既製服は体にジャストフィットしていなくても、着こなしのアレンジ次第でサマに見える。けれど、靴のサイズに限っては、サイズが少し合わないだけで買う気にすらならなくなってしまいますよね。しかも靴のサイズは合っているのにデザインが違うだけで、パカパカしたり窮屈に感じたり…。市販のものから自分にぴったりのたった一足を見つけるのはとても大変です。そこで今回は、足のタイプ別にフィットしやすい靴の選び方と、サイズが合わない時の対処法についてご紹介します。
イラスト、文・角侑子
【スタイリストの体型カバーテクニック術】vol. 64
足が甲高・幅広な方
多くの人が靴を履くと痛い、合わないと感じた時に「私は幅広で甲高」と思われがちですが、これは意外と間違っていることが多いです。足が痛い=足幅が広いと断定できないのは、痛みの原因が、大きな靴を合わせていることで靴擦れが生じている場合もあれば、足指の長さ、土踏まずがあるかないかの問題などさまざまな要因を持っているからです。自己判断で幅広と断言されている方はまず一度、専門店で足のサイズを正しく測ってもらい、ご自身の足の特徴を細かく把握しておくと良いでしょう。
そのうえで足の甲が高く、幅が広い方は、当然ではありますが足幅が広くとれる履き口が浅めのパンプスが比較的履きやすいです。人気のポインテッドトゥタイプはどうしても痛みを感じやすい場合があるので、デザイン性を求めるなら幅広さん向けに展開しているシューズブランドさんで見繕うのが一番です。甲高・幅広さんでも履きやすく、美しいレッグラインを引き出してくれるオススメのブランドは「PELLICO」(ペリーコ)と「COLE HAAN」(コールハーン)。ぜひ、迷ったらこちらのブランドを試しに挑戦してみてください。
甲薄・幅狭な方
甲の厚みが薄くて、足幅が狭い方は平均サイズよりも足が小さいため、サイズが大きめに作られている市販の靴が合わないことが多く、すぐ踵が脱げてしまったり、足幅が余ってつま先に重心が行ってしまい、指が痛く感じることが多いですよね。できれば、サイズの小さい方向けに展開している有名シューズブランドの専門店に行かれると良いでしょう。『銀座かねまつ』、『銀座ヨシノヤ』は、日本人の足に合う靴が見つかりやすいことでも有名なのでぜひ、足を運んでみてください。それでも手持ちの靴をうまく履きたいという場合は仕込みが必要になります。
一番最初に対応すると良いのは、厚めのインソールと、滑り止めのかかとシールを貼ることです。それでも靴の中で足が動いてしまう感覚があれば、つま先にインナークッションを詰めましょう。このほか、土踏まずにフィットするクッションもあるので、部分別にいくつか購入をし、靴とのフィット感をご自身で調整してみてください。
個人的にオススメしているのは、インソールをオーダーメイドで作ることです。インソールといってもオーダーメイドなので価格帯としては1万円前後のものから高いもので3万程度するものもあります。しかし、靴そのものをオーダーメイドするよりもコスパはよく、これまで合わなかった靴もインソールのおかげで履けるようになる可能性もあるので、まずはお気に入りの手持ちの靴に専用のインソールをオーダーしてみてはいかがでしょうか?
履き心地にこだわって
靴選びは妥協せずこだわりを持つことが大切です。そして靴を選ぶ前に、本当に自分に合う靴とは何かというのを知るためにもご自身の足の特徴を調べておく必要があります。今回のポイントを参考にぜひご自身にぴったりといえる靴、もしくはそれに近い履き心地を追求してみてくださいね。
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