の子が高いバッグを持っていたら、目の前にあるお気に入りのバッグがチープに見えてしまうかもしれない。でもそれってすごくもったいない。自分がいいと思うなら、周りと比べずそれを大事にすればいいんです。エゴサをする人もいるけれど、命を削ってまで見るべき景色はスマホの中にはないですよ」
笑われる夢のほうが叶える価値がある
「笑われるのは突拍子のない非常識な夢だっていう証拠。夢が大きくて損はしないし、それを狙うことはタダなんです。僕は『夜王』という漫画に出てくるホスト・聖也に憧れて、それをいろんな場所で発信し続けたから、今回の本につながった。夢を持つことと同時に、それを言葉にしていくことも重要だと思っています」
星占いとか、最下位だと逆に燃える
「逆境で燃えるタイプなので(笑)、過去に占いの順位がよくなかったときに『これに勝ったら占いなんて関係ないことを証明できる』と思って。結果いいことがあって、やっぱり自分次第なんだと気づけた。1回できれば予防接種のように半永久的に気にしなくて済むので、みなさんも一度戦ってみるといいのかもしれません」
才能がないこともひとつの才能
「僕も天才には憧れますし、周りにも羨ましくなるような才能を持った人はいます。でもそういう人って壁にぶち当たったときに、自分以外のせいにすることが多い。僕は凡人だからこそ、ミスをしても自分のせいだと思えるし、努力を続けてこられた。ただ、たまにいる努力できる天才にはどうやっても敵わないですね(笑)」
漫画『ローランド・ゼロ』発売中!
ローランドの生きざまが漫画に! しかも作画は、ホストマンガの金字塔『夜王』の作者である井上紀良先生。夢に破れた少年が伝説のホスト「ローランド」として成り上がっていくまでの物語。(¥990/宝島社)
PROFILE/ROLAND(ろーらんど)
1992年7月27日生まれ、東京都出身。18歳でホストとして働き始める。数々の記録や名言が注目を集め、多数のメディアに出演。2018年の現役引退後は美容や飲食業を中心に、実業家として活動している。