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[第107回]スマホで簡単支払い「非接触決済」。オトクなアプリはどれ?

Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ、LINE Pay、d払い、Origami Pay、はまPay、YOKA!Pay、pring...。

Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ、LINE Pay、d払い、Origami Pay、はまPay、YOKA!Pay、pring...。

これらは、スマホでの非接触決済アプリで、現金やクレジットカード・電子マネーのカードを持ち歩いていなくても、スマホさえあれば料金を支払えるサービスです。

Apple PayとGoogle Payはかざして支払うタイプ、それ以外はQRコードやバーコードを読み込んでもらったり、提示されたコードを読み込んだりすることで支払うタイプです。

スマホだけで支払える理由は、それぞれのアプリに銀行口座やクレジットカードを登録するからです。端末にかざしたり、QRコードを読み取ったりすることで、登録済みの銀行口座やクレジットカードから支払われる仕組みとなります。

さまざまな非接触決済アプリがありますが、今回はその中からポイントをおトクに貯めて使えるアプリを3つ紹介しましょう。

楽天ペイ(アプリ決済)は0.5%のポイント+クレカのポイント

まずは、楽天ペイ(アプリ決済)。楽天ペイのアプリをダウンロードし、楽天IDでログインします。支払方法として、楽天カードまたはVisa・Mastercardのクレジットカードを登録。これで設定は完了です。

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ローソンなどの楽天ペイ加盟店では、楽天ペイを起動すると表示されるバーコード(加盟店によってはQRコード)を読み取ってもらいます。これで登録済みのクレジットカードから支払われ、クレジットカードのポイントが貯まります。

また、クレジットカードのポイントとは別に、支払額200円(税込)につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。つまり楽天カードを登録した楽天ペイで支払った場合は100円(税込)につき1ポイントと200円(税込)につき1ポイントの合計1.5%のポイントが貯まるということです。直接楽天カード(1%)で支払うよりもおトクですので覚えておきましょう。

さらに楽天ペイが便利な理由は、楽天スーパーポイントを使える点です。楽天市場などではさまざまなキャンペーンが実施されており、ポイント5倍、10倍も当たり前。ここで問題になってくるのが、キャンペーンで貯まる期間限定ポイントです。期間限定ポイントは数週間以内に使わないと失効する場合もあり、送料などを考えながら楽天市場などで利用するのは大変です。

しかし、楽天ペイを起動し、「ポイント/キャッシュを0まで使う」にチェックを付けて、ローソンなどの楽天ペイ加盟店でバーコードを提示すると、期間限定ポイントから自動的に消費されていくのです。店員さんに「ポイントを使ってください」という声がけせずにポイントを使えて便利ですよ。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

d払いは0.5%のポイント+クレカのポイント

今年4月に開始したd払い。ドコモのQRコード・バーコード決済サービスです。

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基本的には楽天ペイと同じ仕組み。違いは、ドコモ利用者の場合、dアカウントでログインすると電話料金合算払いが標準となります。

新たにクレジットカードを登録する作業なども不要で、支払った金額が電話料金と合算されて支払われる仕組みです。電話料金をクレジットカードで支払っていれば、クレジットカードのポイントも貯められます。ドコモ利用者以外の場合は、電話料金合算払いを利用できないため、クレジットカードを登録して利用します。

d払いでの支払い時には200円(税込)につき1 dポイントを貯められるのも楽天ペイ(アプリ決済)と同じ。また「dポイントで払う」にチェックを付けておくと「期間・用途限定」ポイントの利用も可能です。

楽天よりも使い先が少ないdポイントの消費に困る場合もありますが、こちらも「dポイントで払う」にチェックを付けていれば「ポイントを使ってください」と言う必要もありません。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

LINE Payは最大5%のポイント

楽天ペイ(アプリ決済)とd払いは後払いサービスでした。LINE Payは基本的に前払いとなり、銀行口座やコンビニで事前にチャージして利用します。Suicaやnanacoなどの電子マネーを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

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このLINE Payでは今年8月から大きくポイントサービスが変更されます。LINE Payでの決済時には前月の利用額や送金実績に応じて最大2%のLINEポイントを貯められるようになり、ローソンなどのコード決済対象店では、1年間限定ですが3%のLINEポイントも獲得できます。つまり、最大2%のLINEポイントと3%のLINEポイントを獲得できるわけですから、合計5%のLINEポイントが獲得できるというわけです。

このLINEポイントはLINE Pay残高に1ポイント=1円としてチャージできますが、楽天ペイ(アプリ決済)やd払いと同じようにコード決済画面にある「LINE Points」をONにスライドさせると、LINEポイントをそのまま利用できます。

QRコードやバーコード決済サービスは、使うと便利なのですが、なかなか使うメリットがありません。しかし、これらの3つのサービスは通常のカード払いよりもポイントが多く貯まり、貯まったポイントも支払に充てられるオプションがあり、おすすめです。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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