いよいよ始まる、梅雨。
すでに、雨の日の湿気に悩まされている方も多いですよね。そんななか、とくにダメージを受けやすいのが靴です。雨の日の外出後、靴を濡れたまま放置しておくと傷み・劣化の原因に。そこで今回は、梅雨時期ならではの靴の正しいお手入れの基本をご紹介いたします。
外出前に防水スプレーで撥水効果を高める
【デキるOLマナー&コーデ術】vol. 99
雨の日にレインシューズ以外の靴を使用する場合は、靴がすぐに傷みやすくなってしまいます。なので、お出かけ前は必ず防水スプレーで撥水効果を高めましょう。
できれば防水スプレーは直前ではなく前日の夜に済ませておく方がベターです。防水スプレーは乾いた段階で撥水効果を高めます。なので、スプレーが乾かないうちに外出すると防水効果の意味がなくなってしまうのでお出かけ前の直前ではなく前日の夜、最低でも30分~1時間前にかけておくと良いです。
また、レインシューズの代わりにエナメル素材のパンプスを利用する方も多いですが、エナメル素材に関しては防水スプレーをかける必要はありません。もともと撥水加工が施されているので、使用後は水分を拭き取り、気になる汚れにはエナメル専用クリームで拭いて通気を良くしておくだけでOKです。防水スプレーをかけてしまうとシミの原因にもなるので気をつけてくださいね。
帰宅後、水分を拭き取り、換気する
帰宅後に濡れた靴をそのまま放置するのはニオイ・カビの原因にもなるので厳禁です。できるだけ早い段階で靴の水分を拭き取りましょう。柔らかい布で汚れと水分を拭き取り、シューズキーパーで形を整えつつ、通気性の良いところに陰干ししておいてください。
水分を取るために新聞紙を入れる対処法が知られていますが、新聞紙では靴本来の形をキープできなくなるうえに水に濡れたインクがインソールに写ってしまうこともあるのであまりオススメしていません。
私の場合は、帰宅後にインソールにキッチンペーパーを詰め込んで、表面を柔らかい布で拭き、30分放置します。インソールがある程度乾いた段階でシューズキーパーに変えて、風通しのよい場所で靴を立てかけて置いています。
ドライヤーで乾かすは絶対NG!
「時間をかけて乾燥させるよりもドライヤーの熱風を当てたほうがすぐ乾くんじゃないの?」と、思いがちですが、濡れた靴を乾かすためにドライヤーで熱風を当てることは絶対にNGです。熱風を当てると急激な温度変化によって靴の素材が縮んでしまったり、ヒビ割れが入る恐れがあります。
それでもどうしても今日中に靴を乾かしたいという場合は、靴の中に乾燥剤とキッチンペーパーを入れて水分をある程度乾かしたうえで、タオルで靴を包み、その上から冷風のドライヤーもしくは扇風機を遠くから当ててください。時間はかかりますが、放置するよりも早く乾きます。
できれば同じ靴は連日履かない
基本的に靴は2日以上連続で履かないことをオススメしています。とくに水に濡れて消耗してしまった靴は普通の靴よりも傷みやすく劣化しやすい状況にあります。完全に乾いていないのに、履いてしまうと雑菌も増えてムレ・ニオイにも繋がりますので、できれば一度履いたら、2日以上は安置しておきましょう。一足、一足を大切に扱うことで、靴はよりいっそう長持ちするのでぜひ参考にしてみてくださいね。