人付き合いが苦手な人には、どのような特徴が見られるのでしょうか? インタビューやお芝居で、普段から多くの人と交流があるシナリオライターの前田郁さんにまとめてもらいました。
あなたは人付き合いが上手い方ですか? それとも苦手な方ですか?
今回は、人付き合いが苦手な人の特徴を紹介していきます。
(1)「嫌われたくない」という気持ちが強い
人付き合いをしていると、そんなつもりはなくても相手の気分を害してしまうことがあります。
そんな時、嫌われること恐れる気持ちが強いと、「ちょっとでも嫌な顔をされるのが耐えられない」と、人付き合いにブレーキをかけてしまうようです。
(2)気を使い過ぎる
人付き合いが苦手な人は、相手のことを考え過ぎるあまり、自分から近づけなくなってしまいがち。
「今話しかけたら仕事の邪魔かな?」「LINEしたら迷惑かな?」などと考え過ぎて、消極的になってしまうからです。
自分の憶測だけでがんじがらめになってしまわないよう、もう少し肩の力を抜いてもいいのかもしれません。
(3)状況判断ができない
相手のことを考え過ぎるのとは逆に、人付き合いが苦手な人の中には、相手の都合は一切考えずに突っ走る人もいます。
適切な状況判断ができないことが重なると、周囲から「接しづらい人」のレッテルを貼られてしまいます。
(4)傷つくことが怖い
どんな年齢、どんな環境であっても、人付き合いの中で時には傷つけてしまったり、傷つけられたりしながら暮らしていくものです。
「傷つきたくない」という気持ちが強いと、ガードを固くして、1人で内にこもってしまうこともあるでしょう。
そうすると、確かに傷つくことはなくなるのかもしれませんが、人と関わることへの苦手意識が余計に高まってしまうかもしれません。
人付き合いが苦手なのは悪いことだけはない
コミュニケーション能力が高いことが良いとされる現代社会では、人付き合いが苦手であることはネガティブに捉えられがちです。
でも、人付き合いが苦手であっても洞察力がすばらしかったり、企画力に長けていたり、事務処理能力が高かったりなど、当たり前なことですが誰しも長所を持っているものです。
人付き合いが苦手なことで損をする面もあるとは思いますが、自分なりのペースややり方で、互いにないものを補い合っていけば、人と人との良い関係は築いていけるのではないでしょうか。
(前田郁)
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