運動不足が続き、体のゆるみやだるさだけでなく、特に「お腹だけ脂肪がついてきた…」と感じていませんか? お腹の凹ませにはきちんと運動することが大切ですが、「ハードな運動は苦手」という方も少なくないはず。そんな方こそ習慣に採り入れたいのがピラティスの簡単エクササイズ【ハンドレッド】です。数あるピラティスのエクササイズの中でも“最も腹筋に効果的”と言われています。
【ハンドレッド】
ぽっこりお腹の原因となる「腹横筋」を主に強化できるエクササイズで、続けていくほどにお腹周りがスッキリ。さらには内臓のマッサージ効果も期待でき、便秘予防にもつながります。
(1)仰向けに寝て、両ひざを曲げる
(2)ひざを持ち上げ、ひざを直角に曲げる
(3)息を吸ってお腹を薄くし、お腹を薄くしたまま息を吐きながら上半身を起こす
(4)息を吸って、吸って、吸ってを3回、息を吐いて、吐いて、吐いてを3回行いながら両手を上下に動かす ※10回繰り返します
|実践時に注意するポイント
期待する効果をきちんと得るためには「骨盤が前傾したり、後傾したりすることなく、ニュートラルなポジションにキープすること」、「お腹と背中の位置をキープすること」の2つがポイント。特に、続けていくうちにお腹の位置が下がってきたり、背中が曲がってきたりしてしまいやすいので、注意しましょう。
▲手を動かす意識が強すぎて肩に力が入ってしまうと、お腹に力が入らなくなるので注意
▲上半身にひざが近すぎたり、遠すぎたりするのもNG。ひざの直角がキープされていることにも意識を向けましょう
「腹横筋」が強化されると、お腹痩せが叶うだけでなく、便秘や冷え性を予防できたり、姿勢の改善につながったりと良いこと尽くし。お腹ぽっこりが気になる方はぜひ習慣化してみてくださいね。<text:ピーリング麻里子 photo:カトウキギ ピラティス監修:Minami(WECLEインストラクター/インストラクター歴3年)>