コスメ&メイクライターの古賀令奈です。「若く見られたい」「いまどきのメイクがしたい」とがんばるほど、仕上がりに違和感を覚えることが。若見えを狙って失敗しやすいNGメイクと改善方法についてお伝えします。
NG1:ツヤを超えて脂っぽい?「ギトギト系やりすぎツヤ肌メイク」
ツヤは若々しさを印象づける大切な要素ですが、やりすぎはNG。顔の至るところが光っていると、ツヤでなくテカリと捉えられてしまいます。
こちらはツヤタイプの下地やクッションファンデーションなどを使い、ツヤたっぷりに仕上げた状態です。顔全体が光っていると、ギトギトした脂っぽい肌に見えてしまいます。
品のあるツヤ肌に仕上げるコツは、質感にメリハリをつけること。肌全体はセミマットに整えて、ハイライトはポイント的に入れましょう。
頬骨の上、鼻筋にハイライトでツヤを仕込むと、清潔感のあるフレッシュな印象に整います。
ハイライトのおすすめは、シャネル「ボーム エサンシエル」(税込6,050円)。
ペルルセントは青みのある輝きを放ち、肌にツヤと透明感をプラス。指にとって塗るだけで、簡単にみずみずしいツヤが宿ります。
NG2:やりすぎ感が…「全面ラメのギラギラアイメイク」
ラメが好きだからといって、まぶた全体に入れていませんか?ラメは顔を華やげてくれるものの、塗る箇所が広すぎると安っぽい印象になってしまいます。
こちらはまぶた全体にラメを塗った状態です。ギラギラとしたイメージになり、大人のメイクとしてはやりすぎ感が否めません。
大人のメイクでは、ラメをさりげなくまといましょう。まぶた中央にふんわりと軽くのせる程度なら、失敗なく使いやすいです。
使用したのは、キャンメイク「ジューシーピュアアイズ」13 シャンパンベージュ。
ラメの使い方次第で華やかさを調整できるベージュ系の3色パレットです。
まぶた全体にはA、目のキワにはBを入れ、仕上げにCをまぶた中央に重ねてみました。
大粒のラメなので全体に入れると大人の肌には浮いてしまいやすいですが、まぶたのもっとも高い位置に限定的に使うことで、立体感を高めながら違和感なく仕上がりました。
NG3:不自然に目立つだけかも「くっきり涙袋メイク」
近年はアイメイクの定番にもなりつつある涙袋メイク。ですが、塗る色や質感、世代によっては、厳しく感じてしまうことがあります。
大人世代の涙袋メイクでは、明るすぎる色や大粒ラメは控えたほうが無難です。色やラメの存在感が強いほど肌とのギャップが強くなり、若作り感が強調されてしまいます。