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カラダの不調は“下がり腸”のせい? アレの形でチェック!

なんだかカラダが不調だな…と感じているあなた。知らぬうちに“下がり腸”になっているかも…?

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腸の働きを活性化させるためには、“腸の位置”にも要注目。

「人間の体内にある臓器の中で、実は腸はとても下垂しやすいんです。というのも、腸は長さが7~9mと長く、ずっしりと重いわりに、まるでブランコのように左右の両端が固定されているだけ。しかも、女性は男性と比べて、腸腰筋をはじめとする腸を支える周辺の筋肉が、そもそも脆弱。下がった腸には便など老廃物がたまりやすく、肌荒れ、むくみといった様々なトラブルを引き起こします」(美腸ナース・小野咲さん)

そこで大切なのが、エクササイズで腸を正しい位置に上げること。

「下がった腸を元に戻し、筋トレでキープ。巡りがよくなり、腸の中からキレイになれますよ」

下がり腸かどうかをチェック!

【おへその形が横広がり】
これは小腸を中心に、おへその裏側にある臓器が下垂して、おへそも押し下げてしまっている表れ。一方で、腸が上がっている人は、おへそが縦長。数字の「1」のように見えれば健全。

【下腹部が冷たい】
臓器の働きが悪いとその箇所が冷えて、皮膚の上から触っても冷たいことがわかる。おへその下あたりに手を置き、冷たかったら、腸が下がって機能が低下している可能性あり。

いかがでしたか? 下がり腸の可能性があった人は、腸の動きをよくして老廃物を流し、腸が上がりやすい土台を作る準備運動として、「腸をねじる」エクササイズと「腸を圧迫して刺激」するエクササイズを実践してみましょう!

「腸をねじる」エクササイズでは、腸と連動する腸腰筋と腹横筋を縮めたり、伸ばしたりすることで、ぜん動運動を促進。さらに、「腸を圧迫して刺激」するエクササイズで、腸腰筋を圧迫して、腸にたまった老廃物を流します。

腸をねじるエクササイズ(腹式呼吸で3セット)

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【1】脚を閉じ、膝を立てる
床に座り、脚をそろえて膝を立てる。上半身は少し後ろに倒して、手で支える。体勢が整ったら、腹式呼吸を意識しながら、5秒ほどかけて息を吸う。

【2】脚を倒し、上半身を反対側にねじる

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息を吐きながら脚を右側に倒し、同時に上半身をウエストから左へねじる。お腹がペタンコになるまで息を吐く。元の位置に戻り、反対も同様に、【1】と【2】を3セット行う。

※腹式呼吸…お腹を意識しながら行う呼吸法。鼻から5秒で息を吸って、お腹がパンパンに膨らむように空気を入れたら、口から10秒で息を吐いてお腹をペタンコに凹ませる。

腸を圧迫して刺激するエクササイズ(腹式呼吸で3セット)

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【1】椅子に浅く座る。足は肩幅より広く
椅子に浅く腰かけ、肩幅より少し広めに足を開く。背筋を伸ばして、手のひらはももの上に。この体勢で、お腹がパンパンに膨れるように息を吸う。

【2】左右の腸腰筋を意識しながら反対側のくるぶしを触る

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息を吐きながら、お腹を左にねじりつつ上半身を倒し、右手で左足のくるぶしを触る。そのままお腹がペタンコになるまで息を吐く。反対も同様に、【1】と【2】を3セット行う。

小野 咲さん 美腸ナース。日本美腸協会代表。便秘外来にて看護師として従事した経歴を持つ。著書は『下がらないカラダ』(サンマーク出版)など。

リーフ柄タンクトップ¥5,900 タイツ¥7,900(共にナージー/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133)

※『anan』2018年7月25日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・ケルクハナ イラスト・山中玲奈 高田理香(筋肉図) 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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