結婚と離婚を経験した著者だからこそわかる【結婚に進みやすい恋に共通すること】とは? 似た者同士がベストではないし、リーダーシップのある彼についていくのが良いとも限りません。結婚は何十年と続くものだけに、夫婦になれるカップルには特徴があるのです。
結婚に進みやすい恋に共通すること3つ
結婚に進む恋愛には共通点がいくつかあります。恋人同士としてのラブラブ感と、夫婦として長く安定する関係はやっぱりちょっと違うのです。
1.「似ている」と「似ていない」のバランスが良い
恋をするなら似た者同士が楽しいですが、結婚まで進むのは「似ていない部分」を持ち合うカップルです。
それは、結婚では夫婦二人の力を合わせてオールマイティーに何でもできる状態がベストだから。似た者同士は欠点も同じなので補い合えず、二人で力を合わせてもできないことがどうしてもあるのです。似たところがある一方でまったく違う部分があるカップルのほうが、関係性としてはバランスが取れているでしょう。
つまり、結婚まで視野に入れるならすべて同じじゃなくていいということ。自分が文系なら理系の彼氏と付き合ったり、自分が熟考しやすいじっくり派であれば、瞬発力のある行動的な男性に目を向けたりするといいでしょう。結婚に進みやすくなります。
2.「何にお金を費やすか」の基準が同じ
結婚の条件として“金銭感覚が合う人”がよく挙げられますが、これは噛み砕くと「何にお金をかけて、何に節約したいかの基準が同じ」です。他人の目にはかなり偏ったお金の使い方に映っても、夫婦が同意できれば問題ありません。
食事にはお金をかけたい。ファッションはお金がかかって当然。住まいは寝られればいいから安くていい……そんな感覚が同じ相手とは一緒に生活しても違和感がなく、揉めることもありません。
また、これからは将来のためにお金を貯めるのか、それとも投資するのか? あるいは結婚後の女性はフルタイム勤務がいいのか、パートタイムで働くのか? といった価値観も等しいと結婚後もうまくいくはずです。
夫が趣味にお金をかけすぎて夫婦げんかになることは珍しくありませんし、妻の働き方が夫婦仲を左右する例も最近は多くなっています。恋人同士だとお金の話はそれほどしないでしょうが、何となくでも結婚を視野に入れたなら、彼の考えを聞いてみるといいでしょう。
3. 関係の主導権がひとりに偏っていない
結婚は何十年と続く人生の大きな要素なので、関係の主導権がひとりに偏っているといずれ息切れを起こします。「何でもかんでも私に決めさせないで。あなたも考えてよ」と疲れてしまったり、「ずっとあなたの判断に任せていたけれど、私にだって考えがある」と主張したくなったりするのです。
特に、子どもの教育方針やマイホーム購入、親の介護ではお互いの意見を述べ合うことが大事。どちらか一方だけに決定権が偏っていると揉めやすく、不満も出やすくなります。
恋人同士として付き合っているうちから、彼氏・彼女どちらからもデートの提案があり、同じくらい主張する関係が結婚に進みやすいでしょう。
幸せな結婚を実現するには
結婚はとにかく長く続くので、風通しのよい夫婦関係を築くことがとても大事です。私は結婚と離婚を経験していますが、問題が起きたときに感情的にならず話し合いができるかどうかが、実は何より重要だと思っています。
男性には気まずくなるととにかく謝って場を乗り切ろうとか、しばらく姿をくらませて時間に解決させようとする人が少なくありません。でも、こういうタイプは結婚相手としてかなり手こずるのです。問題は根本解決せず、仲直りもしづらいので彼氏止まりと考えたほうがいいでしょう。
得意分野が違い、金銭感覚が似ている人とはひとつ屋根の下に暮らしてもうまくいきますが、話し合いで問題解決ができることが大前提です。彼氏選びのときはそのあたりも見るといいかもしれません。
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※ 2021年3月31日作成