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[第109回]実はこんなにある!「web明細」のメリット

「web明細」サービスってご存じですか? クレジットカードを利用すると、通常は紙の明細が郵送されてきます。この明細を見ると、いくら使ったのか、どこで使ったのかわかりますね。

この紙の明細をwebで見られるサービスが「web明細」です。紙の明細の方が見やすいと思う方も多いと思いますが、web明細のメリットもあります。

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web明細にすると早く明細を確認可能

web明細にした場合は、紙の明細を見るより早く確認することが可能です。そのため、今月は使いすぎたのでちょっと使うのを控えようと言うことも考えられます。最近ではweb明細を見るアプリもあり、一度ID、パスワードでログインすると、オートログイン設定などもできます。

また、クレジットカードの怖いのは使いすぎだけではありません。身に覚えのない利用がある場合です。紙の明細で「こんなの買ったかな?」と思っても、紙の明細に掲載されているような数か月前のことはあまり覚えていないものです。

しかし、web明細の場合は、確定前の情報、つまり直近の利用状況も確認できるため、使っていない明細はすぐに確認することが可能です。

これだけでもweb明細にした方がいいことがわかりますね。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

ポイントを獲得できるクレカも

前回(※)紹介した、ビューカード。これはweb明細にして紙の明細を停止すると50 JRE POINTを獲得できます。50円分ですから年間600円分。何もしないで600円分のポイントを獲得できるのは大きいですね。

イオンカードもweb明細でポイントを獲得できます。毎月10ときめきポイント(10円分)を獲得できますので、年間で120円分のポイントになります。イオンカードは年会費が無料ですから、120円分のポイントがまるまるおトクというわけです。イオンJMBカードの場合は、貯まるポイントはときめきポイントではなくJALのマイルが5マイル貯まります。

その他、ファミマTカードも10 Tポイント獲得できます。TポイントはYahoo!ショッピングやファミリーマートなどでも利用できるため、毎月10円分を獲得できるのは大きいですね。

ただし、注意しなければならないのは、基本的には利用がある月のみポイントを獲得できるということです。今月クレカのショッピング利用がなかった場合、明細が出てきませんのでポイントも獲得できません。年会費無料だからと、たくさんカードを持っていたとしてもポイントは獲得できないのです。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

明細が有料化する場合も

これまで紹介したカードは、web明細にしてもらうことで、利用者にもメリットを与えようというカードです。web明細にすることで、カード会社は郵送費や印刷費などがなくなるわけです。その分、利用者に還元しようという優しいカード会社となります。

しかし、紙の明細を有料化するカード会社もあります。少しずつ増えていますので、カード会社からの案内通知はよく読むようにしてください。

気がついたら、80円や90円が毎月取られている場合もあり、年会費が無料なのに、web明細にしていなかったためにマイナスになるなんてこともあります。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

web明細+銀行口座引落で2重ポイント

最後におトクワザ。以前紹介した、銀行でポイントを貯める方法との合わせワザです。

銀行によっては、クレジットカードの引落口座に設定すると、1件あたり数円程度のポイントを獲得できる場合があります。詳しくはこちら(※)。

たとえば、ファミマTカードを使い、引落口座にスルガ銀行dポイントクラブ応援バンクを指定すると、web明細で10 Tポイント(10円分)、口座振替で5 dポイント(5円分)の合計15円分のポイントを貯めることができます。一度設定するだけで、後は毎月15円分のポイントが自動的に貯まっていきますよ。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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