“いつものセックスを、よりいいものにしたい!”という思いは、きっと誰しもが持っているもの。でも、どうすればいいの…!? そこでここでは、より快感を得やすい体を作るために普段から実践したいトレーニングをご紹介します!
“気持ちのいいセックス”を手に入れるためには、「相手頼みにせず、自分で自分を高めることが何より大事」と、作家、心理カウンセラーの渡辺ひろ乃さん。
「セックスは人それぞれ、盛り上がるシチュエーションや感じる場所、やり方が違うものです。それゆえ、相手まかせにしていると、気持ちよさや楽しさまでもが相手によって左右されてしまい、自分が望む快感を得られない結果に終わることも。だからこそ、より高い満足度を得るためには、“自分の気持ちよさは自分で作り出し”て、セックスに主体性を持つことが不可欠になります」
とはいえ、もちろん、パートナーとのコミュニケーションも重要。
「最中だけでなくデートの段階から、お互いに気持ちや感度を高めるようなスキンシップや、安心してセックスに臨むために必要な会話をすることも大切です。少し意識するだけで、より気持ちのいいセックスへと導けますよ」
それでは、さっそくトレーニング方法をご紹介します。日々の努力の積み重ねが、いいセックスにつながるもの。寝る前などに取り入れてみて。
ふくらはぎの筋トレ
「女性がイクときには、ふとももの内側にある内転筋に力が入り、足先までがピンと伸びます。その状態を自身で誘発することができれば、イケる可能性がグッと上がりますよ」。そのためには、脚を伸ばした状態をキープできるよう、ふくらはぎの筋肉をしっかりと鍛えることがポイント。「階段や台などに両足のつま先を置き、かかとを上げたり下げたり。これを毎日、何度か繰り返してください」
土踏まず、ふくらはぎをマッサージ
いきなり脚を伸ばそうとすると、土踏まずやふくらはぎがつってしまうこともあるので注意が必要。「それでは、せっかくのいい雰囲気も台無しになってしまうので、普段からほぐしておくことが大切です。手の親指を使って土踏まずをイタ気持ちいいくらいの力で押したり、ふくらはぎは下から上に流すようにしながら刺激してみてください。足裏が硬い人は、特に念入りに行うといいでしょう」
スクワットで骨盤底筋を鍛える
挿入時の快感を左右するもののひとつに、膣を締める力がある。「膣の引き締めには、骨盤底筋が関係しています。筋肉量が多くなることで男性器を締める力が強まり、オーガズムを得やすくなります。自在に筋肉を収縮できるようになれば、男性の気持ちよさも上がりますよ。でも、日本女性は骨盤底筋が弱いといわれているうえ、使わないと衰えてしまう。スクワットをして、しっかり鍛えましょう」
自分のセックスを考えてみる&瞑想する
体だけでなく、マインド面でも事前に準備をしておくことが大事だと渡辺さん。「自分が感じるセックスをするためには、まず、“どんなセックスがしたいか”ということを見つめ直し、明確にすることが大切です。そうして発見した答えを追求するためには、相手を意識しすぎないことや、合わせすぎないことも必要。最中でも自分に集中できるように、日頃から瞑想を習慣にするのがおすすめです」
渡辺ひろ乃さん 作家、心理カウンセラー。世界性愛事情評論家として、テレビやラジオなどで活躍。『女のSEX手帳』(データハウス)、『世界一のオトコを探す旅』(幻冬舎文庫)など、著作多数。
※『anan』2018年8月15・22日号より。イラスト・KAZMOIS 取材、文・重信 綾
(by anan編集部)
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